藤波貴久、今季初優勝
2008年4月26日(土)、27日(日)
決勝 |
開催地:スクアッチ
天気:土曜日/晴、日曜日/雨
気温:20℃
観客:3500人 |
2008年トライアル世界選手権第3戦が4月26日、27日にアメリカ・テネシー州のスクアッチで行われ、藤波貴久(REPSOL MONTESA HRC)が1日目に優勝し、2日目には2位に入った。2日目に優勝したのは藤波のチームメート、トニー・ボウ。ボウは、1日目には2位に入っている。
1日目、Montesa COTA 4RTに乗る藤波は最高のパフォーマンスを披露した。ラップ1の減点はわずか1点。ラップ2の減点数は8点で、1日目の合計は9点のみだった。藤波のライバルとなり得たのはボウのみで、1ラップ目の減点が4点、2ラップ目の減点が12点と合計16点で2位に入った。
藤波とボウの駆る4ストロークのMontesa COTA 4RTは、川沿いの軟らかい地面とロックセクションのコンビネーションで無敵だった。3位にはアルベルト・カベスタ二ー(シェルコ)が入り、4位はアダム・ラガ(ガスガス)となった。
2日目はウエットだった。夜間から降り続いた雨は、ラップ1の途中まで止まなかった。豪雨というほどではなかったが、雨はしとしと降り続いた。土曜日にはドライでグリップもよかったロックセクションはスリッピーになっていた。
大勢のライダーが転倒の可能性から難セクションの回避を選んだのに対して、藤波とボウは強い決意を示した。ラップ1のセクション2にトライしたのはこの2人だけだったのだ。ボウがクリーンでこのセクションを通過し、藤波が減点1に抑えた瞬間、観客から拍手喝さいが巻き起こった。
しかし、そのあと、藤波は減点5を2回立て続けに出してしまい、2日続けての優勝を逃すことになった。ラップ2が終わったときには、ボウが藤波に対して5点差をつけて、今季2勝目を飾った。藤波も2位に入り、1日目の優勝に続く好順位でアメリカ大会を終えた。
2日目に3位に入ったのはラガだった。ラガもスリッピーなウエットコンディションに苦戦した1人で、2日目の減点数は藤波より16点多かった。
今回、藤波にはもう1つ栄誉が与えられた。2日間の競技中、一番減点数の少なかったライダーに与えられるワグナー・カップが藤波に与えられたのである。藤波がワグナー・カップを受賞したのは4回目のことだ。藤波以外に過去にこのカップを受賞したライダーには、3回受賞経験のあるドギー・ランプキン(現ベータ)がいる。
3戦を終えて現在ランキングトップはボウ(74ポイント)。藤波(67ポイント)はラガ(65ポイント)を抜いてランキング2位に浮上した。
次戦はいよいよ藤波の地元、日本で行われる。第4戦日本大会は5月31日と6月1日にツインリンクもてぎで行われる。
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