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ROUND
#08
JULY 29, 2007
リザルト ポイント

ボウが今季8勝目、藤波は3位表彰台

第8戦 イギリス
2007年7月29日(日)・決勝
開催地:ホークストーンパーク
天候:晴れ
気温:26℃
観客:7000人

トライアル世界選手権第8戦イギリス大会が、'07年7月29日にホークストーンパークで開催され、Montesa COTA 4RTを駆るREPSOL MONTESA HRCのトニー・ボウが今季8勝目を挙げた。チームメートの藤波貴久も1ラップ目終了時点の4位からばん回し、3位に入って表彰台に上がっている。

第8戦 イギリス

モトクロス・コースのホークストーンパークがイギリス大会の開催地となった。今年のイギリスは、過去数年ぶりというほど雨の多い夏となっているが、トライアル世界選手権が行われた週末は久しぶりの晴天に恵まれた。金曜日までの雨による影響も、路面が砂地だったことで、ほとんどなかった。それでも土曜日の晩に再び豪雨が降ったため、セクションは濡れており、路面は軟らかくなっていた。

1ラップ目はいつものような展開となった。ボウとアダム・ラガ(ガスガス)の2人は、1つのセクションでボウがクリーンを出すとラガが減点1、次のセクションではその逆の結果、というようにお互い一歩も譲らない戦いを見せる。

1ラップ目を終えた時点で2人の差はわずか1ポイント。2ラップ目に入ると2人ともセクション5で減点5を受けた。しかしその後、ラガが3つ多くミスをしたことにより、ボウの優勝が決まった。

藤波は1ラップ目を終えた段階では4位だったが、2ラップ目ははるかにいいパフォーマンスを見せて3位でフィニッシュした。

地元のヒーロー、ドギー・ランプキン(REPSOL MONTESA HRC)は、ホームGPで世界選手権100回目の勝利を狙ったが、それはかなわなかった。ランプキンはその理由を、今大会に至るまでの準備がうまくいかなかったからだと分析している。それでもランプキンは、持ち前の集中力を発揮して5位に入った。減点数では4位のアルベルト・カベスタニー(シェルコ)と同点で、クリーンの数も同じだったため、減点1の数で順位が決まった。

8戦を終えて、ランキング首位はボウ(194ポイント)。2位にラガ(174ポイント)がつけており、3位は藤波(144ポイント)、4位カベスタ二ー(122ポイント)、5位ランプキン(119ポイント)となっている。

第9戦は9月2日にアンドラのサンジュリアで行われる。

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COMMENT

コメント

Toni Bou トニー・ボウ(優勝)
「また優勝できてうれしい。今回のセクションは比較的楽だった。それでも優勝するためにはクリーンを出さなくてはいけない。1ラップ目に難しかったセクションが2ラップ目に易しくなったり、その逆になることもあった。このあと約1カ月間の夏休みに入り、そのあとは2戦しかないので、今回優勝することが重要だった。次の大会まで少し休んで、あとはいつものようにトレーニングを続ける。トライアルは油断のできない競技だし、特に残りの2戦は気持ちを引き締めていかないといけないと思っている」
Takahisa Fujinami 藤波貴久(3位)
「今日のライディングには満足しています。でも各ラップで減点5を出したのが悔やまれます。それがなければ2位に入っていたでしょう。自分のペースで各セクションにトライしたかったので、1ラップ目は早いペースで進みました。終盤タイムペナルティを気にしていたライダーもいたようですが、それは避けたかった。ここのセクションは、乾けばとてもいい感じでした」
Dougie Lampkin ドギー・ランプキン(5位)
「今日はいい形でスタートを切れず、その状態が最後まで続いてしまった。地元で世界選手権100勝目を決めたかったので残念だ。でも、トニー(ボウ)とアダム(ラガ)のプレッシャーが大きいことは最初から分かっていた。セクション2でサンプガードがぶつかって、前のめりになってしまった。2ラップ目にはエキゾーストがマーキングテープを溶かしてしまい、減点5をもらってしまった。その後も小さなミスが続いてしまったんだ。次の大会までの休みは、ただリラックスするだけでは終わらせない。家族と一緒に過ごしたあとは、最後の2戦に向けて集中していく」
Laia Sanz ライア・サインツ(ジュニア世界選手権出場:11位)
「今日はあまりよくなかった。1ラップ目のセクション10まではいい感触があったのだけれど、そのあと、2つのセクションで続けて減点5を出した。1ラップ目に合計6回も減点5を出し、その中には最終セクションでのクラッシュも含まれている。クラッシュしたときに背中を痛め、そのあとは集中力をキープするのが難しかった。次の大会まで、ゆっくり休みたい」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#08
JULY 29, 2007
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 5 トニー・ボウ モンテッサ Honda 5 6 11 25
2 1 A.ラガ ガスガス 6 11 17 21
3 2 藤波貴久 モンテッサ Honda 15 8 23 20
4 3 A.カベスタニー シェルコ 13 17 30 18
5 4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 19 11 30 18
6 7 M.フレイシャー スコルパ 16 15 31 15
9 9 J.ダビル モンテッサ Honda 35 29 64 12
14 19 D.ジベル モンテッサ Honda 52 37 89 8
17 12 小川毅士 モンテッサ Honda 53 57 110 2
 
 

ポイントランキング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 トニー・ボウ モンテッサ Honda 194
2 A.ラガ ガスガス 174
3 藤波貴久 モンテッサ Honda 144
4 A.カベスタニー シェルコ 122
5 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 119
6 J.ファハルド ベータ 94
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