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チェコ
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ROUND
#07
JULY 15, 2007
リザルト ポイント

ボウが2位、藤波4位となる

第7戦 チェコ
2007年7月15日(日)・決勝
開催地:クラモリン
気温:34℃
観客:1000人

トライアル世界選手権第7戦チェコ大会が'07年7月15日にクラモリンで開催された。

現在ポイントランキング・トップにつけているREPSOL MONTESA HRCのトニー・ボウは、今回はアダム・ラガ(ガスガス)に続いて2位に終わったが、ポイントテーブル上では依然としてトップにつけている。ボウのチームメートの藤波貴久は、今回は惜しくも表彰台を逃して4位、ドギー・ランプキンは7位に終わった。

第7戦 チェコ

クラモリンはチェコの首都プラハから南におよそ120km下ったところにある。今週中は雨の日が続いたが、週末は快晴に恵まれ、気温が30℃台の半ばまで上がった。セクションが設けられ、視察が行われたときはウエットの状態だったが、実際にライダーがアタックした際には、セクションは乾き始めていた。

今回のコースの大半のセクションは、モトクロス・サーキットを取り囲む森の中に設けられていた。セクションに至るまでの移動用の道はドライの状態だったが、セクション自体は木の陰になっているためまだ濡れており、グリップも良好だった。

いつものように、序盤でペースを築いたのはボウとラガの2人だった。1ラップ目、2人は減点1を2回ずつ出しただけで、それ以外のすべてのセクションをクリアした。

2ラップ目、2人の差が全くないことに気づいたボウは、早くトライを終え、ラガにプレッシャーをかけることにした。しかし、第7セクションでミスを犯して減点5を科されてしまい、2ラップ目をオールクリーンで終えたラガに勝ちを譲ることになった。3位にはアルベルト・カベスタニー(シェルコ)が入った。

藤波も今回はトップの2人についていくことができなかった。1ラップ目を減点4で終えた藤波は、表彰台だけでなく総合優勝も可能なポジションにつけていたが、2ラップ目に入って大きなミスを犯してしまった。

1回目は藤波自身のミスだったが、さらに第3セクションではマシンを後退させたという理由でペナルティを科されてしまう。藤波自身としては、エンジンガードを岩の先端に乗せて、バランスを取っている状態だったと考えていただけに、残念な結果となってしまった。

ランプキンは、レース後に「今日は自分のライディングが安定していなかった」とコメント。特に問題はなかったが、いつものようなライディングができなかったというランプキンは、総合7位に終わった。

第7戦を終えた段階でのランキングは1位にボウ(174ポイント)、2位ラガ(157ポイント)、3位藤波(129ポイント)、4位カベスタニー(109ポイント)、5位ランプキン(108ポイント)となっている。

次の大会は7月29日にイギリスのホークストンパークで行われる。

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COMMENT

コメント

Toni Bou トニー・ボウ(2位)
「今日は、2位でもいい結果だったと思う。全体的にセクションが簡単すぎたので、2ラップ目のスピードはすごく速かった。僕は規定より20分も早く競技を終えてしまった。減点とクリーンの数が同じであれば、僕の方がアタックの時間が短いが故にアドバンテージになると考えたんだ。でも、2周目の第7セクションでミスをして、5点減点されてしまった。それでも今回は2位でハッピーだし、チャンピオン争いの上でも問題はない。今後も常に表彰台に上がる必要があると考えている。残りは3戦だが、チームは本当によくがんばってくれているし、現在のポイントリードはとても有効だ」
Takahisa Fujinami 藤波貴久(4位)
「今日の1ラップ目は悪くありませんでした。1ラップ目を終えて減点4なら、表彰台だけではなく優勝も可能だと考えていました。でも2ラップ目に2回大きなミスを犯してしまい、それですべてが終わってしまいました。ここのセクションはとても簡単なので、減点1や2で差がついてしまうのです。第3セクションでのオブザーバーの決定は僕にとって不利なものでした。岩の上にエンジンガードを乗せて休んでいるときに、前に傾きそうになったのでバランスを取ったら、オブザーバーに後退したという理由で減点5を科されてしまったのです。その後は自信を取り戻すのが難しくなってしまいました。気持ちを切り替えて、次戦はがんばります」
Dougie Lampkin ドギー・ランプキン(7位)
「今日は特に何が悪かったというわけではない。とにかくすべてがまとまらなかったし、スタートからフィニッシュまで調子が上がらなかった。その理由は僕自身が知りたい。1ラップ目にクリーンを出したセクションで、2ラップ目に減点5を出してしまったり、ほかのライダーがクリーンで通過しているセクションで減点5を出したりしていた。第6セクションでは巨大な岩にトライして減点5をもらうよりは減点3の方がいいと、木の周りを迂回したりもした。次は地元の大会なのでがんばりたい。地元のファンの前でライディングするのはいつもすごくうれしく思っている」
Laia Sanz ライア・サインツ(ジュニア世界選手権出場:7位)
「今日はとてもよかった。1ラップ目のトライは減点9に抑えることができたので、とてもよかった。リーダーとの差もなかった。でも、2ラップ目には減点5を出してしまった。ほかにも出してはいけないミスが何個かあったけれど、全体的にはとてもハッピーだ」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#07
JULY 15, 2007
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 1 A.ラガ ガスガス 2 0 2 28
2 5 トニー・ボウ モンテッサ Honda 2 5 7 27
3 3 A.カベスタニー シェルコ 5 3 8 26
4 2 藤波貴久 モンテッサ Honda 4 11 15 24
5 6 J.ファハルド ベータ 7 10 17 25
6 9 J.ダビル モンテッサ Honda 15 10 25 21
7 4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 16 19 35 19
11 12 小川毅士 モンテッサ Honda 29 32 61 11
12 19 D.ジベル モンテッサ Honda 39 27 66 11
 
 

ポイントランキング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 トニー・ボウ モンテッサ Honda 174
2 A.ラガ ガスガス 157
3 藤波貴久 モンテッサ Honda 129
4 A.カベスタニー シェルコ 109
5 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 108
6 J.ファハルド ベータ 85
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