開幕以来負けなしで、前日も優勝したトニー・ボウ(REPSOL MONTESA HRC)は、アダム・ラガ(ガスガス)に破れて2位に終わった。チームメートの藤波貴久は3位に入り、前日に続いて地元のファンの前で表彰台に上がった。
COTA 4RTに乗るボウは、1日目には圧倒的な強さを誇ったが、2日目はラガとの接戦となった。1ラップ目を終えた段階で、2人の減点数は9ポイントずつと同点。3番手にはアルベルト・カベスタ二ー(シェルコ)がつけ、藤波は4番手となった。
2ラップ目、ボウは減点を2ポイントにとどめたが、ラガがオールクリーンを出したため、ラガが優勝。ボウは2位となった。
藤波はカベスタ二ーと始終競り合っていたが、最終的にカベスタ二ーに4ポイント差をつけて3位に入った。
もうひとりのREPSOL MONTESA HRCライダー、ドギー・ランプキンは前日の1ラップ目、最終セクションの巨大ロックで転倒し、右手の人差し指を脱きゅうした。痛みと戦いながらトライアルを続けたランプキンは、1日目の6位に続いて2日目は7位に入った。
今回ワイルドカードで出場した小川友幸(HRC CLUB MITANI)は、中盤での転倒により負傷したが、果敢にチャレンジを続けて9位を獲得。1日目の8位に続きトップ10入りを果たした。
4戦を終えた時点でランキングトップはボウ(117ポイント)。同2位のラガ(103ポイント)との差は14ポイントとなっている。ランキング3位には藤波(88ポイント)がつけており、ランプキン(75ポイント)は同4位だ。
第5戦は7月1日にイタリアのエルバで行われる。 |