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グアテマラ GUATEMALA
グアテマラ
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ROUND
#02
APRIL 22, 2007
リザルト ポイント

ボウが2日間とも優勝。藤波は2位と3位

第2戦 グアテマラ
2007年4月21日(土)、22日(日)・決勝
開催地:アンティグア
気温:36℃
観客:1万2000人

トライアル世界選手権第2戦グアテマラ大会が'07年4月21日と22日にアンティグアで開催され、開幕戦で優勝したトニー・ボウ(REPSOL MONTESA HRC)が2日間とも優勝した。チームメートの藤波貴久は2位と3位に入り、連日表彰台に上った。もうひとりのチームメート、ドギー・ランプキンは両日とも4位に終わった。

第2戦 グアテマラ

FIMトライアル世界選手権の開催地としてデビューした中米グアテマラ。会場はグアテマラ市から100km南に位置するサーキット、オートドローモ・ロス・ボルカネスとなった。グアテマラ初のトライアル世界選手権の大会は、猛暑と高湿度の中で行われた。

セクションは、レース用サーキットを取り囲む川沿いの地形を利用して設けられ、岩と砂地のバンクを上り下りするものとなっていた。参加したライダー全員が今回のセクションは難しいと語っていたが、1万人を超える熱心なファンの前で、みな、新たなチャレンジを堪能していた。

土曜日の決勝1ラップ目に、ボウと藤波は接戦を繰り広げた。しかし、2ラップ目に藤波の方が多くの減点を喫したため、ボウが優勝し、藤波が2位となった。3位にはアダム・ラガ(ガスガス)が入った。

日曜日も同じような展開となったが、1ラップ目にミスを重ねた藤波は、ラガに続いて3位になった。

土曜日に4位に終わり、自分のパフォーマンスに落胆していたランプキンは、日曜日にはかなり調子を上げてきた。しかし、減点数がわずか14点だったのにもかかわらず、ランプキンは藤波と同点の3番手となり、その後、タイブレークの結果、クリーン数で藤波及ばず4位に終わった。

REPSOL MONTESA HRC勢の敵となりえたのはラガだけだったが、ボウは同じスペイン人のラガからのプレッシャーをものともせず、落ち着いたトライを見せた。また、COTA 4RTも柔らかい土の上り坂や木の根を越えるセクション、岩越えセクションなどで力強いトルクを発揮した。

第2戦を終えて、ランキングトップはボウ(60ポイント)。2位にラガ(49ポイント)がつけ、藤波は3位(45ポイント)、ランプキンは4位(41ポイント)となっている。

次戦は5月27日にフランスのセネで行われる。

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COMMENT

コメント

Toni Bou トニー・ボウ(優勝/優勝)
「今回は難しい大会だったけど、2日間とも優勝できてとてもうれしい。今週末はラッキーだったと思う。もちろんマシンの調子は最高だったし、チームもがんばってくれた。すべてがうまくいったんだ。今回、僕のマシンは上り坂でも思い通りだったし、他のメーカーのマシンより有利だったと思う。ここまで3勝しているけど、このまま集中力を切らさずに選手権を戦っていきたい。ここまでは調子がよかったけど、何かあるとすぐに状況は変わってしまうからね。とにかく最良の形でシーズンが進んでいる」
Takahisa Fujinami 藤波貴久(2位/3位)
「今回は難しい大会でした。トニ(ボウ)とアダムはとても強かった。2日目はドギーと接戦になり、減点数が同じになりました。僕の方がクリーンの数が多かったので、僕が3位になりました。2日目の1ラップ目はミスが多かったので、アダムに2位のポジションを奪われてしまいました。でも、2ラップ目はかなりよくなりました。今日は表彰台に上がることが重要でした。今、僕にとってのチャレンジはトニの連勝を止めることです」
Dougie Lampkin ドギー・ランプキン(4位/4位)
「1日目はいまいちだったけど、日曜日にはずっとよくなった。日曜日には作戦を変えたんだ。土曜日には1ラップ目に減点5を4回出してしまったけど、日曜日には一度も出さなかった。普通だったら減点14に抑えられれば優勝できるのだけど、今回は4位だった。4人のライダーの減点がこれだけ少ないということは、今年のチャンピオン争いがいかに厳しいものかということを表している」
Laia Sanz ライア・サインツ(ジュニア世界選手権出場:7位/7位)
「今回はあまりいい週末ではなかった。日曜日の方が土曜日よりいいライディングができた。でも、1日目の疲れが2日目にも残っていたので、難しかった。セクションはとても難しかったけど、それでも2日目の方がハッピーだった」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

1日目
ROUND
#02
APRIL 22, 2007
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 5 トニー・ボウ モンテッサ Honda 10 11 21 18
2 2 藤波貴久 モンテッサ Honda 12 15 27 21
3 1 A.ラガ ガスガス 22 12 34 14
4 4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 24 18 42 14
5 3 A.カベスタニー シェルコ 23 23 46 12
6 7 M.フレイシャー スコルパ 30 21 51 11
8 9 J.ダビル モンテッサ Honda 41 44 85 4
12 12 小川毅士 モンテッサ Honda 66 53 119 2
 
2日目
 
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 5 トニー・ボウ モンテッサ Honda 4 1 5 27
2 1 A.ラガ ガスガス 6 2 8 25
3 2 藤波貴久 モンテッサ Honda 11 3 14 23
4 4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 8 6 14 22
5 7 M.フレイシャー スコルパ 17 18 35 17
6 9 J.ダビル モンテッサ Honda 26 11 37 15
13 12 小川毅士 モンテッサ Honda 52 51 103 2
 
 

ポイントランキング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 トニー・ボウ モンテッサ Honda 60
2 A.ラガ ガスガス 49
3 藤波貴久 モンテッサ Honda 45
4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 41
5 A.カベスタニー シェルコ 31
6 M.フレイシャー スコルパ 29
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