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レース
アンドラ 第5戦 6月19日
アンドラ
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レース情報
ラウンド 開催日
01 4/17 ポルトガル
02 4/24 スペイン
03 5/21-22 日本
04 6/4-5 アメリカ
05 6/19 アンドラ
06 6/25-26 フランス
07 7/9-10 イタリア
08 7/31 イギリス
  09 9/3-4 ドイツ
  10 9/18 ベルギー
第5戦 アンドラ
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ランプキン2位、藤波貴久4位
決勝日:6月19日(日)
開催地:セントジュリア・デ・ロリア 天候:快晴 気温:30℃ 観客:7,000人

 2005年度トライアル世界選手権、第5戦のアンドラ大会が6月19日にセントジュリア・デ・ロリアで行われた。

第5戦 アンドラ
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 ドギー・ランプキン選手(Repsol Montesa-HRC)は、アダム・ラガ選手(ガスガス)に敗れて本大会の優勝こそ逃したものの、2位に入り、ランキングでは首位に躍り出た。

 チームメイトの藤波貴久選手は、2回のタイヤパンクに見舞われ、今回は4位に終わったが、ランキングでは2位につけている。

 先週行われたスペインの国内選手権で優勝したマーク・フレイシャー選手(Repsol Montesa-HRC)は、今回は6位に終わった。

 アンドラ大会は、昨年同様1日のみとなり、前日にはスペイン国内選手権が行われた。だが、昨年とは異なり、トップライダーは誰も国内選手権の大会には出場しなかった。このため、全員がイーブンなコンディションで日曜日の世界選手権に臨んだのである。

 昨年のコースは、一昨年の大会とは逆になる谷の反対側に設けられ、巨大な乾いた岩が置かれているだけだった。今年のコースは昨年と一昨年の中間で、ドライとウエットのセクションが混ざったものとなっていた。

 前回のアメリカ大会がウエットだったのとは対照的に、アンドラ大会は快晴で気温も高かった。最初のセクションは難関で、減点5以下で通過したのはフレイシャー選手、ランプキン選手、藤波選手の3人だけだった。

 今シーズンから投入された4ストロークマシンの熟成も進み、ランプキン選手と藤波選手の2人は、川底に岩が敷き詰められているスリッピーなセクションでも、ニューマシンのグリップをフルに発揮していた。

 1ラップ目を終えた段階で首位につけていたのはランプキン選手。藤波選手はセクション14でタイヤがパンクし、減点5を受けてしまうが、それでもランプキン選手と2点差の2番手で1ラップ目を終えた。

 藤波選手は2ラップ目のセクション1でも、再びリアタイヤのパンクに見舞われた。2ラップ目に調子を上げてきたのはラガ選手。最終的にランプキン選手とラガ選手は減点数で並んだが、クリーンの数が多かったラガ選手が優勝となった。

 藤波選手は、アルベルト・カベスタニー選手(シェルコ)と1ポイント差で4位。フレイシャー選手は2ラップ目を1ラップ目の半分の減点で終えたが、6位に終わった。

 世界選手権のポイントでは、今回2位に入ったランプキン選手が111ポイントになり、2ポイント差で首位に立った。ランプキン選手以下には、藤波選手、ラガ選手、カベスタニー選手が109ポイントにつけている。

 ジュニアクラスでは、女性ライダーのライア・サンツ選手(Repsol Montesa-HRC)が3位に入り、表彰台に上がった。

 次戦は6月25日、26日にフランスのアレスで行われる。

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コメント
ドギー・ランプキン選手(2位)
「こういう形で負けるのは残念だけど、ランキング首位に立てたのだから、そんなに悪い1日ではなかったと思う。今日はマシンの調子がとても良かった。標高が高くても、気温が上がっても、まったく問題はなかった。昨年はここで7位だったので、今回の成績には比較的満足している」

藤波貴久選手(4位)
「今日は、自分自身のライディングに関しては不満はなかったのですが、2度もパンクしてしまうなど、あまり良い大会ではありませんでした。チャンピオン争いではまだ問題のない位置につけていると思います」

マーク・フレイシャー選手(6位)
「1ラップ目は散々だった。先週のスペイン国内選手権で、ラガとカベスタニーに勝っていたので、今回は決勝が始まる前から自分自身にプレッシャーをかけすぎてしまった。序盤のセクションではナーバスになっていた。1ラップ目が良くなかったので、逆に2ラップ目はリラックスしたライディングができた。でも、1ラップ目のダメージを補うまでには至らなかった」

ライア・サンツ選手(ジュニアクラス3位)
「ポディウムに上がるのは、本当に嬉しい。特に今日は私が好きではないセクションが多かったので、3位に入れて良かった。セクションは難しすぎるか、やさしすぎるかのどちらかだったので、私と4位、5位に入ったライダーのスコアはとても接近していた」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 3 A.ラガ ガスガス 24 10 34 16
2 2 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 21 13 34 15
3 4 A.カベスタニー シェルコ 24 13 37 14
4 1 藤波貴久 モンテッサ Honda 23 15 38 16
5 9 A.ボウ ベータ 28 13 41 16
6 5 マーク・フレイシャー モンテッサ Honda 36 17 53 15
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 111
2 藤波貴久 モンテッサ Honda 109
3 A.ラガ ガスガス 109
4 A.カベスタニー シェルコ 109
5 マーク・フレイシャー モンテッサ Honda 80
6 A.ボウ ベータ 77
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