2005年度トライアル世界選手権第3戦日本大会の2日目が、前日に引き続き栃木県のツインリンクもてぎで5月22日に行われた。
2日目、特別推薦枠で出場の小川友幸選手(Honda)は12位、小川毅士選手(Honda)は18位、田中裕人選手(Honda)は21位と3人とも前日より上の順位でフィニッシュした。ジュニアクラスに出場した女性ライダーのライア・サンツ選手(Repsol Montesa-HRC)は3位に入賞し、表彰台に上がるという目標を達成した。
予報では土曜日の晩に雨が降ることになっていたが、実際には降らなかった。このため、コースの難易度を増すために5つのセクションが変更されることになった。しかし、実際に行われたことはセクション・マーカーの小旗を少し移動するだけだったため、難易度はさほど上がらなかった。
難易度が上がらないため、接近戦が予想され、ポイントとなるのは第4セクションから第6セクションだと考えられていた。それでも1周目、アダム・ラガ選手(ガスガス)はオールクリーンですべてのセクションを終えた。カベスタ二―選手も減点2で2番手となり、3番手にアントニオ・ボウ選手(ベータ)が続いた。
1周目を終えた段階で、藤波選手は減点7で5番手、フレイシャー選手は減点13で6番手となった。ランプキン選手は減点4で4番手だったのである。
2周目はさらに減点数の少ない神経戦となった。そんな中で、1周目にオールクリーンを出したラガ選手が7点減点となり、4位にポジションを落とした。かたや藤波選手は2周目をオールクリーンで終えたが、1周目の成績が響いてしまい、3位に入るのがやっとだった。
優勝したのは1周目と2周目を減点2ずつで終えたカベスタ二―選手。2位にはランプキン選手が入った。今回の優勝でカベスタ二―選手はランキングでも67ポイントを獲得して首位に浮上。2位ラガ選手(63ポイント)、3位ランプキン選手(59ポイント)となり、4位が藤波選手(59ポイント)となった。
次戦は6月4日、5日にアメリカで開催される。
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