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第2戦 ポルトガル
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ポルトガル Round 2
Portugal
前ラウンド 次ラウンド 2004 April,17-18
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レポート
 選手コメント
リザルト
1日目
1 ラガ
2 フレイシャー
3 ランプキン
2日目
  1 ラガ
2 藤波貴久
3 ランプキン
リザルト一覧
ポイント
1 ラガ 68
2 ランプキン 67
3 藤波貴久 61
ポイント一覧
ドギー・ランプキンが3位/3位、藤波は2日目に2位に入る

決勝日:4月17日(土)/18日(日) 開催地:ゴベイア 天候:土曜日:曇り時々晴れ/日曜日:雨のち曇り 気温:土曜日:14℃/日曜日:10℃ 観客数:週末通算2500人

 Repsol Montesa HRCのドギー・ランプキンは、4月17日、18日にポルトガルのゴベイアで行われたトライアル世界選手権第2戦で両日とも3位に入った。チームメイトの藤波貴久は、土曜日は5位に終わったが、日曜日は2位と挽回。もうひとりのチームライダー、マーク・フレイシャーは2位/5位となった。

 トライアル世界選手権は3年ぶりにポルトガルに戻ってきた。今回の開催地はポルト市から約150q南西に進んだところにあるゴベイア。標高590mのゴベイアは今季の開催地の中では最も標高の低い場所である。パドックは地元の小さな家々の間に設けられ、セクションはパドックを取り囲む丘に2つのグループに分けて設置された。

 ランプキン、藤波貴久、そしてアダム・ラガ(ガスガス)の3人に注目が集まる中、土曜日の1ラップ目にトップ争いを繰り広げたのはアルベルト・カベスタニー(ベータ)とフレイシャーだった。しかし、すぐにラガもこの2人に加わり、接戦が繰り広げられた。

 藤波とランプキンは1ラップ目では苦戦した。特に第11セクションでランプキンはもう少しでクリーンを出せそうだったがマシンをストールさせてしまい、減点5を科されてしまった。これが結果に大きく響いてしまったのである。

 2ラップ目に入ると、ラガとランプキンが接戦を繰り広げた。第12セクションまで減点4で乗り切っていた2人だったが、第13セクションでランプキンは最後のステップを登りきることができず減点5を科されてしまう。これで自信を失ったのかランプキンはさらに減点を重ね、最終的に土曜日のトライアルを3位で終えた。

 土曜日のウィナーはラガで、2位には1ラップ目に健闘したフレイシャーが入った。藤波はカベスタニーに続いて5位と今季一番悪い順位に終わった。

 日曜日の朝に激しく降った雨のせいで、各セクションが滑りやすくなり、難易度が増したため、オーガナイザーは一旦変更したセクションを急遽再び元に戻すことにした。さらに第4セクションと第7セクションに関しては、状況を考慮して難易度を緩和するよう手が加えられた。

 日曜日の1ラップ目では、序盤にランプキンが健闘し、藤波がこれに続いた。しかし、ラガもどんどん調子を上げ、結局1ラップ目の15セクションを終えた段階ではラガが減点12でトップ。ランプキンとジェロニ・ファヤルド(ガスガス)が減点15で2位につけていた。

 その後、雨も上がり、強風が吹き始めたため、コースは急速に乾き始めた。2ラップ目もランプキンは序盤快調だったが、セクション6で減点5を受けてしまう。代わって、2ラップ目に健闘したのは藤波。総合減点24で日曜日のトライアルを2位で終えた。前日に続き日曜日にも優勝したラガは減点23と、藤波とのポイント差は1点だった。3位のランプキンは減点25と、トップ3の差は1点ずつしかなかった。

 ランプキンは2日間とも3位に終わったため、ランキングでもラガにかわされて2位に後退。とはいうものの、ラガ(68ポイント)とランプキン(67ポイント)のポイント差は1ポイントである。ランキング3位には61ポイントの藤波がつけている。

 次戦は5月22日、23日に藤波貴久のホームグラウンド、ツインリンクもてぎで行われる。

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ドギー・ランプキン (3位/3位)
「昨日に引き続き今日も3位に終わって残念だ。1位と3位のポイント差が2ポイントしかないとはいえ、これでポイントリードもラガに奪われてしまった。昨日同様に今日も小さなミスが多かった。でも一番痛かったのは2ラップ目にセクション6で減点5を出してしまったことだ。今回はラガがとてもよく頑張っていた。でも、ポイント差はまだ1ポイントなので、次のもてぎでは逆転したい」

藤波貴久 (5位/2位)
「昨日の結果は良くなかったのですが、2ラップ目には調子が上がっていたので、今日は調子が良くなると思っていました。とはいっても、今日の朝はかなりナーバスになっていて、1ラップ目にはいくつか小さなミスを犯しました。2ラップ目になるとずっと良い走りができて、第10セクションでラガが減点5を出した時には、優勝できるかもしれないと思いました。結局2位に終わりましたが、昨日の5位よりは遥かにましです」

マーク・フレイシャー (2位/5位)
「昨日はとても快調にトライができ、集中力を維持することができた。このため、前戦のアイルランド大会で経験したトラブルを克服できたと思っていたんだ。ところが、今日は状況が一転した。1ラップ目の成績が悪すぎた。表彰台に上がろうと思ったら、2ラップ目だけ頑張ったのではどうしようもない。今日、なぜ不調だったのかは良く分らない」

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