2010 ニュース
トニー・ボウ

2010年7月26日(月)

トニー・ボウがトライアル世界選手権 シリーズチャンピオン獲得!

トニー・ボウ(中央)、藤波貴久(右) トニー・ボウ

トライアル世界選手権に参戦しているREPSOL MONTESA HONDAのトニー・ボウ(スペイン23歳)は、7月25日(日)に開催された第7戦イタリアGPで勝利を飾り、2010年のシリーズチャンピオンを獲得。これにより、4年連続チャンピオンという快挙を達成しました。

ボウは、今シーズン開幕から2連勝を遂げ、その後もコンスタントに表彰台に上がる活躍で選手権をリード。第5戦フランスGPと第6戦サンマリノGPでも連勝し、ライバル寄せつけない圧倒的な強さでタイトル争いに王手をかけました。

今回開催されたイタリアGPは、スキーリゾート内にコースを設定。1ラップ目はセクション1から8まで完ぺきな走りで連続クリーン。しかし、セクション9では、痛恨の5点減点。その後、1ラップ目15セクションを終えた時点で減点11と、2番手に1点差のトップにつけました。

2ラップ目は、減点数を1に抑える完ぺきな走りを披露して、今大会を制覇。6位以上を獲得すればチャンピオンが確定した今大会でしたが、それでも最後まで自身の力を発揮し、3連勝をもって王座に輝きました。

ボウのチームメート、藤波貴久(三重県30歳)は、前戦、第6戦時点で135ポイントとランキング2位につけましたが、ライバルのアダム・ラガ(スペイン、GAS GAS)も同ポイントの135を獲得しており、今大会の結果がランキング争いに大きく影響する展開となりました。

今大会で、ラガはボウに迫るパフォーマンスで1ラップ目を減点12に抑えて2位に。一方の藤波は、1ラップ目前半で惜しくも3度の減点5を受けましたが、後半以降は調子を戻して3位表彰台を獲得しました。これにより、総合ポイントで152点のラガに対し、2点少ない150点で第7戦を終了。次回の最終戦がランキング2位をかけた戦いとなります。