トニー・ボウ、チャンピオンを獲得

トライアル世界選手権で活躍するREPSOL MONTESA HONDAのトニー・ボウ(スペイン 22歳)は、最終戦(第8戦)フランスGPを終えて2009年シリーズのチャンピオンに輝きました。

前戦のスペインGPで今シーズン7度目の優勝を遂げたボウは、チャンピオン獲得に残り1点と迫り王手をかけました。最終戦では、2ラップ目から雨が降り出し、その影響でボウは4位でフィニッシュとなったものの、これまでの好成績により、今シーズンのチャンピオンが決定。これにより、ボウは3年連続のタイトル獲得となりました。また、ボウは今シーズンのインドアトライアル世界選手権でもチャンピオンを獲得しており、すばらしい才能を発揮しました。

また、チームメートの藤波貴久(三重県 29歳)は、シーズン序盤に思うような成績を残せず、また第3戦イギリスGPでは大クラッシュを喫して、一時ポイントランキング7位に後退。しかし、第4戦の日本GPでは前戦の激しい転倒の影響を感じさせない、高度なテクニックでボウと激しい優勝争いを繰り広げるすばらしい戦いを見せました。その後も、確実な走りでポイントランキング4位まで浮上。第7戦のスペインGPでは、ボウと8点差の接戦で2位となり、REPSOL MONTESA HONDAライダーは1-2フィニッシュを遂げました。最終戦では、悪天候にもかかわらず、粘り強い走りで2位表彰台を獲得。今シーズン、藤波は後半戦の追い上げでシリーズランキング3位を獲得しました。

ライダータイトルに加え、REPSOL MONTESA HONDA両ライダーの健闘により、最終戦を待たず第7戦で4年連続のコンストラクターズタイトルを獲得しました。

トニー・ボウ

「最終戦は、優勝するつもりで挑みましたが、雨の影響により最終的な結果は希望通りのものではありませんでした。しかし、今シーズンの結果は総合的にとてもよいものでした。もちろん、ワールドタイトルを再び獲得できたことは、誇りに思いますし、チームのすばらしいサポートによって得られた結果です。これまでの経験をまた今後の活動につなげていきたいと思います。今後も応援よろしくお願いします」

藤波貴久

「最終戦は、1位を獲得できる戦いでしたが、雨が降り出してから状況が変わりました。今シーズン2位でフィニッシュした回数は5回あり、1位で表彰台に上がれそうな接戦もありました。なかなか優勝には届かなかったものの、コンストラクターズタイトルに貢献できました。今シーズンは3位で終えたものの、序盤のケガなどを考えるといい成績を収めることができたと思います。皆さん、応援ありがとうございました」

シリーズランキング

順位	ライダー名	チーム名	ポイント
1	トニー・ボウ	REPSOL MONTESA HONDA	200
2	アダム・ラガ	ガスガス	188
3	藤波貴久	REPSOL MONTESA HONDA	147
4	ジェロニ・ファハルド	ベータ	136
5	アルベルト・カベスタニー	シェルコ	128

世界選手権のジュニアクラスで活躍する唯一の女性ライダー、REPSOL MONTESA HONDAのライア・サンツ(スペイン 23歳)は、9月12日(土曜日)に開催された女子トライアル世界選手権(アウトドア)のフランス大会で優勝。今シーズン3戦中2戦で勝利を収めたことで、1戦を残して女子世界選手権のチャンピオンに輝きました。

シリーズランキング

順位	ライダー名	チーム名	ポイント
1	Laia SANZ(ライア・サンツ)	REPSOL MONTESA HONDA	40
2	Rebekah COOK	シェルコ	32
3	Irish KRÄNER	ガスガス	30
4	Joanne COLES	ガスガス	28
5	Rosita LEOTTA	ガスガス	21

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