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中山友貴のSUPER GT報告書

2009年はコーナリングレベルの向上、コスト削減のためにレギュレーションの改訂が行われ、具体的には、コーナリングスピードの低減措置としてマシンフロントのカナード(小さなウイング)の禁止や、リアウイングの小型化が義務になりました。そして、金曜日のフリー走行が廃止となり、予選前の走行のみとなりました。今年から初参戦となる、GT500クラスでの参戦でしたが、少ないテストの中でも、チームの配慮もあり、しっかりと走り込むことができレースに臨むことができました。

3/21 予選:天候=晴れ コース=ドライ

非常に悔しい予選でした!

ドライコンディションで、予選アタックはチームメイトのロイック選手が担当しました。はじめに、自分がドライブをして基準タイムをクリアし、その後、時間ギリギリまで待ってからロイックさんのアタックという流れで行きました。
基準タイムは予定の周回数内でスムーズにクリアすることができ、ロイック選手に交代しました。そして、アタックに入ったのですが、セクター1を過ぎたあたりでマシントラブルが発生してしまい、残念ながらそのまま予選が終了してしまったのです。トラブル前にロイック選手も基準タイムはクリアしていたので、決勝グリッドは11位に決定となり、残念ながら、スーパーラップへの進出はなりませんでした。
(スーパーラップは上位8台が進出で予選後に、再度アタックをして上位8台でグリッドを競います)
マシンバランスも、ロイック選手と意見を出し合って、中嶋監督やエンジニアの田中さんと話し合う中で徐々に良くなっていたために非常に悔しい予選でした。

3/22 決勝:天候=雨 コース=ウェット

今後につながる戦いができました。

予報通り、レインコンディションでレースが行われました。決勝前のフリー走行では、タイヤ選択にたくさんの時間を使って決勝への準備を整えていきました。今回は、自分が後半スティントを担当して、スタートドライバーはロイック選手となりました。
決勝前に雨脚が強まり、タイヤの選択にかなり悩まされる状況でしたが、ロイック選手のコメントや中嶋監督の経験などから溝の深いレインタイヤでスタートすることになりました。
レースは、路面コンディションを考慮しセーフティカースタートとなりました。2周の先導の後にレースがスタートとなり、直後の1コーナーで接触などもあり、5周目には8位までポジションを上げていました。
その後、1台をオーバーテイクして7位にポジションを上げて上位のクルマの早めのピットインもあり、3位になったところで、予定より遅らせて(50周を過ぎたあたりで)ピットに入り給油と、ドライバー交代をして再びコースに戻りました。
ここでは、後から追い上げてきていたクルマのことも考え、タイヤ交換はせずにピット作業時間を大幅に短縮してコースに戻ることに成功しました。タイヤ交換をしていないために、温まりもよく、コースイン直後から攻めていくことができました。はじめてGTレースの決勝レースでしたが、落ち着いてドライブすることができました。
序盤に順位を落とした1号車を後ろにしながら、GT300クラスをうまくかわさなければいけない状況でしたが、常にプッシュして、ストレートでは、タイヤが少しでも冷えるように雨の多いイン側を走行するといった工夫をしながら、約30周を走りきり、7位でゴールしました。

第1戦のよかった点、反省すべき点

 レースを通じてクルマの変化を知ることができました。
 GT300クラスの抜き方も、後から速いクルマに追いかけられるという状況下で勉強することができました。
× レース終盤、2位を走るクルマに周回遅れにされる際に、同一周回のクルマにまでチャンスを与えることになってしまいました。譲り方が悪かったのだと思います。
 それ以外にミスはなく、チェッカーまで走りきることができました。
 ラップタイムも安定していました。

次戦は4/18〜19に鈴鹿サーキットで、オートバックスSUPER GT第2戦が行われます。しっかりと反省をして、次戦も頑張りたいと思います!

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第1戦 3/21〜22 岡山国際サーキット 予選11位・決勝7位
第1戦 3/21〜22 岡山国際サーキット 予選11位・決勝7位