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塚越広大のSUPER GT報告書

シリーズ中最も長い700kmの距離で争われる第6戦が、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。第2戦でも鈴鹿のレースを経験していたので、そのときのことを思い出しながら走行に臨みました。土曜日の練習走行では、最初に(金石)年弘さんがマシンのフィーリング、タイヤの評価を行った後にドライバー交替しました。そして、僕もハードタイヤのタイヤ比較を行い、周回を重ね予選に向けて確認していきました。

8/22 予選:天候=曇り コース=ドライ

セッション2への進出は逃すも
いいマシンフィーリングを掴みました。

今回の予選はノックダウン方式が採用されました。最初のGT500クラスとGT300クラスの混走時間で予選の基準タイムをクリアするため、走行開始とともにコースインしました。マシンのセットも変えていたので、そのフィーリングを確かめながらも、早めに基準タイムをクリアできるように走りました。タイヤが温まったから早い段階でタイムを出すことができたので、ピットに戻りドライバー交替しました。その後行われたGT500クラスのみの時間帯になり年弘さんがアタックに入っていきました。残念ながらセッション2に進出することはできませんでしたが、決勝に向けていいマシンフィーリングを掴むことができました。
予選の後に、30分のナイトセッションが行われ、最後の約15分を走行することができました。夜の暗い中で徐々にタイムを上げ、目の感覚を慣らしていきました。普段の走行よりも難しかったですが、マシンバランスが良かったので、集中してドライブすることができました。

8/23 決勝:天候=曇り/晴れ コース=ドライ

感触はよかったのですが、
不運が重なってしまいました。

前日のナイトセッションに続き、日曜日の午前中に練習走行が行われました。レースを想定して、ガソリンを積んだ状態でバランスを確認しました。その後、観光バスとGTマシンが一緒にコースを走る「サーキットサファリ」の時間でセッティングの最終確認を行い、決勝に臨みました。
午後3時過ぎに決勝が始まりました。スタートドライバーの年弘さんは前の集団を追い続けチャンスをうかがっていました。しかし、そのままではペースが上がらないとチームが判断し、早めにピットに入る作戦に変更しました。ドライバーを交替し、アウトラップからプッシュして走りました。この作戦で5番手までポジションを上げることに成功しました。ポジションを上げてからもプッシュし続けていたのですが、一度38号車の先行を許してしまい6番手で走行していました。そして、ピットインのタイミングが近づいたころ、8号車に追いつくことができ、シケインを立ち上がってから最終コーナーでイン側に入っていきました。
しかし、不運にも8号車がピットに入るタイミングだったため、ラインが交差してしまい接触。スピンしてしまいました。すぐに復帰したのですが、ピットロードに入ってしまっていたため、予定よりも1周早いピットインを行うことになりました。このアクシデントで7番手にポジションダウンすることになりましたが、その後も、年弘さんが前を行くマシンとの差を詰めていきました。しかし、85周目に火災を起こしたマシンの回収のためセーフティーカーが入り、給油のために年弘さんがピットインするタイミングと重なってしまいました。ピットロードがクローズになっている間は作業ができないというルールなので、チームは作業することができず、このタイミングの悪いことが重なってしまいポジションを大きく下げる結果になってしまいました。
コースに戻り、レースが再開してからは少しでも前を走るマシンとの差を縮められるように走りました。少しずつ暗くなっていく中で、目を慣らしながらもタイムを落とさないよう必死に走行しました。最後は、今回で引退となる(金石)勝智さんと交替するためにピットに戻り、最終的に10位で今回のレースを終えました。

第6戦のよかった点、反省すべき点

 マシンのフィーリングも戦略もうまく決まりました。
× ナイトセッションも含め、あらゆる状況での経験を積むことができましたが、慎重になりすぎたせいか、タイムを出すのに時間がかかってしまいました。

今回のレースではナイトセッションなど普段よりも多くの状況で走行することができましたが、慎重になりすぎることが多く、タイムを出すのに時間がかかるなどの課題が残りました。どんな状況にでもすぐに対応できるように努力を続けていきたいと思います。残りのレースで、今回の経験を活かすことができるよう、全力でプッシュしていきます。応援よろしくお願いします!

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第6戦 8/22〜23 鈴鹿サーキット 予選14位・決勝10位