第4戦がマレーシアのセパンサーキットで行われました。
今回のセパンサーキットは初走行だったので、金曜日に行われた下見走行では、(金石)年弘さんたちと念入りにコースチェックを行いました。
土曜日朝の公式練習では、走行開始直後に大雨となってしまいました。そんな中、少しでもコースを覚えられるようにチームが時間を用意してくれたので、慎重にコースインしてコースの確認をしに行きました。雨が止み始めてからは、少しずつペースを上げられるように走りました。そして、最後にもう一度年弘さんに交代し、マシンのフィーリングを確認したところで練習走行を終えました。
6/20 予選:天候=晴れ コース=ドライ
アタックのタイミングが合わず
スーパーラップ進出を逃しました。
始めにGT300クラスとの合同のセッションが行われ、路面はドライコンディションでした。最初に年弘さんがコースインして、ドライコンディションのマシンフィーリング、タイヤの感触などを確認しました。そして、残り時間が10分を切る前に、基準タイムをクリアするため年弘さんから交代してコースインをしました。朝の走行ではドライコンディションで走行できませんでしたが、すぐにコースの感触をつかむことができ、3周目に基準タイムをクリアすることができました。その後、ピットに戻りました。
最後のGT500クラス専有の時間帯で、年弘さんがベストラップを更新しながらアタックをしたのですが、タイミングも悪くスーパーラップ進出を逃してしまいました。
6/21 決勝:天候=曇り コース=ドライ
初めての表彰台を獲得!
日曜日の午前中に30分間の走行がありました。今回もNSXの特性を生かし、タイヤをリアのみ交換で走る作戦になる可能性がありました。その為、チームがその時の状況になってもいいように、シミュレーションの機会を作ってくれました。年弘さんからドライバー交代をしてリアタイヤを交換し、コースインしました。リアタイヤの滑る感触を確かめ、一度メインストレートを通過してからピットに戻り、レースで使うものと同じタイヤでフィーリングを確かめにいきました。しかし、再び雨が降り始めたため、ペースを上げることができず、練習走行が終わってしまいました。
午後4時から54周のレースが始まりました。スタートドライバーの年弘さんは、スタートでポジションを大きく上げることに成功し、前半からトップと変わらないペースで走っていました。そして、33周目にドライバー交代のためにピットイン。予定通り、リアのみを交換してコースインしました。ポジションを守れるようにプッシュしたのですが、GT300クラスのマシンに手間取っている間に、6番手に落ちてしまいました。しかし、前を走るマシンにペナルティーが科せられたため、5番手に上がりました。タイヤが温まってからは、マシンのフィーリングがよく、40周目の1コーナーで24号車のアウト側から並びかけ、2コーナーで前に出て4番手に上がりました。その後、3番手を走る100号車との間隔を詰めようと懸命に走りました。ブレーキングで差を詰められることがわかっていたので、54周目のヘアピンでインを差し、3番手に上がりました。マシンのフィーリングは変わらず、最後までプッシュすることができたので、48周目の最終コーナーで8号車を交わし2位に上がりました。そして、54周のレースを2位で終えることができました。
第4戦のよかった点、反省すべき点
○ リアタイヤのみ交換の作戦もうまく行き、ライバル勢とバトルをしながら表彰台を獲得することができました!
○ 今回のレースを戦う中で、マシンコントロールの幅を広げることができたと思います。
× 前回までも課題だったアウトラップのタイム、GT300クラスのクルマをパスするときの方法などをさらに良くできるようにしたいと思います。
今回はファンの皆さんの応援のおかげで、SUPER GTで初めて表彰台に上がることができました。また、スポンサーのKEIHINさん、リアルのチームスタッフ、年弘さん、本当に感謝しています。今回のレースも学ぶことの多い一戦でした。この結果を活かして、次回のSUGOでもいい結果を残せるようにしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!