SUPER GT第3戦が富士スピードウェイで行われました。今回は400kmという少し長いレース距離で行われ、ピットインが2回義務というルールがありました。そのため、前回までのレースとは違う作戦で行われました。
5/3 予選:天候=晴れ コース=ドライ
今回はスーパーラップに進出できませんでした。
土曜日朝の公式練習では初めに(金石)年弘さんがコースインしマシンのフィーリングを確かめていきましたが、トラブルが発生してしまい途中で走行を終えマシンの修復にあたりました。
予選では初めにGT300クラスとの合同のセッションが行われました。最初に年弘さんがコースインして先ほどの問題箇所の確認を行いました。確認が済んですぐにドライバーチェンジしてコースインしていきました。GTのマシンで富士を走るのは初めてだったので慎重にペースを上げていきました。チームが長く走れるように時間を作ってくれたので、時間内をフルに使い、サーキット、マシンに慣れるように集中しました。そして、予選の基準タイムをクリアし、GT300クラスの専有時間になったためピットに戻りました。
その後、年弘さんがGT500クラス専有の時間帯でベストラップを更新して懸命なアタックをしたのですが、今回はスーパーラップ進出を逃してしまいました。
5/4 決勝:天候=晴れ コース=ドライ
リアタイヤのみ交換の難しさを痛感。
日曜日の午前中に30分間の走行があり決勝に向けて走行しました。今回、真ん中のスティントを担当する事になりNSXの特性を生かしタイヤをリアのみ交換で走る作戦になる可能性があったため、その時の状況になってもいいように、チームからシミュレーションの機会を作ってもらいました。リアタイヤを交換してコースに入りアウトラップでタイムをできるだけ稼げるように慎重に走りながらもタイムを削るようにしました。しかし、100R出口でスピンしてしまいました。すぐに復帰しましたが、リアタイヤ交換の難しさを痛感しました。この後もう1度練習の機会をもらい、レースに向けて準備することができました。
午後2時になり88周の400Kmレースがスタートしました。スタートドライバーの年弘さんは前半から激しいバトルをみせ規定周回数を過ぎた31周目にピットイン、ドライバー交替しました。予定通りリアのみを交換してコースインしました。冷えているタイヤで少しでもポジションを守れるようにプッシュしたのですが、抑えきることができずポジションを落としてしまいました。タイヤが温まってからも前を行くマシンを追うことに精一杯でなかなか差をつめることができませんでした。その後、徐々に前の集団に追いついていきチャンスが来そうだったのですが、GT300ク
ラスのマシンを抜くときにタイヤカスを拾い、コースアウトしかけてしまいました。
それでも、もう1度集団に追いつきオーバーテイクを試みました。各車ピットに戻るタイミングになり前がクリアになったときタイムを稼げるようにプッシュして1台GT300クラスのマシンを使いうまく抜くことに成功してピットに戻り再び年弘さんに交替しました。
そして、400Kmの長いレースを12位で完走することができました。
第3戦のよかった点、反省すべき点
○ チームのサポートにより、短い時間の中でリアタイヤのみ交換に慣れることができました。
× リアタイヤのみ交換したときのコントロールは難しいため、もっとスキルを上げる必要があります。
× タイヤカスを拾ってタイムロスしてしまったことも、今後気をつけなければいけません。
次回のレースは、マレーシアのセパンラウンドです。今回の反省を生かしたよい走りができるよう、レースまでの間に、熱さ対策のためのトレーニングを積んでおきたいと思います。応援よろしくお願いします。