今回GT500クラスの開幕戦が岡山で行われました。今季はケーヒン・リアルレーシングから金石年弘選手とコンビを組みレースを戦っていきます。
開幕前のテストも少ないなか開幕戦に臨みました。今年からレースウィークが2日間となったため走行時間も少なく、非常に慌しい週末でした。公式練習では、走行開始からコースインしマシンのチェックを行いコンディションがよくなるのを見計らってから再びコースに戻りマシンのセッティングや自分の走り方の見直しと時間を使いました。
3/21 予選:天候=晴れ コース=ドライ
ギリギリでスーパーラップに進出。
最初は年弘選手がコースインし、予選基準タイムをクリアしてからドライバー交代しました。まずは、タイヤもそのままで基準タイムをクリアすることと、マシンの感じを掴むことを目標に周回しました。そして、1度ピットインしてスーパーラップ用のタイヤに履き替えて、タイヤの皮むきをしてすぐにピットに戻り、最後のGT500クラス専有の時間まで待機しました。
そして、10分間のGT500クラス専有の時間になったと同時にコースインしました。はじめはユーズドタイヤでマシンの感触をもう1度掴み、すぐにピットに戻りNEWタイヤに交換してアタックを開始。チームがタイミングよく他のNSXの後ろにつけるように出してくれて3周目にアタックしました。3コーナーのブレーキングで挙動を乱してしまい少しタイムロスしてしまいましたが、それ以外は順調にまとめ、スーパーラップに残れるギリギリ8番手のタイムを出すことができました。
スーパーラップは、コースインしてタイヤを温め3周目のタイムで再び8位までの順位を競うタイムアタックでした。予選8位だったので最初にコースインしました。とにかくタイヤを温めるのが難しいためブレーキを使ったりマシンを左右に振ったりしました。感触的にタイヤの温まりを感じることもでき、アタックのラップに入っていきました。1コーナーを過ぎ2コーナーとミスなく走れましたが、ヘアピンのブレーキングでフロントタイヤをロックさせてしまいタイムロスしてしまいました。そこから、再び集中してコントロールラインをめざしました。1台スーパーラップで走行できなかった車両があったため、決勝は7番手からのスタートになりました。
3/22 決勝:天候=雨 コース=ウェット
レースをしながらも勉強。
朝から雨が降り続け、朝の練習走行ではレインコンディションのマシンに慣れるため周回を重ねました。始めに年弘選手がタイヤの評価を行い、その後にドライバー交代の練習、そしてコースインしていきました。自分の課題としてブレーキングの仕方を試し走行を終えました。その後、サーキットサファリでもドライバー交代の練習をして、時間の許す限りチームが僕の走行の時間を確保してくれました。
そして、決勝前に雨脚が強くなり予想以上に難しいコンディションの中82周のレースが始まりました。年弘選手はスタートを決め周回ごとに順位を上げ5番手で周回を重ねていきました。雨の量が多くなったり少なくなったりとコンディションが難しい中、年弘選手とチームが無線でやりとりしながら走行し、小雨に落ち着いた52周目にピットイン、タイヤを4輪とも交換して給油し、ドライバー交代してコースに戻りました。
コースイン直後にタイヤをうまく温められるようペースを考えました。すぐにラップリーダーのマシンが後ろに来てしまったため譲りましたが、トップのマシンについていきGT300クラスの抜き方なども勉強しながら周回を重ねました。
雨は次第に止んで路面状況が変化していく中で、マシンのコントロールの仕方などもうまく修正できるよう考えて走りました。そして、無事に抜かれることなくマシンをゴールまで運び、開幕戦を5位入賞で終えることができました。
第1戦のよかった点、反省すべき点
○ 伊与木監督、年弘さん、チームの皆さんのサポートで、これからのレースに活かせる経験をたくさんすることができました。
○ スーパーラップに進出することができました。
× まだまだマシンのコントロール、タイヤの温め方などにたくさんの課題があると思います。
次回のレースは4/18〜19に鈴鹿サーキットで行われます。今回のレースをきちんと振り返り、早くいい走りができるようになりたいと思います。