監督:龍と小暮と、2人ともチームとしてすごくバランスがいいんじゃないかと思います。龍はベテランとしてマシンをつくり上げることを上手にやり、小暮は持ち前の速さがある。うまくバランスして、お互いにいいところを引き出し合いながら、プッシュし合って、あるときはライバルとしても闘っている。
道上:そうですね、コンビを組んで5年ですし、一緒にいる時間も長いので兄弟のような感じで、監督はそれを見ている親みたいな感じです。これだけ組んでいると、「小暮がこういうことを望むならこうしよう」とか予想がつくので、そういう意味では分かり合えてるコンビかなと思います。
小暮:僕からしても道上さんだから甘えられる部分もありますし、GTで他のチームを見てもこんなに長いコンビはいないと思うので、お互いを知っている強みはあると思います。
道上:シビック TYPE RのWebサイトの企画で、2人でレースをしたときも感じましたが、小暮は相変わらずブレーキを突っ込むじゃないですか。今日もブレーキがロックすると言っていたので。そうして自分の限界を見つけていくドライビングスタイルだと思います。
小暮:そのとき思ったのが、僕は結構ブレーキングとか突っ込むんですけど、それが決して速い訳ではないということです。道上さんはシビック TYPE Rのときも速かったですし、僕は1周目で横向いてスピンしそうになったりとか……。
道上:シフトミスして、ぶつかりそうになるし(笑)。
小暮:道上さんといると、セッティングの面も含めてすごく勉強になります。

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