国内レース最大級の観客動員数を誇る4輪カテゴリー。高性能市販車をベースにチューンアップされた競技用車両を使用して、タイトルが争われます。2004年までは全日本GT選手権として開催されていましたが、翌05年からFIA公認の国際シリーズとなりました。2014年からは、DTMドイツツーリングカー選手権との規則統一により、モノコックを中心にDTMと同様の部品が使用されています。レースは、「GT500」と「GT300」という2つのクラスの車両が同じコースを混走するという方式で行われ、シリーズ中の成績に応じてハンディーウエイトの積載や燃料の流量制限など、各車両の性能を拮抗させる演出もなされており、毎回、白熱したレース展開になることも珍しくありません。
2020年シーズンはGT500クラスに新型の「NSX-GT」を投入し、昨年と同じく5チーム5台体制で出場。GT300クラスも「NSX GT3」を使い、3チーム3台体制で参戦します。今シーズンは2年ぶりのタイトル獲得を目指します。