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【特集】2018 AUTOBACS SUPER GT SERIES シーズン中間レビュー

大幅な改良を受けたNSX-GT
前半戦で2度の1-2フィニッシュを飾る

2018年AUTOBACS SUPER GTシリーズは前半4大会を終え、8月上旬の富士大会からいよいよ後半戦に突入します。

Hondaは、GT500クラスに元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンを起用する一方、GT300クラスには昨年発表されたニューマシン、NSX-GT GT3を投入、戦闘態勢をより拡大・充実させて2018年のSUPER GTに臨みました。バトンは昨年の鈴鹿1000kmにスポット参戦し、SUPER GTに闘いがいを感じてシリーズ本格参戦に踏み切りました。

最高峰のGT500クラスでは、2010年以来のチャンピオン奪還を目指すHondaのシーズン前半戦を振り返ります。

KEIHIN NSX-GT、RAYBRIG NSX-GT

2014年のSUPER GT GT500クラスにデビューしたNSX-GTは、規則で定められた3年の開発凍結期間を経て、昨年全面的に開発し直されて第2世代に進化しました。しかし、昨年同じタイミングで本田技術研究所プロジェクトリーダーに着任した佐伯昌弘は、進化の度合いが足りないと考え、開発が許される範囲で今年もマシンを見直し、さらに進化させました。その結果、2018年型NSX-GTはインタークーラーの位置など大幅な改良が加えられ、新たに生まれ変わりました。

こうして開発作業が広い範囲に及んだため、シリーズ開幕戦に臨んだNSX-GTは十分なテストができていない状態でしたが、向上した運動性能を活かして#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が公式予選でポールポジションを獲得、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)も2番手に続いてフロントローを独占。決勝レースでも#17 KEIHIN NSX-GTと#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/バトン)が後続車を引き離しながら激闘を繰り広げ、#17 KEIHIN NSX-GTがポール・トゥ・ウイン、#100 RAYBRIG NSX-GTが2位に入賞して1-2フィニッシュを飾り、幸先のよい開幕を迎えました。

(左から)山本尚貴、ジェンソン・バトン、塚越広大、小暮卓史

第2戦は富士スピードウェイで開催されましたが、マシンをコースに合わせきれず、最上位は#8 ARTA NSX-GTの8位、#100 RAYBRIG NSX-GTも9位と苦戦しましたが、GT300クラスでは#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)がデビュー2戦目にして8位に入賞を果たしました。

Modulo KENWOOD NSX GT3

第2戦で苦戦したHonda勢は、ホームコースである鈴鹿サーキットで開催された第3戦で再びその威力を発揮、公式予選で#8 ARTA NSX-GTがポールポジションを獲得、#100 RAYBRIG NSX-GTが2番手、#17 KEIHIN NSX-GTが3番手と上位を独占して決勝レースに臨みました。昨年まで鈴鹿ラウンドの決勝走行距離はシリーズ最長の1000kmでしたが、今年は一転、スプリントの300kmレースとなりました。

快晴の空の下でスタートした決勝レースでは#8 ARTA NSX-GTが独走で優勝、#100 RAYBRIG NSX-GTが2位に続いて開幕戦以来のNSX-GTによる1-2フィニッシュを飾りました。#100 RAYBRIG NSX-GTの山本/バトン組は、この結果によりシリーズポイントランキングでトップに立ちました。

RAYBRIG NSX-GT

シーズン唯一の海外戦、タイ・ラウンドは、例年の秋口開催から初夏へと開催時期が変更となり、シリーズ第4戦として開催されました。突然の降雨に見舞われた公式予選では#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)がポールポジションを奪取。決勝ではコンディションの変化に苦しみながら5位入賞を遂げました。またGT300クラスでは#34 Modulo KENWOOD NSX GT3が9位に入賞、再びシリーズポイントを獲得しました。

ポイントリーダーとして臨んだ#100 RAYBRIG NSX-GTは、ポイントに応じて課せられるウエイトハンデがもっとも大きいことも影響して惜しくも無得点に終わったため、山本/バトン組はランキング2番手に後退しました。それでもトップとの得点差はわずか3点。#17塚越/小暮組が7番手、#8野尻/伊沢組が8番手につけて、混戦必至のシーズン後半戦を迎えようとしています。

MOTUL MUGEN NSX-GT

シーズン後半戦は、レース距離を500マイル(約800km)と通常の3倍近くに延長した8月の富士大会、狭くツイスティなコースで毎年波乱が起こる9月の菅生大会、ウエイトハンデ半減でタイトル争いの行方を左右する10月のオートポリス大会、そしてノーハンデ戦で最終決着を迎える11月のもてぎ大会と続きます。

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