SUPER GT500は、国内随一の人気を誇るモータースポーツ。15チーム30名のドライバーが、国内自動車メーカー3社が提供した車両でサーキットを走行し、1年間に渡り合計獲得ポイントを競い合います。
SUPER GTには、GT500とGT300という2クラスがあり、2016年のHondaはGT500に車両提供。5チームがHondaの「NSX CONCEPT-GT」で参戦。GT500とGT300の車両が、同一コースを混在して走るのもSUPER GTの特徴です。
SUPER GT500の見どころは、国内の自動車メーカー3社が市販するスポーツカーを、GT500向けにチューンアップした特別車両の走りを観戦できること。5チームが使用するHondaの「NSX CONCEPT-GT」は、市販車の新型NSXとほぼ同サイズながら、車両重量は新型NSXが1725kgであるのに対し1000kg強というGT500仕様。馬力は550ps以上で、レース中の最高速度は時速300kmにも達します。
SUPER GTには、使用車両の規定やレース結果に応じて車重を重くするウェイトハンディなど、レースを拮抗させるさまざまなルールが定められています。決勝レースのスタートは、先導車に従ってコースを周回したあと、そのまま加速しスタートを切るローリングスタート方式。ドライバーは「国際競技参加者許可証」を所持していなければなりません。こうしたレギュレーションは改訂が加えられ、年ごとに内容が異なります。
ウェイトハンディについて
ドライバーのシリーズ累積得点を基準に、車両の性能引き下げ措置としてウェイトハンディが課せられる。
スタートについて
スタートはローリングスタート方式。
ライセンスについて
競技参加者は、「国際競技参加者許可証(国際エントラントライセンス)」を所持しなければならない。
車両とエンジンについて
競技車両が使用できるエンジンは、シーズンを通じて3基まで。
ピットエリアについて
タイヤ交換は、2名以内で行う。作業中の人員変更は認められない。
ゼッケンナンバーについて
ゼッケンナンバーは「サイド(2箇所)」「ボンネット」「リア」の4箇所に表示しなければならない。
排気音量について
競技車両は規制値以下の排気音量を維持し、必要な場合は消音器を取り付けなければならない。
2016年のSUPER GT500は、1年間に8回のレースを行います。第2戦と第5戦の「富士スピードウェイ(静岡)」以外は毎回レース会場を移し、第8戦の「ツインリンクもてぎ(栃木)」で幕を閉じます。どのコースもそれぞれ特徴があり、全長やコーナー数などが異なるほか、レース当日の天候や路面の状態もレース結果を左右します。第7戦は海外で行われ、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットが会場となります。
岡山国際サーキット(岡山)
富士スピードウェイ(静岡)
オートポリス(大分)
SUGOインターナショナルレーシングコース(宮城)
鈴鹿サーキット(三重)
チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)
ツインリンクもてぎ(栃木)
日程 | ラウンド | コース |
---|---|---|
2016年04月09〜10日 | Round1 | 岡山国際サーキット |
2016年05月03〜04日 | Round2 | 富士スピードウェイ |
2016年05月21〜22日 | Round3 | オートポリス |
2016年07月23〜24日 | Round4 | スポーツランドSUGO |
2016年08月06〜07日 | Round5 | 富士スピードウェイ |
2016年08月27〜28日 | Round6 | 鈴鹿サーキット |
2016年10月08〜09日 | Round7 | チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ) |
2016年11月12〜13日 | Round8 | ツインリンクもてぎ |