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round 4

June 20 2010
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA
第4戦 セパンサーキット

#18 ウイダー HSV-010が3位表彰台を獲得

6月20日(日)、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパン・インターナショナルサーキットにおいて、2010 オートバックス SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが行われた。

19日(土)に行われた予選では、スーパーラップにおいて#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)が2番手、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)が5番手、#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)が6番手を獲得。#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)と#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)は、9、11番手となった。

連日、猛暑続きのセパン・インターナショナルサーキットは、昨日に続いていくぶん雲がかかっているものの晴天で、スタート前の気温は35℃、路面温度は48℃に達した。午前中に行われたフリー走行では、#8 ARTA HSV-010が2番手タイムを記録。さらに#100 RAYBRIG HSV-010も5番手タイムを記録するなど、Honda勢の順調な仕上がりをうかがわせた。

スタートドライバーは、2番グリッドの#8 ARTA HSV-010はR.ファーマン選手、5番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、6番グリッドの#18 ウイダー HSV-010はL.デュバル選手、9番グリッドの#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、11番グリッドの#32 EPSON HSV-010は道上選手が務めた。

  • ロイック・デュバル(中央)、小暮卓史(右)ロイック・デュバル(中央)、小暮卓史(右)
  • ウイダー HSV-010ウイダー HSV-010
  • 小暮卓史小暮卓史
  • RAYBRIG HSV-010RAYBRIG HSV-010
  • 伊沢拓也伊沢拓也
  • ARTA HSV-010ARTA HSV-010
  • KEIHIN HSV-010KEIHIN HSV-010

ウオーミングアップランが始まったのは現地時間の16時ちょうど。全33台(GT500クラス13台)のうち、#32 EPSON HSV-010は駆動系にトラブルが発生し、ピットレーン出口でストップ、スタートを切れないままリタイアとなってしまった。残るマシンは2列の隊列を組み、次の周にローリングスタートが切られた。

Honda勢の滑り出しはいずれも順調で、スターティンググリッドのポジションを守ったまま1コーナーに進入。しかし、#18 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手は後続車に追突されてスピン、大きく順位を落として再スタートを切ることになった。1周目を終えた段階で、#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手が2番手、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は5番手、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手は9番手、#18 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手は10番手というオーダーになった。

ここからHSV-010は持ち前のタイヤに優しい特性を生かして徐々にポジションを上げていき、レース折り返しの直前にあたる22周目には4台のHSV-010が2番手から5番手までを占める展開となる。特にピットストップのタイミングを引き延ばした#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は24周目から28周目までトップを快走する健闘を見せ、全車がピットストップを終えた30周目の段階でも#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は2番手を確保。以下、#8 ARTA HSV-010の井出選手が4番手、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手が5番手、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は7番手と、終盤の追い上げが楽しみな状況となった。

ところが、ピットストップを行ってドライバーが交代した直後から、山本選手、井出選手、小暮選手の3名に暑さ対策として装備しているクールスーツのトラブルが発生し、猛暑の中、ドライバーが脱水症状を起こして集中力を維持することが難しくなってしまった。この影響で、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は首位争いを演じていた37周目にライバルと接触、ドライブスルーペナルティを科せられて後退し、#8 ARTA HSV-010の井出選手は意識もうろうとなって予定外のピットイン。急きょ、R.ファーマン選手にバトンを渡すとピットで倒れ込む事態に追い込まれた。また、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手もペースが伸び悩んだ。さらに、2番手まで順位を浮上させていた#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は、目の前を走行していたGT300車両がマシントラブルでスピンしたのを避けきれず、コースアウトを喫して、残り3周の時点でリタイアを余儀なくされた。

こうした状況の下、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手は粘り強く戦って3位でフィニッシュ。一時は7番手まで順位を落とした#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手も5位までばん回してチェッカーフラッグを受けた。さらに、緊急ピットインによって遅れた#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手も、1周遅れながら11位で完走を果たした。

この結果、シリーズポイント争いのドライバー部門において#18 小暮/L.デュバル組(ウイダー HSV-010)が計35ポイントを獲得して3位へ躍進。チーム部門では、ウイダー ホンダ レーシングが計44ポイントを獲得して3位に浮上した。

コメント

松本雅彦 | Honda GTプロジェクト プロジェクトリーダー代行(エンジン責任者)「今日は浮き沈みの激しい大変なレースとなりました。32号車は、これまで起きたことのない駆動系のトラブルでリタイアを余儀なくされましたが、そのほかのHSV-010 GTはどれも快調で、特にミディアム・タイヤを履いた17号車と100号車はハンドリングのバランスが良好な上にタイムも安定していたので後半の追い上げを期待していました。ところが、車内の気温が予想外に上昇した影響でクールスーツのトラブルが多発し、ドライバーに迷惑をかける結果となりました。そうしたなか、小暮選手が最後まで落ち着いて走りきってくれたおかげで3位表彰台を獲得できたほか、山本選手も半ば脱水症状を起こしながら5位入賞を果たすなど健闘を見せてくれました。いずれにしても、HSV-010 GTはセパンで高いパフォーマンスを発揮したので、似たようなコース特性のSUGOで行われる次戦では好成績が大いに期待できると考えています。今後もHSV-010 GTに熱き声援を送ってくださいますよう、お願いいたします」

ロイック・デュバル選手(3位、#18 ウイダー HSV-010)「スタートは順調でしたが、1コーナーの途中で追突されたため、ほとんど最後尾から追い上げることになってしまいました。それでもマシンの調子はよく、しかも周回遅れをリズミカルにかわすことができたので、4番手で小暮選手にマシンを手渡すことができました。その後、小暮選手にクールスーツのトラブルが起きてペースが伸び悩んでしまいました。次戦のSUGOはHSV-010 GTが得意とするコースなので楽しみにしています」

小暮卓史選手(3位、#18 ウイダー HSV-010)「僕に交代してコースに復帰したラップにクールスーツが作動しなくなり、とても厳しいレースとなりました。このため集中力が低下し、全開走行すると知らぬ間に縁石に乗り上げてしまうなどのミスを犯してしまいました。結果的に自分らしい戦いができず、耐えるレースとなったのは残念でした。次戦のSUGOはHSV-010 GTにとって有利なコースなので、今回の3位でウエイトハンデが増えても上位を狙えると期待しています」

決勝

GT500

順位 No. マシン ドライバー 周回数 タイム/差
1 12 カルソニック IMPUL GT-R 松田次生/R.クインタレッリ 54 1:50:54.084
2 23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲/B.トレルイエ 54 +0:13.333
3 18 ウイダー HSV-010 小暮卓史/ロイック・デュバル 54 +0:16.673
4 6 ENEOS SC430 伊藤大輔/B.ビルドハイム 54 +0:28.242
5 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢拓也/山本尚貴 54 +0:30.809
6 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/R.ライアン 54 +0:54.074
           
11 8 ARTA HSV-010 ラルフ・ファーマン/井出有治 53 +1Lap
12 17 KEIHIN HSV-010 金石年弘/塚越広大 51 +3Laps
RT 32 EPSON HSV-010 道上龍/中山友貴 0 +54Laps
ポイントスタンディング

ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
1 6 伊藤大輔/B.ビルドハイム ENEOS SC430 40
2 1 脇阪寿一/A.ロッテラー PETRONAS TOM'S SC430 37
3 18 小暮卓史/ロイック・デュバル ウイダー HSV-010 35
4 12 松田次生/R.クインタレッリ カルソニック IMPUL GT-R 33
5 35 石浦宏明/大嶋和也 MJ KRAFT SC430 31
6 38 立川祐路/R.ライアン ZENT CERUMO SC430 30
         
8 100 伊沢拓也/山本尚貴 RAYBRIG HSV-010 21
10 17 金石年弘/塚越広大 KEIHIN HSV-010 14
12 8 ラルフ・ファーマン/井出有治 ARTA HSV-010 5
13 32 道上龍/中山友貴 EPSON HSV-010 3

チーム

順位 チーム 総合ポイント
1 LEXUS TEAM LeMans ENEOS 52
2 LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S 49
3 ウイダー ホンダ レーシング 44
4 TEAM IMPUL 42
5 LEXUS TEAM KRAFT 42
6 LEXUS TEAM ZENT CERUMO 41
 
8 チームクニミツ 32
10 ケーヒン リアル レーシング 24
12 オートバックス・レーシング・チーム・アグリ 11
13 エプソン・ナカジマ・レーシング 9