「いつもNSX-GTにご声援をいただき、ありがとうございます。
ここもてぎが2009年シーズン最終戦であると同時に、すでにご存知とは思いますが、いよいよNSX-GTにとっての最後のレースとなってしまいました。1997年のデビュー以来13年間にわたり、皆様からはNSX-GTに大きなご声援をいただきありがとうございました。
さて、一年を振り返ってみますと、前戦のオートポリスのように、予選から思わぬ苦戦を強いられることが多く、これまでNSX-GTが得意としてきたコースで結果がともなっていません。ダウンフォースが大幅に減少したことが、特にアップダウンの激しいコースでは、他車よりも大きく影響を受けていると思います。そのような状況でも後半戦についてはNSX-GTの対他戦闘力も向上してまいりました。特に8号車の2人は、前戦で表彰台こそ獲得できませんでしたが、最後まであきらめずにいい仕事をしてくれたと思います。
最終戦のツインリンクもてぎですが、今年からレース距離が250kmに短縮されるとともに、全車のウエイトハンデが無くなります。また、ダウンヒルストレートから90度コーナーに象徴されるように、ブレーキに非常に厳しいサーキットだといえます。
昨年のこの時期なら各車とも相当のウエイトを搭載するので、車重が軽い方が比較的有利といえましたが、今年はその差は出ないので、戦い方を変えていく必要があります。また、オーバーテイクの難しいサーキットなので、他のサーキット以上に予選順位が大きくレースの展開を左右します。とにかく予選でNSX-GTが上位にどこまで食い込めるかがカギでしょう。
最後になりますが、特にこのレースを特別なものと位置づけ、NSX-GTの有終の美を飾るべく全力を尽くしていきたいと思っております。エンジンの出力UPとともに、車体も最終戦に向けてベストな状態にし、最後の最後まで絶対あきらめずに、皆様の期待に応えられるように必勝態勢で臨む所存でございます。
タイトル獲得も可能性がないわけではありません。皆様からのご声援も我々にとって大きな力となりますので、是非もてぎにご来場いただき、NSX-GTの最後の勇姿にご声援をお願いします」
白井裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「いつもNSX-GTにご声援をいただき、ありがとうございます。
ここもてぎが2009年シーズン最終戦であると同時に、すでにご存知とは思いますが、いよいよNSX-GTにとっての最後のレースとなってしまいました。1997年のデビュー以来13年間にわたり、皆様からはNSX-GTに大きなご声援をいただきありがとうございました。
さて、一年を振り返ってみますと、前戦のオートポリスのように、予選から思わぬ苦戦を強いられることが多く、これまでNSX-GTが得意としてきたコースで結果がともなっていません。ダウンフォースが大幅に減少したことが、特にアップダウンの激しいコースでは、他車よりも大きく影響を受けていると思います。そのような状況でも後半戦についてはNSX-GTの対他戦闘力も向上してまいりました。特に8号車の2人は、前戦で表彰台こそ獲得できませんでしたが、最後まであきらめずにいい仕事をしてくれたと思います。
最終戦のツインリンクもてぎですが、今年からレース距離が250kmに短縮されるとともに、全車のウエイトハンデが無くなります。また、ダウンヒルストレートから90度コーナーに象徴されるように、ブレーキに非常に厳しいサーキットだといえます。
昨年のこの時期なら各車とも相当のウエイトを搭載するので、車重が軽い方が比較的有利といえましたが、今年はその差は出ないので、戦い方を変えていく必要があります。また、オーバーテイクの難しいサーキットなので、他のサーキット以上に予選順位が大きくレースの展開を左右します。とにかく予選でNSX-GTが上位にどこまで食い込めるかがカギでしょう。
最後になりますが、特にこのレースを特別なものと位置づけ、NSX-GTの有終の美を飾るべく全力を尽くしていきたいと思っております。エンジンの出力UPとともに、車体も最終戦に向けてベストな状態にし、最後の最後まで絶対あきらめずに、皆様の期待に応えられるように必勝態勢で臨む所存でございます。
タイトル獲得も可能性がないわけではありません。皆様からのご声援も我々にとって大きな力となりますので、是非もてぎにご来場いただき、NSX-GTの最後の勇姿にご声援をお願いします」