「いつもNSX-GTにご声援をいただき、ありがとうございます。
前戦のセパンでは2位、3位の表彰台を獲得できましたが、Honda勢が表彰台の頂点にまだ立っていないと思うと素直に喜べません。しかしながら、2位を獲得した17号車のKEIHIN NSXの塚越広大選手のすばらしい走りには、彼のレーシングドライバーとしての成長を実感しました。この走りは、前半のスティントでタイヤやブレーキを温存した金石年弘選手の好アシストがあったからこそだと思います。また、ARTA NSXは2戦連続で3位を獲得し、ドライバーポイントは33ポイントとなり、トップと4ポイント差の3位に浮上しました。その半面、ウエイトハンデは厳しくなりますが、さらにランキングの上位を目指して欲しいと思います。
さて、次戦のスポーツランドSUGOは、アップダウンが激しくテクニカルな中低速コーナーが多いので、コーナリング性能に優れたNSX-GTとは相性がいい、どちらかと言うと、得意なコースだと思います。昨年、NSX-GTはSUGOで優勝しましたし、2007年には表彰台を独占したこともあります。前戦のセパンで投入した空力パーツや新しいダンパーも成果が出ていますので、優勝争いだけでなく、シリーズタイトル争いに加われるマシンに仕上げていきたいと思います。
今年はシーズン中のテストが無いため、いつもの年以上にタイヤマネージメントが重要な要素になっています。どこのチームも条件は同じなのですが、特に気温や路面温度が高くなるこれからの時期は、タイヤ性能のスイートスポットを見つけるのが難しくなります。マシンセッティングにおけるラップタイムへの影響はもちろんですが、前戦のセパンでも見られましたが、決勝レース中に使用するタイヤマネージメントによって大きく順位が変動しているのが今年の特徴だといえます。
皆様によい結果を報告できるように全力を尽くしますので、ぜひともご声援をよろしくお願いします」
白井裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「いつもNSX-GTにご声援をいただき、ありがとうございます。
前戦のセパンでは2位、3位の表彰台を獲得できましたが、Honda勢が表彰台の頂点にまだ立っていないと思うと素直に喜べません。しかしながら、2位を獲得した17号車のKEIHIN NSXの塚越広大選手のすばらしい走りには、彼のレーシングドライバーとしての成長を実感しました。この走りは、前半のスティントでタイヤやブレーキを温存した金石年弘選手の好アシストがあったからこそだと思います。また、ARTA NSXは2戦連続で3位を獲得し、ドライバーポイントは33ポイントとなり、トップと4ポイント差の3位に浮上しました。その半面、ウエイトハンデは厳しくなりますが、さらにランキングの上位を目指して欲しいと思います。
さて、次戦のスポーツランドSUGOは、アップダウンが激しくテクニカルな中低速コーナーが多いので、コーナリング性能に優れたNSX-GTとは相性がいい、どちらかと言うと、得意なコースだと思います。昨年、NSX-GTはSUGOで優勝しましたし、2007年には表彰台を独占したこともあります。前戦のセパンで投入した空力パーツや新しいダンパーも成果が出ていますので、優勝争いだけでなく、シリーズタイトル争いに加われるマシンに仕上げていきたいと思います。
今年はシーズン中のテストが無いため、いつもの年以上にタイヤマネージメントが重要な要素になっています。どこのチームも条件は同じなのですが、特に気温や路面温度が高くなるこれからの時期は、タイヤ性能のスイートスポットを見つけるのが難しくなります。マシンセッティングにおけるラップタイムへの影響はもちろんですが、前戦のセパンでも見られましたが、決勝レース中に使用するタイヤマネージメントによって大きく順位が変動しているのが今年の特徴だといえます。
皆様によい結果を報告できるように全力を尽くしますので、ぜひともご声援をよろしくお願いします」