NSX-GTは、9戦のうち7レースで表彰台を獲得するも
ドライバーズ・ランキング最高位は道上/小暮組の6位
昨シーズン、圧倒的な強さでタイトルを獲得したNSX-GTは、レギュレーションにより特別性能調整が課され、車体重量が昨年より50kg重い1150kgで開幕。伊沢拓也(ARTA NSX)、平中克幸(EPSON NSX)、井出有治(RAYBRIG NSX)を新たにドライバーに加え、5チーム5台体制で、GT500クラスのタイトル連覇を狙った。
開幕戦は50kgのウエイトハンデが響き、道上龍と小暮卓史が駆るTAKATA童夢NSXの7位が最高位と苦戦を強いられた。だが、第2戦からは、ライバル勢にもウエイトハンデが課せられ、最終戦まで拮抗した激しい戦いが繰り広げられた。その中で、NSX-GTは第2戦以降のほぼ全レースで表彰台登壇を果たす走りを見せた。特に、第5戦ではTAKATA童夢NSXが今季初優勝を飾った。
シリーズタイトル争いは、最終戦までもつれこんだ。ランキングトップのXANAVI NISMO GT-Rを、2位のTAKATA童夢NSXが14ポイント差で追いかける。決勝レースでホールショットを決めたのは、ポールポジションからスタートしたREAL NSXの金石年弘。ARTA NSXのラルフ・ファーマンが3番手、タイトルがかかるTAKATA童夢NSXの小暮選手は7番手という展開。TAKATA童夢NSXは懸命な走りを見せるも、順位を上げることはできず、14位でシーズン最後のチェッカーを受けた。今季、NSX-GTのドライバーズ・ランキング最高位は、道上/小暮組の6位。チーム・ランキングでは、童夢レーシングチームの5位だった。
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