Round07イタリアイタリア

2019年06月23日(日)・決勝 レース2

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:SPレース(25℃) レース2(27℃)
観客:3万4.620人(3日間:7万0.447人)

第7戦 イタリア

高橋裕紀SPレース14位、レース2転倒リタイア。清成龍一はSPレース15位、レース2は17位でフィニッシュ

不安定な天候となった前日のレース1から一転、終日、青空が広がった第7戦イタリア・ミサノ大会は、23日、スーパーポール(SP)レースとレース2を行い、Moriwaki Althea Honda Teamの高橋裕紀と清成龍一は、両レースともに、惜しくもポイントを獲得することができませんでした。

前日のレース1で、Moriwaki Althea Honda Teamにとって今季ベストリザルトとなる8位でフィニッシュした高橋裕紀は、ドライコンディションとなったSPレースと、続くレース2でポイントは獲得できませんでしたが、マシンのセットアップで貴重なデータを収集することができました。

わずか10周で行われるSPレースでは、ソフトタイヤを選択、予選タイヤに匹敵する1分37秒台で周回し、CBR1000RR SP2とタイヤのマッチングで一歩前進しました。

続く、レース2では、19番グリッドから着実にポジションを上げ、サンドロ・コルテセ(ヤマハ)を従えて14番手を走行しましたが、ラスト4周となった18周目にブレーキングミスを犯し、転倒リタイアに終わりました。レース1に続くポイント獲得は果たせませんでしたが、1分38秒から39秒台のラップタイムを刻む、まずまずの走りで、SPレースからさらに前進しました。前戦スペイン・ヘレス、そして今大会と、負傷欠場のレオン・キャミアの代役として2戦連続で出場した高橋裕紀ですが、代役の仕事をしっかりと果たしました。

フリー走行、予選、そしてレース1とフロントのフィーリングに苦しんだ清成龍一は、この日もフロントのフィーリングを改善できず、SPレースとレース2でともにポイント獲得を果たせませんでした。SPレースでは、1分38秒台から39秒台と思うようにペースを上げられず15位。レース2も、中盤までは1分40秒台とペースは上がりませんでしたが、終盤にかけて1分39秒台にペースを上げ、最終ラップにベストタイムを刻むなど、問題解決の糸口となる走りを見せたことから、次戦につながるレースとなりました。

次戦、ドニントンパークで開催される第8戦イギリス大会(7月6日-7日)は、第5戦イタリア・イモラ大会の予選で左肩のじん帯を痛め、2レースを欠場したレオン・キャミアが復帰する予定。清成龍一とともにイギリス大会に挑みます。

 

コメント

清成龍一(SPレース/15位 レース2/17位)
高橋裕紀「今回のミサノラウンドは厳しいレースになりました。ウエット、ドライともに、特にフロントのフィーリングをよくすることができませんでした。レースウイークを通してコンディションが変わりやすかったことも影響しました。しかし、このようなトリッキーなコンディションに合わせていくのはライダーの仕事であり、満足のいかない週末となってしまいました。チームには申し訳ない気持ちです」

高橋裕紀(SPレース/14位 レース2/リタイア)
高橋裕紀「SPレースでは、とてもいいスタートを切ることができました。ピレリのソフトタイヤは、レース中、うまく機能して、最後まで安定して周回できました。また、グリップをよくするためにセットアップも少し調整しました。それで少し前進することができました。その方向性でレース2も取り組み、少しセッティングを調整しました。マシンのフィーリングは、まだ十分ではありませんが、一生懸命取り組みました。そのため、かなり満足のいく状態になりました。今大会の仕事が、今後、役に立つことを願っています。また、レース2では、ブレーキングミスで転倒してしまい、チームに申し訳なく思っています。今週末のすべての方のサポートと取り組みに感謝しています」

リザルト

スーパーポール

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
119A.バウティスタ ドゥカティ1016'01.109
222A.ローズヤマハ10+7.261
391L.ハスラムカワサキ10+9.154
454T.ラツカトリィオグルカワサキ10+9.405
51J.レイカワサキ10+12.835
633M.メランドリヤマハ10+13.056
           
1472高橋裕紀Honda10+25.652
1523清成龍一 Honda10+36.196
RT52アレッサンドロ・デルビアンコHonda4+6Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ2134'06.731
254T.ラツカトリィオグルカワサキ21+0.381
391L.ハスラムカワサキ21+5.880
422A.ローズヤマハ21+6.203
521M.リナルディドゥカティ21+7.147
666T.サイクスBMW21+7.682
      
1723清成龍一 Honda21+1'05.352
RT72高橋裕紀Honda17+4Laps
RT52アレッサンドロ・デルビアンコHonda9+12Laps

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1A.バウティスタ ドゥカティ330
2J.レイカワサキ 314
3M.ファン・デル・マークヤマハ188
4A.ローズヤマハ164
5L.ハスラムカワサキ153
6T.ラツカトリィオグルカワサキ121
       
16レオン・キャミアHonda26
19清成龍一 Honda14
21高橋裕紀Honda11
23アレッサンドロ・デルビアンコHonda10

マニュファクチャラー

順位 マシン 総合ポイント
1ドゥカティ354
2カワサキ 316
3ヤマハ249
4BMW127
5Honda44

ランキング詳細

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