SBK 2018 | 総集編

新体制で挑んだ2018年シーズン
キャミアが総合12位、ガニェは17位で終える

Hondaは昨年に引き続き、Red Bullをメインスポンサーに「Red Bull Honda World Superbike Team」として参戦。ライダーには、昨年総合8位でHondaチームからのデビューイヤーとなったレオン・キャミア、そして昨シーズン、3戦で代役参戦を果たし、コンスタントにポイントを獲得したジェイク・ガニェを迎え、新体制でシーズンに挑んだ。

フィリップアイランド・サーキットでの開幕戦オーストラリアでは、キャミアが7位/6位、チームメートのガニェも12位/13位に入り、ともにポイントを獲得。新チームのお披露目となった同大会で、シーズンを好発進させた。このレースで手応えをつかんだのか、キャミアは続く第2戦タイでは4位/6位に入り、ダブルでシングルフィニッシュ。レース1では表彰台にこそあと一歩届かなかったものの、表彰台まであと0.8秒と、トップグループとそん色ない速さを見せつけた。

キャミアの初表彰台への期待が高まる中で迎えた第3戦スペイン大会だったが、レース1で多重クラッシュに巻き込まれリタイア。右ろっ骨を痛めてしまい、レース2も欠場を余儀なくされる。一方、ガニェは両レースで12位に入り、マシンへの理解を徐々に深めていった。

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第4戦オランダではキャミアが前戦のケガにより欠場、ガニェもフリー走行での転倒により欠場と、Red Bull Honda World Superbike Teamにとっては苦しい結果に。第5戦イタリア大会でも2人によるポイント獲得はならなかった。

イタリア戦から2週間を挟んで開催された第6戦イギリスでは、ホームレースに奮起したキャミアが2レースともに入賞。続く第7戦チェコでは両レースでシングルフィニッシュを果たし、ケガからの復調をアピールした。ガニェも第8戦アメリカのレース1で今季初のトップ10フィニッシュ、レース2ではこの時点でのベストリザルトとなった9位入賞を果たし、チーム力が上向き始める。

3日間を通して晴天に恵まれた第9戦イタリアGPでは、前戦アメリカで「セッティングの手ごたえをつかんだ」と語っていたキャミアが9位/10位に。続く第10戦ポルトガルではマシンのトラブルに苦しめられるもレース2で入賞し、貴重なポイントを獲得した。

第11戦フランスは、伝統あるマニクール・サーキットを舞台に開催された。同大会でキャミアは11位/9位に入り両レースでポイントを獲得。昨シーズン、代役出場でマニクールを経験済みのガニェはレース1で13位につける。ここまで着実に調子を上げてきたキャミア、ガニェは、第12戦アルゼンチンでともに10位フィニッシュ。最終戦となったカタールでは、ガニェがベストタイとなる9位に入り、ルーキーイヤーながら自身にとって2度目のシングルフィニッシュを果たした。

総合ランキングでは、キャミアが12位、ガニェが17位でシーズンを締めくくった。

- POINTS -

順位 ライダー マシン 総合
1J.レイカワサキ545
2C.デイビスドゥカティ356
3M.ファン・デル・マークヤマハ333
4T.サイクスカワサキ314
5M.メランドリドゥカティ297
 
12レオン・キャミアHonda108
17ジェイク・ガニェHonda64
19パトリック・ジェイコブセンHonda21
23フローリアン・マリノHonda5
順位 マニュファクチャラー 総合
1カワサキ570
2ドゥカティ459
3ヤマハ378
4アプリリア218
5Honda151
6BMW137
7MVアグスタ101
8スズキ3
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