フロントロースタートのチェカが7位/4位
スーパースポーツではピットが今季5勝目を達成してタイトル獲得
2008年10月5日(日)
決勝 |
会場:マニクール・サーキット
天候:曇り
気温:第1レース(12℃)、第2レース(17℃)
コースコンディション:ドライ |
スーパーバイク世界選手権(SB)第13戦フランス大会決勝は、2日間にわたって選手たちを苦しめた雨も上がり、ドライコンディションで行われた。しかし、依然として雲は厚く、第1レース、第2レースともに気温も路面温度も低く、難しいレースとなった。その中で、今季6回目のフロントローから決勝に挑んだカルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)が、第1レースで7位、第2レースで4位と、表彰台は逃したがポイントを獲得した。
第1レースは、気温12℃という寒さの中で、タイヤの選択が難しく、チェカはベストなタイヤを選択できずペースを上げられなかった。雪辱に闘志を燃やした第2レースも、第1レースよりはややペースを回復させたが表彰台には届かなかった。
以下、CBR1000RR勢は、第1レースでケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)が9位、グレゴリオ・ラビッラ(Paul Bird Motorsport)10位、カール・マガリッジ(Team DFX Honda)12位、クリス・ウォーカー(Paul Bird Motorsport)15位。第2レースは、ロベルト・ロルフォ(Hannspree Honda Althea)が10位、ラビッラ12位、ウォーカー15位と、それぞれポイントを獲得した。ケガのために欠場した清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)の代役、マルティン・バウエルは、第1レース17位、第2レースはリタイアだった。予選28番手という厳しいグリッドから決勝に挑んだ青山周平(Alto Evolution Honda Racing)は、2日間の雨と初めて走るサーキットに苦戦、力を出しきれないまま19位/22位という結果に終わった。また、今回、3位/優勝となったトロイ・ベイリス(ドゥカティ)が3度目のタイトル獲得を決めた。
他の日本人勢は、芳賀紀行(ヤマハ)優勝/2位。加賀山就臣(スズキ)8位/7位。中冨伸一(ヤマハ)14位/16位。玉田誠(カワサキ)は18位/18位だった。
スーパースポーツ世界選手権(SS)は、予選3番手から決勝に挑んだアンドリュー・ピット(Honda)が今季5勝目を挙げて、シリーズチャンピオンを獲得した。以下、CBR600RR勢は、ジョシュア・ブルックスが3位表彰台。ピットとともに、今大会タイトル王手で決勝に挑んだレイは、レース中に他車と接触して転倒、再スタートしたが10位に終わった。
大きな注目を集めたSS決勝。ピット、レイ、ブルックス、マシュー・ラグリブのCBR600RR勢と、バリー・ベネマン(スズキ)らがトップグループを形成し、し烈な戦いとなった。しかし、終始、レースをリードしたピットが見事、タイトルを獲得した。これでCBR600RRは、2002年から7年連続でスーパースポーツクラスのタイトルを獲得した。日本人勢で参加の藤原克昭(カワサキ)は12位だった。
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