チェカ4番手。2戦ぶり今季6回目のフロンローから決勝に挑む
2008年10月3日(金)、4日(土)
予選 |
会場:マニクール・サーキット
天候:雨/曇り
コースコンディション:ウエット |
スーパーバイク世界選手権(SB)第13戦フランス大会は、金曜日、土曜日ともに雨の多い不安定な天候となり、芳賀紀行(ヤマハ)がPPを獲得。フォンシ・ニエト(スズキ)、トロイ・ベイリス(ドゥカティ)、4番手にカルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)と続いた。以下、CBR1000RR勢は、ロベルト・ロルフォ(Hannspree Honda Althea)5番手、ケナン・ソフォーグル14番手、グレゴリオ・ラビッラ(Paul Bird Motorsport)16番手。負傷欠場した清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)の代役として出場のマルティン・バウエルは17番手。青山周平(Alto Evolution Honda Racing)は28番手だった。
今大会、金曜日の午前中に行われたフリー走行は、雨の中で始まった。しかも、気温9℃という寒さ。あまりのコンディションの悪さに、このセッションを見送る選手も多く、チェカもその一人だった。しかし、ドライになった午後の予選では白熱したアタック合戦が繰り広げられ、トップから1秒差に12台という大接戦の中で3番手につける好調なスタートを切った。
2日目午前中に行われた2回目の予選も、雨と寒さのためにチェカは走行を見合わせる。そして、ドライになった午後のフリー走行で5番手につけたチェカは、上位16台で行われるスーパーポールでも4番手と好調な走りを見せた。雨と寒さ。厳しいコンディションで行われた2日間のフリーと予選だが、事前テストのデータを生かし、2戦ぶり今季6回目のフロントローを獲得した。
5番手にはロルフォ。雨になった初日のフリー走行でトップタイム。1回目の予選でも6番手と好調なスタートを切った。ロルフォも雨になった2日目の予選をキャンセルしたが、スーパーポールで5番手と今季ベストグリッドを獲得した。
以下、スーパーポール進出を果たしたソフォーグル14番手、ラビッラ16番手。清成の代役として出場したバウエルは17番手。マニクール・サーキットを初めて走る青山は、不安定な天候に翻弄されて満足な走行ができず28番手に終わった。
他の日本人勢は、加賀山就臣(スズキ)15番手、中冨伸一(ヤマハ)19番手、玉田誠(カワサキ)22番手だった。
スーパースポーツ(SS)は、ブロック・パークス(ヤマハ)がPPを獲得。初日トップタイムのジョナサン・レイ(Honda)が2番手、アンドリュー・ピット(Honda)が3番手と好グリッドを獲得した。2戦を残し、し烈なタイトル争いとなっている総合2位のレイと総合首位のピット。今大会も両選手の戦いが大きな注目を集めている。藤原克昭(カワサキ)は21番手だった。
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