清成、惜しくもフロントローを逃す5番手
チェカはスーパーポールで転倒を喫し12番手
2008年9月19日(金)、20日(土)
予選 |
会場:バレルンガ
天候:雨/晴れ
コースコンディション:ウエット/ドライ |
スーパーバイク世界選手権(SB)第12戦イタリア大会の予選は、トロイ・ベイリス(ドゥカティ)がPPを獲得。2番手にトロイ・コルサー(ヤマハ)、3番手に芳賀紀行(ヤマハ)、4番手にマックス・ビアッジ(ドゥカティ)と続き、3戦連続フロントローを狙った清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)は、惜しくも5番手に終わった。予選で7番手につけたカルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)は、スーパーポールで転倒を喫し12番手。以下、上位16台によるスーパーポール進出を果たしたCBR1000RR勢は、ロベルト・ロルフォ(Hannspree Honda Althea)13番手、ケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)14番手、カール・マガリッジ(Team DFX Honda)16番手だった。青山周平(Alto Evolution Honda Racing)はスーパーポール進出を果たせず、24番手だった。
今年で2年目を迎えるバレルンガ。ローマ郊外にあり、昨年は大勢の観衆を集めた。1周4.110kmで、ほぼフラットなコース。前半は高速コーナーが続き、後半はヘアピンが連続するレイアウトとなっている。今大会は、初日が雨となり転倒者が続出するという大荒れの幕開け。2日目は快晴となったが、午前中2回目の予選は、コース上にオイルが出たため2度の赤旗中断。午後のフリー走行は停電のためにセッションが中断されるというハプニングとなった。そのために、予選上位16台によるスーパーポールを予定通り進行させ、スーパーポール終了後に30分間のフリー走行が行われた。
予選4番手の清成は、雨となった初日のフリー走行で転倒を喫する波乱のスタートとなったが、その後は、順調にセッションをこなした。初日は5番手。快晴となった2日目の予選ではベイリス、マックス・ノイキルヒナー(スズキ)、マイケル・ファブリッツォ(ドゥカティ)に続く4番手。スーパーポールでは一つポジションを落とし、3戦連続のフロントローを逃したが、3戦連続優勝に向けてまずまずのグリッドを獲得した。
チームメートのチェカは、雨となった初日の予選で7番手。ドライになった2日目は6番手へとポジションを上げたが、スーパーポールで痛恨の転倒を喫し12番手へと順位を落とした。しかし、セッションをこなすごとに調子を上げているだけに、決勝では追い上げのレースが期待される。
以下、スーパーポール進出を果たしたCBR1000RR勢は、予選14番手のロルフォが13番手。開幕戦カタール以来、11戦ぶりにスーパーポール進出を果たした予選13番手のソフォーグルが14番手。予選11番手のマガリッジが16番手から決勝に挑む。
転倒のために初日26番手と出遅れた青山は、2日目の予選でも、エンジントラブルのために24番手に終わり、スーパーポール進出を逃した。しかし、その後のフリー走行で調子を上げ、停電で中断するまでのセッションで15番手。スーパーポール終了後に行われた3回目のセッションでは大幅にタイムを短縮して8番手に浮上。追い上げのレースが期待される。
そのほかの日本人勢は、芳賀が3番手。加賀山就臣(スズキ)8番手。中冨伸一(ヤマハ)19番手。玉田誠(カワサキ)25番手だった。
スーパースポーツ(SS)は、ブロック・パークス(ヤマハ)がPPを獲得。中盤戦以降、調子を上げて2勝を含む4戦連続(通算5回)で表彰台に立っているジョナサン・レイが3番手。以下、ジャンルカ・ナンネッリ4番手、総合首位のアンドリュー・ピットが5番手、ホアン・ラスコルツ6番手、金曜日の予選で暫定PPを獲得したマシュー・ラグリブが8番手、ロビン・ハームス9番手と、6台のCBR600RRがトップ10入り。CBR600RR勢の6戦連続優勝が期待される。
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