清成、今季ベストグリッドの5番手
チェカは13番手から決勝に挑む
2008年7月18日(金)、19日(土)
予選 |
会場:ブルノ・サーキット
天候:曇り/晴れ
コースコンディション:ドライ |
スーパーバイク世界選手権(SB)第9戦チェコ大会の予選は、清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)が今季ベストグリッドとなる5番手を獲得。対照的にチャンピオン争いをするカルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)は、今季ワーストの13番手と厳しいポジションに終わった。そのほかのCBR1000RR勢は、カール・マガリッジ(Team DFX Honda)が15番手、グレゴリオ・ラビッラ(Paul Bird Motorsport)が19番手、ロベルト・ロルフォ(Hannspree Honda Althea)が20番手、青山周平(Alto Evolution Honda Racing)は23番手だった。
清成にとってブルノ・サーキットは、2003年にMotoGPで走って以来だが、初日のフリー走行は9番手とまずまずのスタート。しかし、午後の予選ではフロントのチャターに苦しみ、思ったほどタイムを更新できず、18番手へポジションを落とした。
2日目の予選も清成は依然としてチャターが解消せず、スーパーポール進出ぎりぎりの16番手に終わる。しかし、午後のフリー走行でチャター解消に向けてセットアップに集中した結果、マシンをこの2日間でもっともよい状態に仕上げることに成功。スーパーポールでは見事、予選タイムを約0.9秒短縮して5番手に浮上した。
一方、8戦終了時点で総合3位のチェカにとっては、この2日間は厳しいものとなった。初日のフリー走行からチャターに苦しみ14番手、予選でも15番手と精彩を欠いた。2日目の予選では何とか9番手までポジションを上げるも、スーパーポールでは予選タイムをわずかに更新するアタックに終わり13番手にダウン。前戦サンマリノ大会に続き厳しいグリッドから決勝に挑むことになった。しかし、実力のあるライダーだけに、決勝では追い上げのレースが期待される。
清成とチェカはこの2カ月間、鈴鹿8耐のテストのために日本と海外を往復する多忙なスケジュールが続いた。2人とも今大会で好成績を残し、鈴鹿8耐に挑む意気込みだ。
なお、ポールポジション(PP)を獲得したのはトロイ・ベイリス(ドゥカティ)。そのほかの日本人勢は、加賀山就臣(スズキ)10番手、芳賀紀行(ヤマハ)12番手、中冨伸一(ヤマハ)18番手、玉田誠(カワサキ)22番手だった。
スーパースポーツ(SS)はブロック・パークス(ヤマハ)がPPを獲得。CBR600RR勢は、ジョシュア・ブルックスが3番手、総合首位のアンドリュー・ピットが4番手でフロントローを獲得。以下、クレイグ・ジョーンズが5番手、鈴鹿8耐のテストから戻ったジョナサン・レイが7番手など、トップ10に7人のCBR600RR勢が名を連ねた。藤原克昭(カワサキ)は23番手だった。
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