リザルト
第4戦 オランダ 第4戦 オランダview

チェカがスーパーポールで6番手を獲得
清成は13番手から決勝に挑む

2008年4月25日(金)、26日(土)
予選
会場:アッセン・サーキット

スーパーバイク世界選手権(SB)第4戦オランダ大会の予選は、晴れ、最高気温17℃という、まずまずのコンディションの中で行われた。初日、2日目ともに、朝方まで降った雨の影響で午前のセッションはウエットからドライへという難しいコンディションとなったが、2日間4セッションともドライで走行することができた。

かつてはハイスピードコースとして知られていたアッセン・サーキットが、大幅に改修され、テクニカルコースに生まれ変わって3年目。今年も2回の予選を終えて、トップから1秒差以内が15人という大接戦となった。その中で、カルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)10番手、清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)12番手、グレゴリオ・ラビッラ(Paul Bird Motorsport)14番手と、3人のCBR1000RR勢が上位16人によるスーパーポール(最終予選)進出を果たした。スーパーポールではチェカが6番手にポジションを上げ、清成は13番手、ラビッラは15番手とわずかにポジションを落とした。

CBR1000RR勢でトップにつけたチェカは、初日のフリー走行で転倒を喫し、その影響で予選でもタイムを伸ばせず、1回目の予選は13番手。2日目、2回目の予選では10番手へポジションを上げ、スーパーポールで6番手に浮上した。第2戦オーストラリア、第3戦スペインで2戦連続で表彰台に立っているチェカは、今大会で3戦連続表彰台と初優勝を狙う。

ルーキーの清成は、2003年にMotoGPでアッセン・サーキットを経験しているものの、改修後に走るのは今回が初めて。「まるでコースが変わっていた」と語っていたが、初日9番手と好調なスタートを切った。しかし、2日目の予選では思うようにタイムを詰められず12番手にポジションダウン。午後のフリー走行では痛恨の転倒を喫し、その影響でスーパーポールも不完全燃焼に終わった。しかし、第2、3戦で着実にリザルトを上げているだけに、今大会は初表彰台が期待される。

以下、CBR1000RR勢は15番手にラビッラ、19番手にカール・マガリッジ(Team DFX Honda)、21番手にケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)と続いた。ルーキーの青山周平(Alto Evolution Honda Racing)は26番手だった。

スーパースポーツ(SS)も、トップから1秒差以内に11人がひしめく接戦となり、ブロック・パークス(ヤマハ)がポールポジションを獲得。ルーキーのジョナサン・レイは、わずか0.049秒差で2番手となった。続く3番手はクレイグ・ジョーンズ。2人のCBR600RRライダーがフロントローに並び、第2戦のアンドリュー・ピット、第3戦のホアン・ラスコルツの優勝に続く3勝目を目指す。

コメント

カルロス・チェカ(スーパーバイク 6番手)

「昨日はいくつかの問題を抱えていたが、今日はおおむね順調だった。レースに向けてのペースも上げることができた。最終的に2列目6番手となったが、初日のつまずきをよくリカバリーできたと思う。トップとの差もあまりないので、明日はいいレースができるはず。チームの地元なので、いいレースにしたい」

清成龍一(スーパーバイク 13番手)

「初日はまずまず順調だったが、2日目はあまりうまくいかなかった。昨日も今日も、前半の低速区間で大きくタイムロスしている。続く高速セクションは普通に走れているのだが、最後までスローコーナーの問題を解決できなかった。午後のフリー走行で転倒したのも失敗だった。そのためにフリー走行で予選タイヤを試せなかった。ぶっつけ本番となったスーパーポールでは、何度もミスをしてタイムを出せなかった。4列目と厳しいグリッドなので、明日はいいスタートを切って前に出たい。ここはチームの地元。プレッシャーを結果につなげたい」

ジョナサン・レイ(スーパースポーツ 2番手)

「今日の結果には満足している。ただ、セッションのほとんどをリードしていたのに、最後に抜かれて残念だった。ともあれ、フロントローからスタートできるのはうれしい。このサーキットではグリッドが大きなアドバンテージになるからだ。ここはチームの地元。明日は表彰台に立ちたい」

予選リザルト

スーパーバイク

順位 ライダー マシン タイム
1T.ベイリスドゥカティ1:38.428
2芳賀紀行ヤマハ 1:38.546
3R.シャウスドゥカティ 1:38.587
4T.コルサーヤマハ 1:38.761
5M.ノイキルヒナースズキ 1:38.840
6カルロス・チェカHonda 1:38.864
13清成龍一Honda 1:40.000
15グレゴリオ・ラビッラHonda 1:40.377
19カール・マガリッジHonda 1:40.695
21ケナン・ソフォーグルHonda 1:40.741
22ロベルト・ロルフォHonda 1:40.869
24ラッセル・ホーランドHonda 1:41.633
26青山周平Honda 1:42.203
27ルカ・モレリHonda 1:43.030

スーパースポーツ

順位 ライダー マシン タイム/差
1B.パークスヤマハ1:40.895
2J.レイHonda +0.049
3C.ジョーンズHonda +0.182
4F.フォーレヤマハ +0.293
5J.ラスコルツHonda +0.435
6I.クレメンティトライアンフ +0.493
7J.ブルックスHonda +0.551
9A.ピットHonda +0.813
11G.ナンネッリHonda +0.873
14G.ビッジエッロHonda +1.215
16M.ラグリブHonda +1.248
17R.ハームスHonda +1.342
21V.カリオHonda +1.708
24M.プライアHonda +2.229
25G.ルブランHonda +2.322
26D.デロモHonda +2.497
27G.ゴウランドHonda +2.753
28M.ジャンサンティHonda +2.851
29L.アルフォンシHonda +2.879
30W.デ・アンジェリスHonda +3.094
32K.コフランHonda +3.244
33L.ネドッグHonda +3.658
34S.バラガンHonda +3.935
35R.ヴァン・スティーンバーゲンHonda +4.094

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