チェカ3位で2戦連続表彰台獲得
清成は今季ベストリザルトの4位でフィニッシュ
2008年4月6日(日)
決勝 |
会場:バレンシア・サーキット
天候:晴れ
気温:30℃ |
スーパーバイク世界選手権(SB)第3戦スペイン大会は、予選7番手から決勝に挑んだカルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)が、第1レース5位、第2レースは3位になり、前戦オーストラリア大会から2戦連続で表彰台に立った。予選6番手の清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)は、第1レースは電気系のトラブルでリタイア、第2レースは今季ベストリザルトとなる4位でフィニッシュ。以下、CBR1000RR勢は、カール・マガリッジ(Team DFX Honda)が第1レースで6位、グレゴリオ・ラビッラ(Paul Bird Motorsport)が7位。ロベルト・ロルフォ(Hannspree Honda Althea)10位と健闘した。
2戦連続で表彰台に立ったチェカは、地元スペインのファンを2レースともに熱狂させた。第1レースは、オープニングラップ10番手とトップグループの後方に沈んだが、すばらしいペースでトップを快走するマックス・ノイキルヒナー(スズキ)を猛追。最終ラップにはノイキルヒナーの背後に迫り、最終コーナーのブレーキングでインを刺すも転倒。再スタートに成功したものの5位でフィニッシュするのがやっとだった。ノイキルヒナーは、転倒したチェカのバイクに乗り上げる格好で転倒。出場30台、完走20台という大荒れのレースとなり、ロレンゾ・ランツィ(ドゥカティ)が優勝した。
第1レースで惜しくも優勝を逃したチェカ。その雪辱に闘志を燃やした第2レースは、オープニングラップ7番手とまずまずのスタート。第1レース同様、すばらしいペースでトップ集団を追い、中盤には首位に浮上。芳賀紀行(ヤマハ)、トロイ・ベイリス(ドゥカティ)とトップグループを形成した。その後、芳賀との一騎打ちとなったが、電気系のトラブルでペースを落とし3番手にダウン。第2レースも優勝を逃すことになったが、3位表彰台に立ち、地元ファンを喜ばせた。
予選6番手からスタートした清成は、両レースともにすばらしい追い上げのレースを見せた。第1レースはオープニングラップ17番手から10番手まで浮上した中盤、電気系トラブルでリタイア。第2レースは、オープニングラップ12番手から確実にポジションを上げて4位でフィニッシュした。清成は、SB3戦目にして表彰台にあと一歩に迫る4位。ルーキー最速はもちろん、これからの活躍にますます期待が膨らんだ。
以下、CBR1000RR勢は、第1レースで6位にマガリッジ、7位にラビッラ、10位にロルフォ、12位ケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)、13位ラッセル・ホーランド(Team DFX Honda)と6台がポイントを獲得。第2レースでは、11位にラビッラ、15位にソフォーグルが入った。青山周平(Alto Evolution Honda Racing)は、第1レースは、2周目の1コーナーで他車の転倒に巻き込まれてリタイア。第2レースは24位で完走した。
スーパースポーツは、36台が出場、13台がリタイアする激しいレースとなり、地元ファンの声援を一身に受けたホアン・ラスコルツ(Honda)が初優勝を達成した。予選2番手から好スタートを切ったラスコルツは、スタートから一度も首位を譲らない快走。シーズン2年目の初優勝に満面の笑み。開幕戦カタール大会の2位に続く優勝で、総合ポイントでも首位に浮上した。3位にはクレイグ・ジョーンズ(Honda)。開幕戦カタールの3位以来、今季2回目の表彰台を獲得した。以下、CBR660RR勢は、5位にジャンルカ・ナンネッリ、6位にジョナサン・レイという結果だった。2戦連続PPのアンドリュー・ピットは、ラスコルツに続く2番手を快走したが、4周目に痛恨の転倒、再スタートするも19位だった。
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