チェカ、デビュー2戦目にしてフロントロー獲得
SSではピットが今季初PP
2008年2月29日(金)、3月1日(土)
予選 |
会場:フィリップアイランド・サーキット |
開幕戦カタール大会から2週連続の開催となったスーパーバイク世界選手権(SB)オーストラリア大会が、2月29日、メルボルン近郊のフィリップアイランド・サーキットで開幕した。前戦同様、新型CBR1000RRを投入したHonda勢は、ニューマシンのセットアップからスタートした。
初日は午前中がウエットからドライになる難しいコンディション。午後は青空が広がり、完全なドライとなった。2日目も好天に恵まれ、気温は23℃まで上昇した。
フィリップアイランド・サーキットは、中高速コーナーが連続するハイスピードコースで、伝統的に、走り慣れている地元オーストラリア勢が強さを発揮する。初日はトロイ・コルサー(ヤマハ)がトップタイムをマーク。2日目はトロイ・ベイリス(ドゥカティ)が逆転PP。地元オーストラリア勢が1、2番手と、今大会でも強さを発揮した。
CBR1000RR勢は、初日10番手のカルロス・チェカ(Hannspree Ten Kate Honda)が、2日目の予選で約0.8秒短縮して一気に4番手に浮上。上位16台で行われるスーパーポールでも4番手をキープし、SB参戦2戦目にしてフロントローを獲得した。以下、9番手にラッセル・ホーランド(Team DFX Honda)、12番手にカール・マガリッジ(Team DFX Honda)と地元オーストラリア勢が入り、13番手にロベルト・ロルフォ(Hannspree Honda Althea)、14番手にグレゴリオ・ラビッラ(Paul Bird Motorsport)と続いた。
デビュー戦となった開幕戦でノーポイントに終わっている清成龍一(Hannspree Ten Kate Honda)は、2回目の予選で転倒を喫したことが影響して19番手。今年からSBにスイッチした青山周平(Alto Evolution Honda Racing)は24番手と、ポジション的に不満が残るものの、カタール大会よりトップとのタイム差を縮めて順位を上げた。日本人勢最上位は、芳賀紀行(ヤマハ)の7番手。玉田誠(カワサキ)は18番手だった。
スーパースポーツ(SS)では、アンドリュー・ピットが初日、2日目と完ぺきな走りでPPを獲得。2番手にジョシュア・ブルックスと、CBR600RRに乗るオーストラリア人の2人が1-2を決めた。1月にフィリップアイランドでテストを行っているジョナサン・レイも、ルーキーながら初日7番手、2日目5番手と好調な走りを見せた。今大会の予選は7台のCBR600RRがトップ10に名前を連ねた。
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