初参戦のチェカがHonda勢によるWSB通算100勝目を達成
第5戦でダブルウインを果たし、ランキング4位に
タイトル連覇に挑むHannspree Ten Kate Hondaは、MotoGPからスイッチしたカルロス・チェカ、BSB(イギリススーパーバイク選手権)で2連覇を達成した清成龍一の2人が今年フルモデルチェンジしたCBR1000RRを駆って参戦した。チェカはWSB(スーパーバイク世界選手権)初出場ながら、開幕戦から上位16台で行われるスーパーポール(最終予選)に進出。決勝第1レースで6位入賞と順調なスタートを切った。さらに2戦目にして予選4番手、初のフロントローを獲得。決勝第2レースでは2位に入り、その実力を遺憾なく発揮した。
圧巻は第6戦。初のポールポジションを獲得したチェカは、決勝両レースで2番手以下を圧倒し、初優勝を飾るとともにダブルウインを達成。その第2レースの勝利は、Honda勢のSB通算100勝目というメモリアルウインとなった。後半戦は最終戦の2位を除いて残念ながら表彰台に立つことが叶わなかったものの、初めてのシーズンで4位という好成績を残した。タイトルは最終戦を含み4度のダブルウインを決めたトロイ・ベイリス(ドゥカティ)が獲得した。
一方の清成は、開幕戦こそセッティングに苦しみ凡走するも、第5戦で3位表彰台に上り、鈴鹿8耐を制した翌週に行われた第10戦ではダブルウイン。続く第11戦でも今季3勝目を挙げるなど快走。ランキング9位でシーズンを終えた。
また、併催されたWSS(スーパースポーツ世界選手権)ではCBR600RRを駆るアンドリュー・ピットが全14戦中5勝を挙げ、タイトルを獲得した。 |