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第11戦(WSS第10戦)
イタリア
2003年9月28日 開催
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レースレポート

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バーミューレン(左)を抑え、マガリッジ(右)が優勝
1-2でHondaのマニュファクチャラーズタイトルも決定
予選4位、決勝5位となったカーペンティアー
バーミューレン、スーパースポーツ世界選手権の初タイトルを獲得
■決勝日時 :9月28日(日)
■天候 :晴れ
■気温 :28℃
最終戦を待たずにタイトルを決めたバーミューレン
最終戦を待たずにタイトルを決めたバーミューレン

 スーパースポーツ世界選手権第10戦イタリア大会は、9月28日にイタリアのイモラで行われ、2位に入ったクリス・バーミューレン(Ten Kate Honda)が最終戦を待たずに初タイトルを獲得した。今回の大会で優勝したのはバーミューレンのチームメイト、カール・マガリッジだった。

 バーミューレンのタイトル獲得によってHondaは2年連続のライダー・タイトルを獲得(昨年度チャンピオンはファビアン・フォレット)。また今年はマニュファクチュラーズ・タイトルも手に入れた。

 決勝レースはバーミューレンとマガリッジの一騎打ちとなった。中盤トップに立ったバーミューレンを追うマガリッジは、21周のレースのうちラスト4周目にトップに立った。バーミューレンもラストラップに再び仕掛けるが、ブレーキングミスした隙にマガリッジに抜かれ、マガリッジがそのままトップでチェッカーフラッグを受けた。

 ポールポジションからスタートしたマガリッジは、前戦オランダ大会に続く2連勝を達成。3位にはユルゲン・ファンデン・グールベルグ(Yamaha)が入った。今シーズン、一時はバーミューレンのライバルだった藤原克昭(Suzuki)は、19周目の最後のシケインで転倒した。

 その他のHonda勢では、セバスチャン・カーペンティアー(Klaffi Honda)が5位、イアン・マクファーソン(Van Zon Honda)が8位、ロバート・ウルム(Klaffi Honda)が13位に入っている。ワーナー・ディーメン(Van Zon Honda)はマシン・トラブルのため早々にリタイヤした。

 すでにタイトルは決定したものの、10月19日にフランスのマニクールで行われる最終戦では熾烈なランキング2位争いが繰り広げられる。現在のポイントは1位がバーミューレンの181ポイント、2位がステファン・シャンボン(Suzuki)で126ポイント、3位ファンデン・グールベルグが120ポイント、4位藤原克昭が119ポイントとなっているが、マガリッジも109ポイントを獲得して、ランキング5位に浮上している。4位の藤原とのポイント差は10点。3位のグールベルグとの差も11点だ


クリス・バーミューレン(2位、チャンピオン決定)
「まだ世界チャンピオンになったという実感がない。今日はただレースを楽しんでいた。今年はオフのテストで初めてCBR600RRに乗った時から、このマシンは特別だという予感がしていた。マシンにまたがっただけで、CBR600RRは勝つために生まれたマシンだと分ったんだ」

カール・マガリッジ(優勝)
「今回、僕らにはチームオーダーなんてなかった。チームボスのロナルド・テンケイトは僕とクリス(バーミューレン)のことを十分信頼してくれているんだ。僕らもお互いのライディングを知っているから、無茶なことはしないと分っていた。ロナルドは僕らにただ『いいレースをしてこい』と言ってくれたので、僕らはいいレースをしたんだ」

セバスチャン・カーペンティアー(5位)
「イモラを走るのは今回が初めてだった。頑張って表彰台を狙っていたのだけど、藤原が目の前で転倒した時に、もう少しでぶつかりそうになり、それで大きく遅れてしまった。それでも5位に入れたのだから嬉しい」

イアン・マクファーソン(8位)
「今週末はすごく苦労したので、10位以内に入れたのは嬉しい。8位以上の成績をこれまでに出しているから、8位ではあまり良くないと思うかもしれないが、今週末はチームも本当によくやってくれたし、僕も100%の力を出して手に入れた成績だ」

 
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