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第9戦(WSS第8戦)
ヨーロッパ
2003年7月27日 開催
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レースレポート

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表彰台に上ったカーペンティアー(右)
マガリッジはタイヤ・チョイスに失敗しながらも4位
6位となったバーミューレンだがポイントリードはキープ
カーペンティアーが今季初表彰台
バーミューレンは6位に入る
■決勝日時 :7月27日(日)
■天候 :晴れ
■気温 :22℃
■観客数 :週末通算約12万人
今期初の3位表彰台入りを果したカーペンティアー
今期初の3位表彰台入りを果したカーペンティアー

 スーパースポーツ世界選手権第8戦ヨーロッパ大会は、7月27日にイギリスのブランズハッチで行われ、セバスチャン・カーペンティアー(Klaffi Honda)が3位に入り、今季初表彰台に立った。

 ランキング首位を独走するクリス・バーミューレン(Ten Kate Honda)は今回予選4位からスタートしたが、タイヤ・チョイスに失敗したため6位に終わった。バーミューレンのチームメイト、カール・マガリッジ(Ten Kate Honda)は予選では3位だったが、決勝レースではタイヤが少し硬すぎたため、4位となった。

 23周の決勝レースは、途中ステファーノ・クルチアーニ(Kawasaki)がエアーフェンスに激突したため、21周に短縮された。幸いクルチアーニは無傷だった。地元のイアン・マクファーソン(Van Zon Honda)には予選中のクラッシュの影響が出ていた。マシンのセッティングも完璧ではなく、ギヤ比の選択も勘に頼っていたのである。その結果、マクファーソンは決勝レースで11位に終わり、落胆していた。

 その他のHonda勢ではBKM Honda Racing Team AGのクリストフ・コーギャンが14位、ブロック・パークスが15位に入っている。コーギャンはサスペンション・セッティングに悩み、パークスはエキゾースト・パイプにクラックが入ってしまったため、トップ10入りを逃した。ロバート・ウルム(Klaffi Honda)はマシン不調のため18位に終わり、ワーナー・ディーメン(Van Zon Honda)は12周目に転倒したが、負傷はなかった。

 2日間の予選はウエットとドライだったが、ドライでの走行時間が短かったため、多くのチームがセッティングとタイヤ・チョイスに悩んでいた。ちなみにポールポジションを獲得したのは、優勝したステファン・シャンボン(Suzuki)だった。しかし、決勝レース当日は路面温度が土曜日のドライの予選よりはるかに上がったため、タイヤ・チョイスがレースの勝敗を決することになったのである。

 今回6位に終わったとはいうものの、依然としてバーミューレンはポイントテーブルで独走している。ランキング2位には今回のレースで2位に入ったユルゲン・ファンデン・グールベルグ(Yamaha)が浮上してきたが、バーミューレンとのポイント差は37ポイントとなっている。ランキング3位に落ちた藤原克昭(Suzuki)とバーミューレンのポイント差は38ポイントだ。Honda勢で2番目にランキングが良いのはマガリッジで、現在7位につけている。

 全11戦で競われるスーパースポーツ世界選手権もいよいよ終盤に入る。第9戦は9月7日にオランダのアッセンで行われる。


●セバスチャン・カーペンティアー (3位)
「レースの間じゅう、マシンのフィーリングがすごく良かった。予選で雨が降ったから、タイヤ・チョイスはとても難しかった。でも、僕の選択は正しかったようだ。僕の使用したピレリ・タイヤはとても安定していた。今日の結果にはとても満足しているよ」

カール・マガリッジ (4位)
「マシンの調子は良かったのだけど、パワーを路面にうまく伝えることができなかった。序盤からタイヤは滑っていたが、そのままの状態でもってくれるだろうと思っていた。ところが8周目からスピンし始めたんだ。おそらくタイヤ・チョイスが良くなかったのだろう。もっと柔らかいピレリ・タイヤを選択していたライダーには問題がなかったようだからね」

●クリス・バーミューレン (6位)
「今日の一番の問題はタイヤだった。僕はタイヤ・チョイスを間違えたようだ。ユルゲン・ファンデン・グールベルグのタイヤの方が僕のタイヤよりずっと良かったようだ。予選中、ドライで走行する時間が短かったのも影響した。今回の結果はあまり良くないけど、依然としてチャンピオンシップでのポイントリードが大きいことを考えると、そんなに悪いものではない」

 
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