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第7戦
サンマリノ
2003年6月22日 開催
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レースレポート

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パークス(右)は今季初の表彰台登壇。ランキングは7位に
バーミューレンはリタイアも、タイトル争いは独走態勢
コーギャンの9位が、Honda勢2番目の成績となった
パークスが今季初表彰台をゲット
バーミューレン、リタイアもタイトルへ独走態勢
■決勝日時 :6月22日(日)
■天候 :晴れ
■気温 :31℃
フォレット、藤原とのトップ争いを演じるパークス
フォレット、藤原とのトップ争いを演じるパークス

 スーパースポーツ世界選手権第7戦サンマリノ大会は、6月22日にイタリアのミサノ・アドリアティコ・サーキットで行われた。ランキング首位を独走するクリス・バーミューレン(Ten Kate Honda)は今回、転倒・リタイアに終わったが、Honda勢ではブロック・パークス(BKM Honda)が3位に入り、今季初表彰台を獲得した。

 猛暑の中で行われた予選でポールポジションを獲得したのは、地元のシモーネ・サンナ(Yamaha)だった。予選ではバーミューレンが2位につけ、パークスは7位とセカンド・ローのスターティング・グリッドを獲得した。

 決勝レースでパークスは序盤、バーミューレンや他のライダーが形成するトップ・グループを積極的に追走。7周目、クルバ・デル・カロ・コーナーでカール・マガリッジ(Ten Kate Honda)が転倒。その2周後には、同じ場所でバーミューレンも転倒して戦列を離れた。その後、パークスは藤原克昭(Suzuki)、ファビアン・フォレット(Kawasaki)とトップ争いを繰り広げたが、終盤フォレットがパークスと藤原を抑えて、今季初優勝を飾った。2位は藤原、3位パークスの順でチェッカーフラッグを受けた。

 Honda勢で2番目に成績が良かったのが、9位のクリストフ・コーギャン(BKM Honda)。今回のサンマリノ大会は、予選に引き続き決勝レース当日も猛暑に見舞われ、外気温、路面温度共に高かったため、転倒者が続出していた。ちなみにクルバ・デル・カロ・コーナーで転倒したバーミューレンとマガリッジの2人は、いずれも転倒の原因が何だったのか分からないと語っている。

 フランス人ライダーのセバスチャン・カーペンティアー(Klaffi Honda)は、スタートに失敗したが、その後猛然と追い上げて12位に入り、貴重なポイントを獲得した。そのカーペンティアーも今回の過酷なコンディションには相当参っていた。ちなみに湿度も72%に上がっていたのである。イアン・マクファーソン(Van Zon Honda)は予選で19位に終わり、その後、調子を上げるためにいろいろトライしたが、今ひとつ調子は上がらなかった。それでも14位に入り、2ポイントを獲得したのだった。マクファーソンのチームメイト、ウエルナー・ディーメンはクラッチ・トラブルでリタイアし、ロバート・ウルム(Klaffi Honda)は17周目に転倒した。

 ポイントリーダーのバーミューレンは今回リタイアしたものの、これまでの貯金が物を言い、ポイントテーブルでは依然として首位を独走している。前戦までランキング2位だったユルゲン・ファンデン・ゴールバーグ(Yamaha)が今回バーミューレン同様にリタイアしたため、2位に入った藤原克昭がランキングでも2位に浮上してきた。しかし、バーミューレンと藤原のポイント差は、37ポイントもある。

 7月13日にアメリカ・ラグナセカで行われるスーパーバイク世界選手権では、スーパースポーツ世界選手権のレースは行われないため、スーパースポーツ世界選手権の次のレースは7月27日のブランズハッチ大会となる。このため、ライダーたちは、約1か月間の休みを堪能することができるわけだ。


ブロック・パークス (3位)
「今日は3位に入れてとても嬉しい。もちろん優勝を狙いたかったけど、今シーズンの初めに同じような状況があって、その時はハードに攻め過ぎてワイドにはらんでしまい、表彰台を逃してしまった。だから、今日はどうしても表彰台に上がりたかったんだ。次回は優勝するためにもっと攻めて行くよ」

クリストフ・コーギャン (9位)
「今日のレースは今シーズンの中でも一番暑くて、ハードなレースだった。とにかく体力勝負のレースだったね。僕はリヤに柔らかすぎるタイヤを選んでしまったのだけど、最初から最後までハードな走りをしなくてはならなかったんだ」

クリス・バーミューレン (DNF)
「何が起こったのかよく分からない。なんの前兆もなく、突然フロントから滑ったんだ。特別ハードに攻めていたわけでもない。気がついたらグラベルにいた。マシンの調子はパーフェクトだったから残念だけど、これもレースだ。貯金が大きかったから、今回ノーポイントに終わっても助かっている。とにかくけがをしなくてよかったよ。これから1か月間は休みだからのんびりしたいね」

カール・マガリッジ (DNF)
「クリス(バーミューレン)と同じ場所でフロントから滑ったんだ。スーパーバイク・レースでは二―ル・ホジソンも同じところで転倒している。突然フロントから滑って、気がついたらグラベルにいたんだよ」

 
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