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第6戦
イギリス
2003年6月15日 開催
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サーキット&TV情報 レースレポート リザルト ポイントスタンディング
レースレポート

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バーミューレンは2位以下に12秒もの大差をつけて優勝
スタートで順位を上げ、今季初表彰台獲得のマガリッジ
スポット参戦の辻村は、予選から大幅に順位を上げ12位に
バーミューレン、圧倒的強さで今季4勝目
マガリッジも今季初表彰台に上がる
■決勝日時 :6月15日(日)
■天候 :晴れ
■気温 :25℃
■観客数 :週末通算約8万3000人
バーミューレン(中央)とマガリッジ(右)がW表彰台を達成
バーミューレン(中央)とマガリッジ(右)がW表彰台を達成

 6月15日にシルバーストーン・サーキットで行われたスーパースポーツ世界選手権第6戦で、クリス・バーミューレン(Ten Kate Honda、CBR600RR)が優勝した。今季4勝目となる今回の勝利によってバーミューレンは、ランキング2位につけるユルゲン・ファンデン・ゴールバーグ(Yamaha)とのポイント差を47ポイントとし、ライバルたちとの差を大きなものとした。

 今回、バーミューレンに続いて2位に入ったのは、ポールポジションからスタートしたファンデン・ゴールバーグだったが、バーミューレンは17周のレースで一旦トップに立ったあと、一度もトップの座を譲らず、ファンデン・ゴールバーグに12.157秒差をつけて、トップでチェッカーフラッグを受けたのである。ちなみにバーミューレンは、予選ではマシンのセットアップに苦戦し、6番手、2列目からのスタートだった。

 チームメイトのカール・マガリッジは、中盤ファンデン・ゴールバーグと2位争いを繰り広げたが、その後3位のポジションをキープすることに専念し、今シーズン初の表彰台を獲得した。これまで予選では何度もポールポジションを獲得し、その速さに定評のあるマガリッジだが、決勝レースでは表彰台に上がれず苦戦していた。今回の予選も13位と普段より悪かったが、決勝での走りが光った。

 Honda勢で3番目の成績を挙げたのが、クリストフ・コーギャン(BKM Honda Racing Team AG)で6位。また、ロバート・ウルム(Klaffi Honda)は10位に入った。今回、ワイルドカードで出場した辻村猛(テクニカル・スポーツ・レーシング)は、予選は22番手だったが、決勝レースでは大幅にポジションアップして12位に入り、4ポイントを獲得した。

 その他のHonda勢では、辻村同様ワイルドカードで出場したディーン・トマス(Vitrans Honda)が13位、ウエルナー・ディーメン(Van Zon Honda)が15位、セバスチャン・カーペンティアー(Klaffi Honda)が18位に入った。ブロック・パークス(BKM Honda Racing Team AG)とイアン・マクファーソン(Van Zon Honda)はリタイアに終わっている。

 今回の優勝でバーミューレンはポイントスタンディングで単独首位に立った。また、マガリッジもランキング7位に浮上し、コーギャンもランキング9位につけている。

 次のレースは来週、6月22日にイタリアのミザノ・サーキットで行われる。


クリス・バーミューレン (優勝)
「予選ではマシンのセットアップに苦戦した。2列目からのスタートは悪くはなかったけど、本当はもっとユルゲン(ファンデン・ゴールバーグ)に近いタイムを出したかった。それでもマシンのセッティングも決まり、ウォームアップ・セッションの時にピレリがニュータイヤを試させてくれた。このタイヤが良かったんだ。決勝レースではただひたすら全開で攻めた。ユルゲンがコースアウトしそうになって僕がトップに立ってからはハードに攻めていった。ピットサインで+4秒、+5秒とどんどん差が広がっていくのが分かった。中盤以降は少しペースを落としたんだ」

カール・マガリッジ (3位)
「スタートがうまくいったので、1周目に大勢のライダーを抜くことができた。3位のステファン・シャンボン(Suzuki)を抜いたあと、ユルゲンの背後につけたんだ。一度ユルゲンの前に出て、ペースをコントロールしようとしたのだけど、スライドばかりしていたのでまた抜かれてしまった。それでもユルゲンに置いていかれないようにしたのだけど、一度怖い思いをしたので、3位で満足することにしたんだ。表彰台に上がるのは久しぶりだし、今週末はハードだったから、3位に入れてハッピーだよ」

クリストフ・コーギャン (6位)
「予選とフリープラクティスでは毎回マシンのセッティングを変えたんだ。でも、結局いつも最初のセッティングに戻っていたんだよ。今回コースが改修されたけど、新しいシケインに馴染めなかった。スムーズなラインが取れなかったんだ。あのシケインのおかげでシルバーストーンの流れるようなリズムが狂ってしまっている」

ロバート・ウルム (10位)
「もっと良い成績が残せていたと思う。フロントのフィーリングが良くなかったんだ。これまでフロントエンドから滑って転倒したことが何回かあったので、今回のレースで自信を回復したかった。でも、実際にはクラッシュしないようにペースを落として走っていたんだ。テストで1、2日走り込めば、優勝する自信があるのだけどね」

 
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