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第5戦
ドイツ
2003年6月1日 開催
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レースレポート

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バーミューレンは、この日の勝利で年間ポイントを独走
対照的な結果の2人(手前マガリッジ、奥バーミューレン)
PPを獲得するも、15位に終わったマガリッジ
バーミューレン、今季3勝目を挙げ、ポイント上でも単独首位につける
■決勝日時 :6月1日(日)
■天候 :晴れ
■気温 :27℃
■観客数 :週末通算約6万8000人
タイトでツイスティなコースを攻めるバーミューレン
タイトでツイスティなコースを攻めるバーミューレン

 2週間前にモンツァ(イタリア)で行われたスーパースポーツ世界選手権第4戦で、予選2番手からスタートして優勝したクリス・バーミューレン(Ten Kate Honda、CBR600RR)は、6月1日にドイツのオーシェルスレーベンで行われた第5戦でも予選2位からスタートし、スタート直後からトップに立って優勝した。

 気温27℃、路面温度48℃という暑さの中で行われた28周のレースで、バーミューレンは一度もトップの座を譲らず、2位に入ったステファン・シャンボン(Suzuki)に1.775秒差をつけて優勝したのだった。

 ポールポジションからスタートしたカール・マガリッジ(Ten Kate Honda、CBR600RR)は、序盤トップ・グループにつけるが、イアン・マクファーソン(Van Zon Honda)と接触。この時点ではクラッシュしなかったが、その後、7周目にクラッシュした。23位で再スタートを切ったマガリッジは、最終的に15位に入り、1ポイントを獲得している。

 序盤、バーミューレンやシャンボンとトップ争いを展開していたブロック・パークス(BKM Honda Racing Team AG)は、フロント・タイヤのグリップがなくなり、コーナーの立ち上がりであわや転倒というシーンを演じた。その後、ペースを落とし、5位でレースを終えたが、初表彰台を逃して落胆していた。

 モンツァで6位に入ったセバスチャン・カーペンティアー(Klaffi Honda)は、今回も9位と健闘し、チームメイトのロバート・ウルムは11位となった。

 クリストフ・コーギャン(BKM Honda Racing Team AG)はHonda勢でリタイアした3人のうちのひとりとなった。コーギャンのマシンは11周目にメカニカル・トラブルに見舞われたのである。マクファーソンも21周目にスロットル・トラブルでリタイヤ。マクファーソンのチームメイト、ウエルナー・ディーメンは4周目にYamahaのクリスチャン・ケルナーがクラッシュした際に巻き添えになり、リタイアした。

 高速コースのフィリップアイランド(第2戦、オーストラリア)とモンツァ(第4戦、イタリア)での優勝に続き、タイトでツイスティなオーシェルスレーベンで今季3勝目を挙げたバーミューレンは、これで獲得ポイント106点となり、ランキング2位の藤原克昭(Suzuki)に38ポイント差、同3位のユルゲン・ファンデン・グールベルグ(Yamaha)に42ポイント差とポイント・テーブルで単独首位につけている。

 次戦は6月15日に英国のシルバーストーンで開催される。


●クリス・バーミューレン (優勝)
「今回の勝因が何だったのかよく分からない。ただ、スタート直後から必死で走っていたら、誰もついてこなかったんだ。ここはとても難しいコースだし、予選タイムが拮抗していたから、ちょっと驚いている。でも、とにかく勝てて嬉しいよ」

ブロック・パークス (5位)
「コースアウトした際にタイヤに泥がついてしまい、それが取れるまで2周かかってしまった。選んだフロント・タイヤが少し柔らかすぎたようで、徐々にグリップがなくなってしまった。パワーに関してはまだ問題がある。ストレートで0.5秒ぐらい差がついてしまうので、どうしてもコーナーで無理してしまった」

●セバスチャン・カーペンティアー (9位)
「1周目にコース上に水かオイルが流れていて、それにのって大きくスライドしてしまった。赤旗が出るかと思ったので、その後順位を挽回するのは難しかった。でも9位に入れて良かった。今回のレースは僕にとって今シーズン3戦目で、まだ体調は完全ではない。今後も成績は上がっていくと思う」

ロバート・ウルム (11位)
「スタートは良かったのだけど、マシンに細かいなトラブルが出ていた。今回のコースでは表彰台を狙えると思っていたので残念だ」

カール・マガリッジ (15位)
「モンツァ以降、スタートの時にクラッチをダメにしてしまわないよう神経質になっていた。その結果、今回はスタートで失敗した。コースアウトしてクラッシュしたのは愚かだった。その後、なんとかしてポイントを取ろうと必死で追い上げたので、かろうじて1ポイント獲得できた」

 
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