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第1戦
スペイン
2003年3月2日 開催
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レースレポート

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ゴール直前まで3位争いを展開したコーギャン
一時は順位を落としたマガリッジだが激しい追い上げを見せた
序盤は3位につけていたパークスだが徐々に遅れて7位に
バーミューレン、開幕戦で2位を獲得
■決勝日時 :3月3日(日)
19周目までトップを走行していたバーミューレン
19周目までトップを走行していたバーミューレン

 WSS(スーパースポーツ世界選手権)開幕戦は3月2日にスペインのバレンシア・サーキットで行われた。  

 予選で2番手のポジションを獲得したHonda CBR600RRに乗るクリス・バーミューレン(Ten Kate Honda)は、23周の決勝レースで19周目までトップを走行したが、19周目にコースアウト。その後、トップを走行する藤原克昭(スズキ)を必死で追ったが、4.5秒差で惜しくも2位となった。  

 しかし、次戦(3月30日)はバーミューレンの地元オーストラリアのフィリップアイランドで開催されるため、バーミューレンはリベンジを誓っている。

 今回ぎりぎりでマシン(CBR600RR)の準備が間に合ったというフランス人のクリストフ・コーギャン(BKM Honda Racing Team AG)はチェッカーフラッグを受ける直前まで3位争いを展開していたが、最終コーナーでアレッジオ・コラディ(ヤマハ)にかわされて4位に終わった。そして、バーミューレンのチームメイト、カール・マガリッジにも今回優勝のチャンスはあったが、4周目にバーミューレンと接触し、一時は大きく順位を落とした。その後、マガリッジは激しい追い上げを見せたが、タイヤの磨耗もあり6位でフィニッシュした。

 昨年までスーパーバイク世界選手権に参戦していたオーストラリア人のブロック・パークス(BKM Honda Racing Team AG)は序盤3位につけていたが、徐々に遅れて7位となった。しかし、スタート直後の数周を全開で、アグレッシブな走りをしなくてはならないスーパースポーツのレースにも慣れて、次戦には期待できるだろう。

 ベルギー人のワーナー・ディーメン(Van Zon Honda)は序盤、他のライダーにコースの外に押し出され、一時は17位まで順位を落とした。しかし、その後、猛然と追い上げて10位でフィニッシュしている。 また、ディーメンのチームメイト、イアン・マクファーソンは、スタートは良かったが、その後エンジン不調に見舞われ、20人中18位という不本意な成績に終わり、落胆していた。

 予選で4位に入り、フロントローを獲得したロバート・ウルム(Klaffi Honda)は、決勝レースのスタートの際に両足のニー・スライダーを落とすというアクシデントに見舞われた。その後、ライディング・スタイルを修正して走り続けたウルムだが、1コーナーで転倒してレースを終了。

 ウルムのチームメイト、ジャンルイジ・スカルビニは4コーナーでギヤ・チェンジの際にミスを犯し、ハイサイドを起して戦列を去っている。


クリス・バーミューレン (2位)
シーズンオフのテストでここを走った時とはずいぶん状況が違った。それにニュー・マシンでレース・ディスタンスを走るのも今回が初めてだったんだ。レースは悪くなかったけど、4周目にチームメイトのマガリッジに接触したのは悪かった。コーナーの進入で突っ込みすぎて止まれなかったんだ。次は僕の地元だから楽しみだよ。

クリストフ・コーギャン (4位)
最終ラップに3台で3位争いをしていた。追い抜きがとても難しい状況だったんだ。僕は去年転倒ばかりしていたから、今回は開幕戦だし安全に走って完走しようと思っていた。今回はマシンが間に合ったのがレースの直前だったから、こんなに走れたのは奇跡みたいだよ。

カール・マガリッジ (6位)
バーミューレンと接触するまではトップを走っていた。接触後は必死で追い上げようとしたけど、アグレッシブになりすぎてタイヤが磨耗してしまった。あと、フロント・ブレーキのトラブルもあったけど、次のレースまでには解決できると思う。

ブロック・パークス (7位)
僕もマガリッジを抜こうとしたのだけど、彼のマシンの方が直線で少し速かった。それにこのサーキットは追い抜きが難しい。追い抜こうとしてもラインをブロックされてしまうんだ。でもハードに攻めて、終盤は数人のライダーを抜くことができた。

 
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