vol.01 Think about Speed!

人の気持ちを魅了してやまない「スピード感」。

ひとくちに言ってもいろいろあります。
新幹線のように快適なもの。レースのようにエキサイティングなもの。
でもS660が目指したのは「誰もが笑顔になってしまうスピード感」です。
大人でさえまるで初めて自転車に乗れた子どものような顔になってしまう。
そんな、本能のレベルで笑顔に誘ってくるスピード感。

どうすれば実現できるのでしょうか……?
カギは「地面」そして「空と風」にありました。

空とひとつになる、全身で風を感じるよろこび

ちょっとファンタジックな例えになりますが、「空飛ぶ絨毯」のほうが「動く部屋」よりも格段にスピードを感じられるはずです。空と自分の間に隔てるものが無く、風を全身で受けられたら、どんな速度だったとしても、それだけで最高のエンターテインメントになりそうです。
S660がルーフを取り外すことのできる「オープンカー」である理由はここにあります。木々の生い茂るワインディングロードを行くときはもちろん、夜の街をふらりと流すときも、あるいはちょっと買い物に行くときでも、気軽に「空とひとつになる」喜びを感じて欲しいのです。
オープンカーを体験する前と、した後。きっとクルマに対する認識は180度転換するはず。それほど「オープン」の体験は鮮烈なものです。未体験の方も、ぜひS660でこの扉を開いていただきたいと願っています。

Topics 01

常に空が見えるルーフレール位置設定

当たり前ですが、ドライバーは走るとき、必ず前を向いています。せっかく取り外した屋根から見える空を、ドライバーがいつでも感じられるようにするのはとても大切なことです。開発にあたってはドライバーの目の位置と、屋根を取り付ける「ルーフレール」と呼ばれる位置の距離を重視して車体をデザイン。走りながらでも、常に空を感じられる爽快な走りを追求しました。

Topics 02

簡単操作で気軽にオープンにできる「ロールトップ」

普通クルマでは開かない部分を開けられるようにするのですから、ともするとオープンカーの屋根は複雑になりがち。でも、「オープン」の楽しさを思い立ったとき、いつでもすぐに堪能していただきたい。そこで、S660は「丸めてたたむ」だけのシンプルで簡単な構造を採用しました。この構造ゆえに、小柄な女性でもひとりで脱着ができるほどの軽さも実現しています。

「低い」と「速い」?

時速数百kmという速さで飛ぶ飛行機に乗りながら、「すごいスピードだ!」と感じることはあまりありません。地図で見たそのままのかたちの地面が、まるで歩いているかのような速さで流れていく様子は、なんだか現実感がありません。わずか数時間で何千kmもの距離を移動してみて初めて、本当にものすごい速さで移動していたことを悟るのです。
一方、地面に近ければ近いほど「スピード」は相対化され、実際のスピード以上に速く感じられます。たとえばゴーカート。せいぜい時速50kmとか60kmといったスピードでも、びっくりするほどエキサイティングに感じられます。
ふつうの生活の中で体験するスピードを、よりワクワクするものに変える。S660が目指したのも、そんな楽しさ。数百mも走ればおなかの底から何とも言えない楽しさがこみ上げてくることうけあいです。

Topics 03

超低ヒップポイントの追求

地面からドライバーの腰の位置までの高さを「ヒップポイント」と呼んでいますが、これは世界の名だたるスポーツカーと並ぶ数値になっています。この「低さ」のためにクルマを構成するあらゆるパーツの配置を求めていっただけでなく、シートを取り付ける金具の形まで工夫して、1ミリでも低いヒップポイントを追求しました。

I Love Drive, 走り出してすぐ、笑顔がこぼれる。

※このコンテンツは2017年12月以前に撮影をおこなったものです。