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モータースポーツ  > 1.5チャレンジカップ FIT1.5チャレンジカップ  > 第5回 全5戦を戦い抜いたウイナーたちが語る─ フィット1.5チャレンジカップ 4人の勝者が語るその“ポテンシャル”

1.5チャレンジカップ FIT1.5チャレンジカップ

全5戦を戦い抜いたウイナーたちが語る─ フィット1.5チャレンジカップ
4人の勝者が語るその“ポテンシャル”開催初年度を終えたフィット1.5チャレンジカップ(1.5CC)は、毎戦激しい接戦が繰り広げられ、全5戦中、4人がウイナーとなった。
今回はそんな4人。見並秀文、窪田俊浩、芝谷純三、桂田敏希の4選手に集まってもらい、レースについて語ってもらった。
FIT 1.5チャレンジカップ 本格的コンパクトレーシングカーの世界へようこそ

一気に開発が進んだ現行フィット

チャンピオンの見並は「マシンの開発スピードが予想以上に速かった」とシーズンを振り返った。N1規定に準じた車両のため、モディファイの対象範囲が広いのがフィット1.5チャレンジカップの魅力。レースを重ねるごとにマシンの熟成は進んでいき、第4戦では窪田や芝谷らがダンパーを変え、セッティングを見直して、一気にタイムアップを果たした。

「一年目はそこまで大きなモディファイなしでも大丈夫かと思ったのですが、甘かったですね」(見並)

開幕戦を制した桂田も「マシンの開発スピードの速さに正直ついていくことができませんでした。それで結構迷ってしまいました」という。

「選択できるタイヤの種類が多いのも開発の難しさにつながっていますね」と語るのは芝谷。「フィットはABSがよく効いて、ブレーキのフィーリングが独特。タイヤだけではなくてブレーキパッドの選択の幅もかなり広いんです」(芝谷)

窪田は「季節やコンディションでベストなタイヤが全然違う。タイヤの選択肢が豊富なので、そのなかからベストなものを選ぶのは難しくも楽しい部分です」とつけ加えた。

「2015年へ向けて、仮にタイヤのサイズを統一するとか、新品タイヤは2本にするとか、タイヤに関しては、ある程度しばりがあっても面白みはスポイルされないかもしれません」(見並)

モディファイできる範囲が広いことは、マシン作りの難しさになっているが、それは同時にマシン作りの楽しさにつながっている。なにより、自分好みのマシンを作り上げられることが、N1規定の魅力だといえるだろう。

対談に参加していただいた4人のウイナー。左から見並秀文、窪田俊浩、芝谷純三、桂田敏希の4選手。

長く続いて欲しいからこそ

フィット1.5チャレンジカップは現行のGK5フィット10台で始まった。そして第2戦に二代目GE8が、第4戦にはGK5が加わって、12台と着実に台数が増えている。「どんどん参加台数が増えてくれるといいですよね。シビックが主力のFFチャレンジクラスの人たちも興味を持ってくれているようですし、彼らが参加してくれるとうれしいですね」(芝谷)

「フィットのコーナリングスピードはシビックを上回るぐらいになっているので、彼らが参加しても楽しめるはず」(見並)「いま新車でできるN1規定のスプリントレースはこのフィット1.5チャレンジカップだけです。そういった意味では僕らも大事に育てていきたいと思っています」(窪田)

鈴鹿クラブマンレースといえば、歴代Hondaのハコ車レースの聖地。その舞台に久々に現れたのがフィットだった。

現在の景気状態では、新車のレーシングカーを購入するのは容易なことではない。しかしホンダカーズ東京都のようにレンタル車両で参加をうながしているところもある。

「僕は鈴鹿のレースを見て、それにあこがれてレースを始めました。そういった若い人はたくさんいるんです」(桂田)
「僕たちもそうでしたね」(窪田)

「JAF非公認レースに参加している若い人たちはたくさんいます。つまり、いまだってレースをしたい人はたくさんいるわけです。そういった人たちが入りやすい環境をつくってあげれば、フィット1.5チャレンジカップの参加台数は確実に増えて、盛り上がると思います」(見並)

「そして、参加台数が20台以上になればレースはどんどん盛り上がっていくと思いますよ」(芝谷)

マシンの素性、モディファイする難しさと楽しさ、セッティング範囲の広さなど1.5チャレンジカップにはN1レースの醍醐味が凝縮している。2015年は果たして何台のエントリーを集めるのか楽しみだ。



上:マシンの開発ペースは早く、レースを重ねるごとにタイムアップしていった。
下:GK5とGE8の性能差は思ったよりも埋まらなかったので、今後性能調整を見直す必要があるかもしれない。

1.5チャレンジカップ 第5戦

大接戦のフィット1.5チャレンジカップ最終戦
見並が貫禄勝利で戴冠!

ランキング的には見並秀文が圧倒的に優位な状況で迎えた最終戦。ポールポジションは第4戦に続いて芝谷純三が2分34秒522をたたき出して獲得したが、見並が0.083秒差で2番手を確保。タイトル獲得のために是が非にも勝ちたい窪田俊浩は予選6番手と振るわなかった。決勝レースで好スタートを切ったのは見並。逆に桂田は出遅れて伊藤裕士と寺西玲央の先行を許し、その背後には窪田が迫る。3周目には伊藤が後退。寺西と窪田による2番手争いが繰り広げられた。そして6周目のシケインで窪田の猛プッシュに寺西がたまらずスピン。そのインを奪って窪田は2番手に浮上した。しかしすでに見並のリードは圧倒的。結局そのまま見並が今季2勝目を挙げた。窪田は及ばず2位でフィニッシュ。そして見並がフィット1.5チャレンジカップ初年度のチャンピオンを獲得した。



1.5チャレンジカップ第5戦 鈴鹿サーキット国際レーシングコース

●11月22-23日 ●8周スプリント ●1周5.807km ●トップ車両周回数=8Laps
●出走台数:12台 ●天候:晴れ ●路面:ドライ

順位 No. ドライバー チーム タイプ 周回数 タイム/差
1 25 見並秀文 BRIDE・ADVAN・FIT GK5
8
20'45.646
2 30 窪田俊浩 HondaCars東京都☆セナルトFIT GK5
8
+7.088
3 1 芝谷純三 Kone龍見慎SPMアスプレイWM9PM GK5
8
+7.388
4 9 伊藤裕士 セナルト・制動屋テクノドライブDUNLOP FIT GK5
8
+13.148
5 73 野間一 ホンダカーズ三重BS A-ONE FIT GK5
8
+13.951
6 18 桂田敏希 KビーストSSR ED GK5
8
+14.066
7 2 丹羽和彦 丹羽和彦丹羽レーシングKYBフィット2 GE8
8
+14.425
8 73 坂田生弥 WM・レプソル・ENKEI・SRDFIT GK5
8
+20.232
9 22 寺西玲央 INOKI M2 BS FIT GK5
8
+20.901
10 77 大嶋俊一 BS制動屋☆セナルトFIT GK5
8
+21.843
11 3 多田安男 HondaCars東京都WS制動屋FIT GK5
8
+22.592
12 7 白戸次郎 モレキュール ディクセルFIT GK5
6
+2Laps
FIT 1.5チャレンジカップ 第5戦/第6戦

最終戦は村上隆弘が意地のポール・トゥ・ウイン
ピストン西沢が4戦4勝で王者に

第5戦ではチャンピオンに王手をかけているピストン西沢をコンマ4秒差で抑え、村上隆弘が初のポールポジションを獲得。しかし、決勝ではピストンが「3速までクラッチを踏まないシフトアップ」を駆使してスタートで前に。ファステストラップでも上回った村上ながら、鉄壁のガードに封じ込まれ再逆転ならず。4勝目を挙げたピストンが連覇を達成した。

第6戦は、そのピストンが欠場するなか、「ピストンさんに勝ち逃げされて悔しい」という村上が2戦連続でポールを獲得。後方では激しく順位が入れ替わるも、他を圧倒する速さで逃げ切りを果たし初優勝を飾った。オープニングラップで予選4番手から2番手にまで上がったのは、車重870sの初代ヴィッツを投入した中村一徳だったが、2周目の90度コーナーで追突されてリタイア。大谷安志を5周目に抜いて2番手を走行した石澤浩紀は終盤にマシントラブルが発生、徐々に順位を落とす。最後は金子陽一が2位、塩谷烈州が3位でフィニッシュ。



1.5チャレンジカップ第5戦 ツインリンクもてぎフルコース

●10月26日 ●10周スプリント ●1周4.801km ●トップ車両周回数:10周 
●出走台数:9台 ●天候:晴れ ●路面:ドライ

順位 No. ドライバー チーム タイプ 周回数 タイム/差
1 813 ピストン西沢 GULF J-WAVE fit ED GE8
10
24'22.967
2 48 村上隆弘 DIJONエンドレスGE8 GE8
10
+1.235
3 32 金子陽一 S.T.A.FIT GE8
10
+14.572
4 62 中村進 キシデン WM G/M FIT GE8
10
+19.183
5 55 大谷安志 Mita Project FIT GE8
10
+19.942
6 747 佐藤芳幸 TEAM HIT FIT GE8
10
+32.727
7 7 飯野剛司 ヴァーサスwm・FUCHS・GE8 GE8
10
+33.153
8 75 寺岡亮 SEEKER☆DXL☆GE8 GE8
10
+37.899
9 11 江原聖洋 Find21weds Fit GE8
10
+40.236

1.5チャレンジカップ第6戦 ツインリンクもてぎフルコース

●12月7日 ●10周スプリント ●1周4.801km ●トップ車両周回数:10周 
●出走台数:9台 ●天候:晴れ ●路面:ドライ

順位 No. ドライバー チーム タイプ 周回数 タイム/差
1 48 村上隆弘 DIJONエンドレスワコーズGE8 GE8
10
23'56.365
2 32 金子陽一 S.T.A.FIT GE8
10
+25.102
3 62 塩谷烈州 スノコG/MOTION'FIT GE8
10
+30.748
4 7 石澤浩紀 ヴァーサスwm・FUCHS・GE8 GE8
10
+38.081
5 747 阿部圭祐 TEAM HIT FIT GE8
10
+43.948
6 813 石井昌道 GULF J-WAVE fit ED GE8
10
+49.132
7 55 大谷安志 Mita Project FIT GE8
10
+1'02.074
以上 規定周回数完走
  11 江原聖洋 ファインド21weds fit GE8
5
+5Laps
  23 中村一徳 ガレージFKSPM ヴィッツ NCP13
1
+9Laps
No.55 ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則 第30条〜4)@ により、ペナルティストップ10秒を課した。
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