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2015年7月14日(火)

ストーナーがテスト走行序盤にいきなり2分8秒台を記録し総合3番手

2015年7月14日(火)・メーカー合同テスト
会場:鈴鹿サーキット  天候:晴れ  気温:27℃

7月26日(日)に決勝が行われる「2015FIM世界耐久選手権第2戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第38回大会(以降:鈴鹿8耐)」の開催を来週に控え、最終となるテストの1日目が、三重県にある鈴鹿サーキットにて行われました。今日は国内4メーカーのマシンを使用するチームの合同テストとして行われ、Honda勢は6チーム10台がテストに参加しました。

過去2回の鈴鹿8耐テストは雨天が多く、ドライコンディションでの走行テストが確保できませんでし たが、今回は晴天に恵まれ、気温と湿度が今季最高となるなど例年の鈴鹿8耐ウィークと同等の条件となりました。今回は、午前中に2回(1回60分)と午後に1回(120分)の合計3回のテストが行われました。

3連覇を狙うMuSASHi RT HARC-PRO.は、マイケル・ファン・デル・マーク選手(オランダ 22歳)がスーパーバイク世界選手権参戦のために今回のテストには不参加。しかし、元MotoGPチャンピオンのケーシー・ストーナー選手(オーストラリア 29歳)と全日本ロードレースに参戦中の高橋 巧選手(埼玉県 25歳)が共に2分8秒台で周回を重ね、最終的にストーナー選手がHonda勢トップの2分8秒214で参加者中3番手タイムを記録。高橋選手も2分8秒495と5番手でテスト初日を終了しました。両ライダーはともに60周を走行し、本番に向けた準備を順調に進めました。

au & テルル・Kohara RTは、渡辺一馬選手(栃木県 25歳)が2分9秒045を記録して総合8番手を記録するも、午前中の走行で転倒を喫し、右手と右足に擦過傷を負ってしましました。TOHO Racing with MORIWAKIで参戦の山口辰也選手(埼玉県 39歳)は2分9秒304を記録して総合10番手。チームメイトで元Moto2王者のトニ・エリアス選手(スペイン 32歳)も2分9秒台を記録し、元世界王者の適応力の高さを示しました。同じくチームメイトで、今シーズン途中からMoto2に参戦中のラタパー・ウィライロー選手(タイ 27歳)は、コースに慣れることに専念して2分12秒2がベストタイムとなりました。

F.C.C TSR HondaもMoto2に参戦中のドミニク・エガーター選手(スイス 24歳)がテストに参加し、同じくHonda Team AsiaでもMoto2に参戦しているアズラン・シャー・カマルザマン選手(マレーシア 30歳)が精力的に周回を重ねました。

7月15日(水)は、タイヤメーカーテストとして再びテスト走行が予定されており、7月23日(木)から始まる鈴鹿8耐ウィークのスタートを待つのみとなります。