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October 6 2013 2013 Honda Eco Mileage Challenge ツインリンクもてぎ

グループIVの一般クラスに参加した「TEAM10xKUMAMOTO」が、2563.250km/リッターの記録で「最優秀賞 本田宗一郎杯」を獲得

2013年10月6日(日)・決勝  大会名:本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2013 第33回全国大会
会場:ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)  主催:本田技研工業株式会社
後援:(社)全国工業高等学校長協会、一般社団法人 高等専門学校連合会、日本私立中学高等学校連合会、茂木町、茂木町教育委員会
天候:曇り、一時小雨  気温:21.0℃(午前7時30分時点)  燃料密度:0.746(午前7時30分時点)

決勝日の天候は、グループIVのスタート時から、一時的に小雨が降り、燃費を競う環境としては厳しい天候になりました。そのような環境の中で、一般クラスで出場した「TEAM10xKUMAMOTO」が、出場チーム中、最も優れた燃費の2563.250km/リッターで、「最優秀賞 本田宗一郎杯」を獲得しました。

  • TEAM10xKUMAMOTOTEAM10xKUMAMOTO
  • 開会式開会式
  • 東京都市大付属中高自動車部中等部東京都市大付属中高自動車部中等部
  • 埼玉県立川口工業高校 機械研究部A埼玉県立川口工業高校 機械研究部A
  • 中央大学精研(株)まほろば製作所中央大学精研(株)まほろば製作所
  • 埼玉自動車大学校エコOB会埼玉自動車大学校エコOB会
  • 大会の様子大会の様子

本大会は、1リットルのガソリンで何kmを走ることができるか、燃費性能の限界にチャレンジする競技会です。参加チーム各々が、創造力を駆使して挑戦する科学のモータースポーツとして、1981年に第1回大会が、鈴鹿サーキットで開催されました。以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や、社会人のチームが、毎年多数参加しています。

わずか一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感。また、さまざまな問題や課題を、創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく、貴重な研さんの機会として広く社会に認知されています。

今大会には、合計で410チームがエントリー。競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのオーバルコースを、規定時間内に平均時速25km以上で7周(16389.68m)、2人乗りクラス、市販車クラスは3周(6872.72m)を走行後、ガソリンの消費量を計測して燃費を算出します。参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda 4ストローク 50ccがベースとなっています。(ニューチャレンジクラスのみHonda 4ストローク 50cc以上150cc以下)

グループIの中学校クラスには、合計28チームがエントリー。「東京都市大付属中高自動車部中等部」が、908.373km/リッターで優勝、2位から6位までの上位を、長野県から参加の信大附属長野中技術部の各チームが独占しました。このクラスには、6チームが初参加しました。

グループIIの高等学校クラスは、全クラスの中で最も多い149台がエントリー。優勝は、「埼玉県立川口工業高校 機械研究部A」で、記録は1724.499km/リッターでした。

グループIIIの大学、短大、高専、専門学校生クラスは、石川県から参加の「KIT夢考房エコランプロジェクト」が、昨年に続き優勝。記録は、2416.344km/リッターでグループVの新記録を達成しました。

グループIVの一般クラスは、「TEAM10xKUMAMOTO」が2563.250km/リッターの記録で優勝するとともに、全クラス通じての最高記録を樹立したチームに与えられる、“最優秀賞 本田宗一郎杯”を受賞しました。

ニューチャレンジクラスは、中国から参加の「eLITE」が、1741.695km/リッターの記録で優勝。

2人乗りクラスは、「長野高専 Eroica」が、648.994km/リッターの記録で優勝。

市販車クラスは、「埼玉自動車大学校エコOB会」が、375.058km/リッターの記録で優勝を獲得しました。

決勝

グループI(中学生クラス、エントリー台数28台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 東京都市大付属中高自動車部中等部 908.373
2 信大附属長野中 技術部 Accelers 797.567
3 信大附属長野中 技術部 AirForce 736.992
4 信大附属長野中 技術部 Apeiron 621.907
5 信大附属長野中 技術部 Discovery 597.299
6 信大附属長野中 技術部 Marcury 593.529

グループII(高校生クラス、エントリー台数149台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 埼玉県立川口工業高校 機械研究部A 1724.499
2 埼玉県立進修館高校 機械研究部A 1672.599
3 千葉県立下総高等学校 自動車部B 1652.257
4 埼玉県立川口工業高校 機械研究部B 1600.354
5 埼玉県立進修館高校 機械研究部B 1563.517
6 千葉県立下総高等学校 自動車部A 1555.560

グループIII(大学・短大・高専・専門学校生クラス、エントリー台数87台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 KIT夢考房エコランプロジェクト 2416.344
2 名城大学Nova 1803.348
3 八戸高専自動車工学部 NP号V 1731.827
4 長野高専 Cygnus 1672.599
5 八戸高専自動車工学部 BG号 1592.018
6 室蘭工業大学SUZRUN魂 1358.522

グループIV(一般クラス、エントリー台数59台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 TEAM10xKUMAMOTO 2563.250
2 チームファイア ボール 2520.969
3 走れ!三輪車 2440.459
4 ATJ 1532.168
5 あぶらっ子 1516.960
6 埼玉県立進修館高校機械研究部OB 1491.061

ニューチャレンジクラス(エントリー台数12台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 eLITE 1741.695
2 同済大学志遠車隊 1423.365
3 矢板高校機械技術研究部OB 1317.532

※ニューチャレンジクラスは、50cc以上150cc以下のHonda4ストロークエンジンをベースとしたエンジンを搭載した、オリジナル車両で参加できるクラス。学生、一般を問わず参加できます。

2人乗りクラス(エントリー台数12台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 長野高専 Eroica 648.994
2 team CB 523.168
3 チームテクノ 346.422

市販車クラス(エントリー台数63台)

順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 埼玉自動車大学校エコOB会 375.058
2 Little Cubs 279.708
3 室蘭工業大学低燃費二輪研究開発室 279.403

<特別賞>
今大会に出場した参加車両の中で、記録やアイデア、独創性などに優れたチームに対して贈られる「特別賞」は、以下のチームが受賞しました。

クラス チーム名
最優秀賞 本田宗一郎杯
※今大会最高燃費記録を達成したチーム
グループIV TEAM10xKUMAMOTO
デザイン賞
斬新なフォルム、美しいカラーリング、ユニークさといった総合的なデザインが印象的なチーム
グループV 中央大学精研(株)まほろば製作所
新人賞
※グループT、グループUの初参加チームで、最高燃費記録を達成したチーム
グループI 信大附属長野中技術部 Mercury
グループU 小千谷西高校