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鈴鹿8時間耐久ロードレース

鈴鹿8耐 決勝レポート

2013年7月28日(日)  会場:三重県・鈴鹿サーキット  天候:晴れ  気温:31.7℃  観客:6万1000人

#634 MuSASHi RT ハルク・プロ(高橋巧/ハスラム/ファン・デル・マーク)が独走優勝
#22 Honda Team Asia(玉田/アズラン/高橋裕紀)が6位、#104 TOHO Racing with MORIWAKI(山口/伊藤/渡辺)が7位
#11 F.C.C.TSR Honda(レイ/清成)はリタイアに終わる

11時30分、伝統のル・マン式でスタートし、ホールショットは#12 津田拓也(スズキ)。それを#7 ブロック・パークス(ヤマハ)、#071 芳賀紀行(スズキ)、#634 高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)が追いかけます。#11 清成龍一(F.C.C. TSR Honda)はスタートで出遅れてしまいます。スタート後すぐに、#634 高橋巧は#071 芳賀を捕らえて3番手に浮上。

  • #634 MuSASHi RT ハルク・プロ#634 MuSASHi RT ハルク・プロ
  • 高橋巧高橋巧
  • レオン・ハスラムレオン・ハスラム
  • マイケル・ファン・デル・マークマイケル・ファン・デル・マーク
  • 高橋裕紀高橋裕紀
  • アズラン・シャー・カマルザマンアズラン・シャー・カマルザマン
  • 山口辰也山口辰也
  • 伊藤真一伊藤真一
  • 渡辺一馬渡辺一馬
  • サイモン・アンドリュースサイモン・アンドリュース
  • マイケル・ルターマイケル・ルター
  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • 清成龍一清成龍一
  • 決勝スタートシーン決勝スタートシーン

ファーストラップは#12 津田、#7 パークス、#634 高橋巧、#99 エルワン・ニゴン(BMW)、#1 ヴァンサン・フィリップ(スズキ)、#104 山口辰也(TOHO Racing with MORIWAKI)、#25 安田毅史(Honda 鈴鹿レーシングチーム)、#94 デビット・チェカ(ヤマハ)、#11 清成のオーダー。#12 津田、#7 パークス、#99 ニゴン、#634 高橋巧の上位陣は、2分9秒台に入れ、セカンドグループを引き離しはじめます。5ラップ目、#11 清成は130Rで5番手に浮上、#25 安田も#071 芳賀を捕らえて6番手に浮上し、#071 芳賀、#104 山口がセカンドグループを形成します。

9周目、#634 高橋巧が#99 ニゴンを1コーナーで捕らえ3番手に浮上すると、10ラップ目には#1 フィリップを抜き2番手、さらにトップの#12 津田を捕らえ首位に立ちます。#634 高橋巧はここからペースアップし、2番手の#12 津田を引き離します。15ラップ目には#11 清成が4番手に浮上。#634 高橋巧と#12 津田の差は約4秒と広がり、18ラップ目に#99 ニゴンを捕らえた#11 清成は3番手へとポジションを上げます。さらに19ラップ目、#11 清成がダンロップコーナーで#12 津田を捕まえ2番手に浮上します。その後、6番手を走行していた#25 安田がスロー走行してピットイン。マシンを修復して北口浩二がコースインします。

20ラップ目、トップの#634 高橋巧と2番手#11 清成の差は約9秒。#12 津田、#99 ニゴンが3番手争いをくり広げ、#071 芳賀、#7 パークス、#104 山口は単独走行となります。#94 チェカ、#22 高橋裕紀、#1 フィリップが8番手争いを展開。コースに復帰した#25 北口がスプーンでマシンストップしてしまいます。

25ラップ目、トップ3台が次々とピットイン。それぞれ#634 レオン・ハスラム、#11 ジョナサン・レイ、#12 ジョシュア・ブルックスへとライダー交代、コースインしました。#11 レイは29ラップ目には2分9秒204のファステストラップを叩き出し、#634 ハスラムを追い詰めます。

35ラップ目、トップの#634 ハスラムと#11 レイの差は2秒3となります。#12 ブルックスが3番手、4番手に#071 加賀山就臣、そのあとに#7 中須賀克行、#99 ジェイソン・プリドモア、#1 フィリップ、#104 渡辺一馬、#22 アズラン・シャー・カマルザマンが続きました。

37ラップ目、#11 レイは#634 ハスラムの背後に迫ります。#634 ハスラムも2分9秒台にタイムアップしますが、その差はわずかとなり、ついに39ラップ目に#11 レイがファステストラップを更新する速さをみせ、1コーナーで#634 ハスラムを捕らえ、首位を奪います。2番手の#634 ハスラムと3番手の#12 ブルックスとの差は16秒。4番手争いは#071 加賀山と#7 中須賀で激しく争われます。6番手に#104 渡辺、#99 プリドモア、#94 チェカ、#22 アズランは単独走行で周回を重ねました。#11 レイは2分9秒台のペースで飛ばし、2分10秒台の#634 ハスラムを引き離していきます。

53ラップ目に、2度目のライダー交代のため、#11 レイ、#634 ハスラムはピットイン。#11 清成がコースイン、54ラップ目の#11 清成と2番手#634 マイケル・ファン・デル・マークとの差は約23秒。3番手には#12 青木、4番手に#071 芳賀、5番手に#7 ジョシュ・ウォーターズと続きます。#104 伊藤真一は8番手、#22 高橋裕紀は10番手で周回を重ねます。

2時間を経過後、58ラップ目のデグナーカーブでトップを走っていた#11 清成が転倒。マシンに大きなダメージを負ってしまいます。#11 清成は傷ついたマシンに駆け寄り、動かそうとします。エンジンはかかり、なんとか再スタートし、ピットを目指します。これを受けて、#11 清成に代わってトップに立ったのは#634 ファン・デル・マーク。#634 ファン・デル・マークは順調に周回を重ねていきます。

68ラップ目、2番手の#12 青木にピットロードでのスピード違反のストップ&ゴーペナルティーが科せられ、イレギュラーのピットインを行い、30秒のストップ。その間に、#071 芳賀が2番手へ、3番手に#7 ウォーターズとオーダーが変わります。#634 MuSASHi RT ハルク・プロは、ファン・デル・マークから高橋巧へとライダー交代、#634 高橋巧は2分9秒台でコンスタントに周回を重ね、首位を確固たるものとします。

さらに午後2時21分すぎ、トップの#634 高橋巧が76ラップ目を終えるころ、#11 F.C.C. TSR Hondaのピットでは、マシン修復が中止されてしまいます。優勝候補のレイ/清成はコースに戻ることができませんでした。

快調にトップを走る#634 高橋巧でしたが、81ラップ目のシケインでコースアウト。しかし、無事にコース復帰して周回を重ねました。そのあとの#634 高橋巧のライディングは安定していて、2番手以下を引き離し、その差を広げていきます。93ラップ目には、イエローフラッグ無視のペナルティーで7番手を走行していた#22 アズランにストップ&ゴーペナルティーで、30秒のピットストップが科せられます。

99ラップ目には4番手から追い上げる#12 ブルックスがデグナーで転倒、傷ついたマシンを起こしてコース復帰し、ピットインせずに周回を重ねます。2番手争いを繰り広げていた#7 MONSTER ENERGY YAMAHA -YARTにマシントラブルが発生し、ピットインの時間がかかり、11番手へとポジションダウン。このように上位陣に次々とトラブルが発生します。

100ラップ目、#634 高橋巧、#071 ケビン・シュワンツ、#12 ブルックス、#94 チェカ、#104 渡辺、#22 高橋裕紀のオーダーで、それぞれのチームが4度目のライダー交代を迎えます。

中盤戦を過ぎ、8番手に浮上してきた#71 Honda DREAM RT 桜井ホンダのジョシュ・フックがヘアピンでコースアウト、マシンにダメージはなくコース復帰します。

トップを走る#634 ハスラムは127ラップをクリア、2番手の#12 津田に1ラップものアドバンテージを築きあげます。3番手に#071 芳賀、4番手には#1 ジュリアン・ダ・コスタ(スズキ)、5番手に#94 ケニー・フォレイ(ヤマハ)と、世界耐久チームが続きます。6番手に#104 伊藤、7番手に#22 アズラン、8番手に#71 フック、9番手には#33 Honda 熊本レーシングの吉田光弘とHonda CBR1000RR勢が健闘します。10番手には#7 ウォーターズがつけます。

138ラップ目にピットインした#71 フックのマシンを確認し、コースへと復帰しますが、大きくポジションを落としてしまいます。

150ラップ目、#634 高橋巧はトップを快走します。1ラップ遅れで#12 ブルックス、#071 加賀山、#1 フィリップ。さらにそこから1ラップ遅れに#94 チェカ、#104 山口と続きます。その#104 山口を#22 高橋裕紀が追いかけ、8番手には#7 パークスが浮上してきました。#71 ジェイミー・スタファーは20番手を走行し、ばん回を狙いました。

午後6時前に懸命の追い上げをみせていた#71 フックが、ライダー交代を終えたアウトラップのデグナーカーブで転倒してしまいます。ライトオンのサインが出され、終盤の戦いを迎えますが、#634 ハスラムは安定した走りで首位を独走。2番手の#12 津田、3番手の#071 芳賀は、2分10秒台にタイムアップして猛攻しますが、1ラップの差を埋めることは難しく、#634 ハスラムの首位は揺るぎません。

#634 MuSASHi RT ハルク・プロは最後のライダー交代を終え、高橋巧がコースインして勝利を目指し、安定したラップを刻みます。しかし、6時間を経過したところで雨が落ち始めます。

午後7時すぎには大粒の雨となり、#634 高橋巧のラップタイムは2分15秒、2分30秒、2分51秒と落ちていきます。ここで、ピットインしてレインタイヤに変更するか、そのまま続走するのか、判断が難しい状況となりますが、チームはライダー高橋巧の判断にゆだねます。その結果、高橋巧はピットに入らず、そのまま走行することを選択。2番手の#12 ブルックスも入らず、コントロールラインを通過。しかし、3番手の#071 加賀山はピットインしてレインタイヤに変更するも、4番手の#1 フィリップが先にレインタイヤに交換したことを受け、同条件での勝負となります。

しかし、ここでまた条件が変わり、気まぐれな雨雲は鈴鹿の上空からなくなり、雨脚が弱まります。208ラップ目には、#634 高橋巧のラップタイムは2分35秒台へと回復してきます。追い上げる2番手の#12 ブルックスは2分29秒台、#12 ブルックスは#634 高橋巧をパスし、同一周回数としました。

#634 高橋巧は小雨となった中を悠然と走り続け、214周で8時間をきっちりと走りきり、#634 MuSASHi RT ハルク・プロが優勝。2位に#12 ブルックスが入り、3位に#071 加賀山。以下、4位に#1 フィリップ、5位に#94 チェカ、6位には#22 Honda Team Asiaの高橋裕紀が、#104 TOHO Racing with MORIWAKIの伊藤真一をパスして浮上。#104 伊藤は7位となりました。#33 Honda 熊本レーシングの小島が9位に入りました。

有力チームに次々とトラブルが発生した今年の鈴鹿8耐でしたが、#634 MuSASHi RT ハルク・プロは大きなトラブルなく8時間を走りきり、Honda CBR1000RRが4連覇を達成しました。

コメント

高橋巧(優勝)|#634 MuSASHi RT ハルク・プロ 「最後まで走りきれてホッとしています。今日の決勝は、4回走りましたが、3回目が一番きつかったです。タイムが落ちてきて、ペースを維持するのが精一杯でした。最後の走行は、雨が強くなったら『自分の判断でピットインしろ』と言われましたが、チームからピットインの指示があるまではピットインしないと決めていました。前回の優勝では、チームの足を引っ張ったという思いがありましたので、今回は自分がリードしようと決めていました。結果、チーム全員に助けられて優勝を獲得することができました。応援していただいた皆さんにとても感謝しています」

レオン・ハスラム(優勝)|#634 MuSASHi RT ハルク・プロ 「夢がかないました。Hondaのチームで走ることができて感謝しています。レース中は、ケガによる身体の痛みがありましたが、優勝でき、今は痛みも消えました。巧とマイケルがとてもいい走りをしてくれました。チームメートに感謝しています。ありがとうございました」

マイケル・ファン・デル・マーク(優勝)|#634 MuSASHi RT ハルク・プロ 「とてもファンタスティックです。Hondaのチームで出場できて、とてもうれしい。鈴鹿で優勝することができるとは思っていなかったので、この結果には信じられない気持ちです。レース中は、時間が過ぎるのがとても早く感じました。最初はついていくのが精一杯でしたが、徐々に自分の走りができるようになりました。チームとHonda、そして関係者の皆さんに感謝します。また、この場所に戻ってきたいと思っています」

本田重樹監督| #634 MuSASHi RT ハルク・プロ 「ありがとうございます。チームとして、2回目の優勝を獲得することができました。3回目の優勝を目指し、これからもがんばっていきたいと思います。大勢の皆さんに、ハルク・プロの優勝をともに喜んでいただき、感激しています。本当にありがとうございました」

高橋裕紀(6位)|#22 Honda Team Asia 「スタートでエンジンストールさせてしまい、出遅れてしまいました。1回目と2回目の走行では、目標としていた2分11秒台でしたが、3回目と4回目には2分10秒台で周回することができました。最後の雨ではピットインのサインが2度出ましたが、自分の判断で走り続けました。(今年参戦している)MotoGPのMoto2では、思うような走りができずにいますので、8耐では自分のパフォーマンスをアピールできたと思います」

山口辰也(7位)|#104 TOHO Racing with MORIWAKI 「レースウイークを通してトラブルが続き、伊藤さんにも一馬にも満足なライディングをしてもらえませんでした。それでも、その状況の中で最後まで走りきってくれたことを感謝しています。セッティングを詰めていくことができなかった力不足を感じています。悔しい気持ちが大きいですが、走りきれたことはよかったと思っています」

伊藤真一(7位)|#104 TOHO Racing with MORIWAKI 「プライベートで、だれもが挑戦しようと思えばできるパッケージで、8耐に参戦できて7位完走というのは悪くないと思います。まだまだ走れると思えるくらい疲れていないので、もっともっとがんばりたかったという気持ちが残っています。いい経験をさせてもらったので、山口にもチームにも感謝しています」

渡辺一馬(7位)|#104 TOHO Racing with MORIWAKI 「7位という結果には、満足している気持ちと悔しい気持ちの両方があります。それでも先輩と8耐を走りきることができたことはよかったと思います。このチャンスをくれた山口さん、TOHO Racing with MORIWAKIに感謝しています。ありがとうございました」

リザルト

決勝
順位 No. チーム/ライダー マシン 周回数
1634MuSASHi RT ハルク・プロ
高橋巧/レオン・ハスラム/マイケル・ファン・デル・マーク
Honda214
212ヨシムラスズキ レーシングチーム
津田拓也/青木宣篤/J.ブルックス
スズキ214
3071Team KAGAYAMA
加賀山就臣/K.シュワンツ/芳賀紀行
スズキ213
41SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM
V.フィリップ/A.デラール/J.ダ・コスタ
スズキ213
594YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE
D.チェカ/K.フォレイ/M.ラグリブ
ヤマハ212
622Honda Team Asia
玉田誠/アズラン・シャー・カマルザマン/高橋裕紀
Honda211
7104TOHO Racing with MORIWAKI
山口辰也/伊藤真一/渡辺一馬
Honda211
87MONSTER ENERGY YAMAHA -YART
中須賀克行/B.パークス/J.ウォーターズ
ヤマハ210
933Honda 熊本レーシング
吉田光弘/小島一浩/徳留和樹
Honda208
102TEAM R2CL
G.ジャバニ/新庄雅浩/D.ビュイソン
スズキ207
     
1440Honda 浜松エスカルゴ&PGR&ホンダ学園関東
久保山正朗/中津原尚宏
Honda205
1834Honda 緑陽会 熊本レーシング
北折淳/大橋靖洋/森健祐
Honda199
2277HONDA TT LEGENDS
マイケル・ルター/サイモン・アンドリュース/ジョン・マクギネス
Honda199
2466DOGFISH オーテック・スズカ
大内田実/秋元翼/和多瀬邦治
Honda198
2941Honda 狭山レーシング&浜松エスカルゴ&ホンダ学園関東
山下広/石塚尚志/大山翼
Honda195
3850Honda DREAM高崎 B'WISE R.T
清水郁巳/櫻井賢一/小林龍太
Honda190
43111Honda向陽会ドリーム レーシングチーム
倉山寿生/中村浩
Honda183
4425Honda 鈴鹿レーシングチーム
安田毅史/日浦大治朗/北口浩二
Honda180
4871Honda DREAM RT 桜井ホンダ
ジェイミー・スタファー/ジョシュ・フック
Honda166
49888石垣牛&マグロレーシング・モトバム
大木崇之/國川浩道/松川泰宏
Honda164
50112Honda EG レーシング
栗林剛/本田恵一
Honda163
RT67Honda DREAM RT 和歌山
西中綱/三木章宏/権随廉
Honda192
RT75Team EBATA
五十嵐明弘/里実/古川透
Honda159
RT28Team ホンダ学園
古澤基樹/児玉勇太
Honda67
RT11F.C.C. TSR Honda
ジョナサン・レイ/清成龍一
Honda58