今年の第27回大会は、栃木県のツインリンクもてぎを会場に、創意工夫に満ちた総台数475台がエントリーし、各クラスで熱戦が繰り広げられた。また、2005年の第25回大会に新設された中学校クラスには、17のフレッシュなチームがチャレンジした。海外からは、タイ、中国、韓国の3カ国から合計5チームが参加した。
競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ(オーバルコース)を、規定時間内に規定周回数を走行し、ガソリンの消費量を計測して燃費を算出する。参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda 4ストローク50ccエンジンがベースとなっている。(ニューチャレンジクラスのみHonda 4ストローク150cc以下の規定)
グループIの中学校クラスは、長野県から参加した「篠ノ井西中 Creation」が3連覇を達成。昨年の記録777.061km/リットルを大きく上回る1,008.885km/リットルの好記録だった。
また、164台という最もエントリー台数が多いグループIIの高等学校クラスは、福島県から参加の「松栄高等学校EPL」が1,939.919km/リットルを達成し優勝。
グループIVの一般クラスは、昨年に引き続き「水曜クラブ」が2,851.501km/リットルの記録で優勝するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる最優秀賞“本田宗一郎杯”を受賞した。
海外からも4チームの参加があったニューチャレンジクラスでは、「金沢工業大学夢考房」が1,713.280km/リットルで優勝。
2人乗りクラスは、「茨城県立日立工業高等学校B」の高校生チームが887.549km/リットルの好記録で優勝。
市販車クラスでは、愛知県から参加した「Little Cubs」がこれまでの同クラスの記録を更新する541.461km/リットルで優勝に輝いた。 |