HONDA The Power of Dreams

■開催地：三重県 鈴鹿サーキット
■開催日：7月28日(木曜日)
■天候：晴れ

　7月31日に決勝レースが行われるFIM2005世界耐久選手権シリーズ第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下鈴鹿8耐)が、7月28日(木)に三重県にある鈴鹿サーキットで開幕し、初日の練習(スポーツ)走行と公式練習が行われた。

　今年の鈴鹿8耐では33チームがHondaのマシンを駆ってエントリー。Hondaのワークスチームで昨年の優勝チームである「セブンスター ホンダ」からはHonda CBR1000RRWを駆る宇川 徹選手(千葉県 32歳)・清成龍一選手(埼玉県 23歳)組と藤原克昭選手(山口県 30歳)・クリス・バーミューレン選手(オーストラリア 23歳)組の2チームが参戦している。また2003年の優勝チームである「ホンダドリーム チーム桜井ホンダ」からは、Honda CBR1000RRで岡田忠之選手(茨城県 38歳)・亀谷長純選手(埼玉県 28歳)組と生見友希雄選手(東京都 39歳)・鎌田 学選手(北海道 34歳)の2チームが参戦している。この他にも、前哨戦の鈴鹿300kmレースで3位表彰台を獲得した「モリワキMOTULタイガーレーシング」からは松戸直樹選手(千葉県 32歳)とレオン・キャミアー選手(イギリス 18歳)が参戦。さらに昨年ポールポジションを獲得した「F.C.C. TSR」からは伊藤真一選手(宮城県 38歳)・辻村 猛(大阪府 31歳)組と出口 修選手(愛知県 31歳)・手島雄介選手(埼玉県 23歳)組の2チームが参戦し、昨年3位表彰台を獲得した「ウイダーホンダ学園DDBOYS」からは浜口俊之選手(愛知県 35歳)・森脇尚護選手(三重県 22歳)組がCBR1000RRで参戦する。

　28日の公式練習では、「F.C.C.TSR ZIP-FM Racing Team」の伊藤選手がトップタイムを記録するなど、31日(日)の決勝レースを見据えて、各チームとも順調な仕上がりを見せた。明日の計時予選と30日(土)に開催されるスペシャルステージ(最終予選)で決勝グリッドが決まり、日曜日の11時30分にルマン式スタートで8時間の決勝レースがスタートする。

■#7 宇川徹選手のコメント
「ここまで順調に来ていて、マシンのセッティングも問題なく、タイヤ選択がポイントだと思います。今日の路面は走り始めのときにはあまりよくなかったけど、どんどん良くなってきました。今日は10秒を切るぐらいのタイムでしたが、明日の予選では9秒台で、土曜日のスペシャルステージは間違いなく8秒台ですね。僕等はセブン(7)スターのゼッケン7番だから7秒台に入れたいですよ」

■#7 清成龍一選手のコメント
「僕は湿気が苦手なんですが、今回はヨーロッパから帰ってきて日数があったので、だいぶ暑さにも慣れました。マシンのセッティングは宇川さんがやってくれるので助かっています。今回のライバルは自分と考え、攻めに徹して、自分の走りを少しでも良くしようとしているところです。明日のテーマにはタイヤ選択で、4本と限られているタイヤの中から、決勝に向けて選んでいきたいです」

■#11 藤原克昭選手のコメント
「怪我して以来の走行なので、今日の最初の走行はちょっと厳しかったんですが、2回目、3回目と調子が戻ってきました。マシンのセッティングに関してはクリスと僕はほとんど違わないので問題ないです。タイヤに関しては、まだこれから選んでいくという状況です。クリスは僕にとっても良いパートナーでヨーロッパでもいつも一緒にいるのでコンビネーションは問題ないですね」

■#11 クリス・バーミューレン選手のコメント
「この2日間はマシンもタイヤもヨーロッパで使っているものと違っていたので最初戸惑いましたが、非常に内容の濃いテストができました。今日は初めて28周の周回をしましたが、マシンに慣れればタイムは上げられると思うので、レースウィークでマシンに乗り込みたいと思います。他のチームも速くて強豪が多いけれど、このチームは雰囲気も良く、マシンもチームメイトの克昭（藤原選手）も速いので、決勝では表彰台の一番高いところを目指して頑張ります」

■#71 生見友希雄選手のコメント
「今年で鈴鹿8耐参戦は12年目ですが、2003年に優勝した時の鎌田選手とペアが組めることになり、お互いの癖も判っているので、とても良いコンビネーションで鈴鹿8耐に臨めます。チームのメンバーも、気心が知れているので、表彰台獲得とクラス優勝を目指して頑張ります」

■#71 鎌田学選手のコメント
「今年は鈴鹿8耐参戦が急遽決定したので、完走して結果を残すことを第一に考えて鈴鹿8耐に臨みます。前回優勝(2003年)した時も、出来る事を焦らずやることで結果が残せたので、同じ気持ちで頑張ります」

■#74 岡田忠之選手のコメント
「昨年はマシントラブルで順位を落としてしまいましたが、今年はチームも万全な体制で、ここまできているので心強いです。ペアライダーの亀谷選手も昨年以上にレベルを上げてきているので、決勝では亀谷選手に無事にマシンを渡し、JSBのトップを狙いながら、最終的に表彰台を獲得できればと考えています」