(株)桜井ホンダは、三重県 鈴鹿サーキットにて8月3日(日)に決勝レースが行われる、FIM2003世界耐久選手権シリーズ第6戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下 鈴鹿8耐)に、「チーム桜井ホンダ」として2チーム体制で参戦することを決定した。マシンは2チームとも潟zンダ・レーシングのワークスマシンHonda VTR1000SPWを使用する。 ライダーは、岡田忠之選手(茨城県 36歳)と亀谷長純選手(埼玉県 26歳)が初めてチームを組む。また生見友希雄選手(鹿児島県 37歳)が鎌田 学選手(北海道 33歳)と初めてチームを組み、鈴鹿8耐制覇を狙う。
「チーム桜井ホンダ」はHondaの二輪車販売を主業務としている轄井ホンダが母体のチームであり、ライダー以外のメンバーは全員轄井ホンダの従業員によって構成されている。 鈴鹿8耐には1990年より参戦し、昨年、アレックス・バロス選手(ブラジル 32歳)&武田雄一選手(埼玉県 26歳)組が、チームとして参戦史上最高位となる3位表彰台を獲得している。今年は鈴鹿8耐史上初となる二輪車販売店としての初優勝を狙う。
#74 チーム桜井ホンダ 岡田選手は2001年シーズンを最後にシリーズ戦から引退を表明。昨年は全日本ロードレース選手権にHondaワークスチームの監督として参戦。現在はMotoGPでHondaワークスチームの助監督を務めている。鈴鹿8耐には1988年から参戦し、1995年と1999年に優勝を飾り、昨年も2位表彰台を獲得している。 岡田選手とペアを組む亀谷選手は1996年より、全日本ロードレース選手権250ccクラスに参戦し、今年は開幕戦で念願の初優勝を果たしている。鈴鹿8耐には1999年に参戦した経験を持つ。ベテランであり指導者でもある岡田選手が、好調の亀谷選手をリードすることで、自身の鈴鹿8耐3勝目と「チーム桜井ホンダ」の初制覇を狙う。
#71 チーム桜井ホンダ 生見選手は1999年から「チーム桜井ホンダ」のライダーとして全日本ロードレース選手権に参戦。鈴鹿8耐にも1994年より参戦し、自己最高位は2000年に7位入賞を果たしている。 生見選手とペアを組む鎌田選手は1996年から2年間「チーム桜井ホンダ」から全日本ロードレース選手権に参戦した実績を持ち、今回は古巣からの参戦となる。鎌田選手は現在、潟zンダ・レーシングでHonda RC211VやVTR1000SPWの開発ライダーを務めており、熟知したマシンで自身初の優勝を狙う。(2001年鈴鹿8耐で優勝メンバーともなっているが、この年は決勝レースでは走行していない)。
<岡田忠之選手のコメント> ペアを組む亀谷選手と加藤大治郎選手は、従兄弟であり兄弟同様に育ちました。また私も加藤選手とはHRC、WGPを通して一緒に仕事をした仲であり、公私とも親しくしていました。8耐では、ライバルとして何度も戦った間柄でもあります。今年の8耐に加藤選手が参戦できないことは残念ですが、我々は加藤選手と一緒に走りたいと考え、ゼッケン74番での参戦を桜井さんにお願いし、承諾していただきました。我々はゼッケン74番を背負って走る以上、優勝を目指します。 |