―現在は、全日本ロードレース選手権に参戦しておられますね。そんな玉田選手にとって、8耐参戦はどんな意味があるのでしょう?
8耐は世界選手権。僕は世界選手権に参戦できることを目指していますから、そんな僕の速さを、世界中にアピールできる場だと思う。世界戦の1つのレースとして8耐に取り組んでいます。8耐にはWGPやSBK(※1)で走っているライダーもたくさん参戦しています。そんな世界のライダー達に、普段は全日本で走っている僕が十分通用することを証明できる走りをしたい。ガンガン行きますよ!
―8耐と全日本ロードレース選手権では走り方に違いはありますか?
たくさんあります。まず、スプリント・レースと比べてとても長いレースだし、しかもその中で集中力を途切れさせずに走らなくてはならない。大変だけど、精神力の鍛錬にもなるんじゃないかな。暑い中、8時間も走るのは本当につらいけど(笑)。
それから、バックマーカー(※2)がたくさん出るので、それを上手に抜きながら、いいタイムをキープするのが難しいですね。それに、8耐は1人ではなくライダー2人でペアを組んで走るレース。だから、一番大事なのはペアライダーとのマッチングとチームワークじゃないかな。2人で1台のマシンに乗るので、自分だけ乗りやすいマシンでは戦えない。2人のライダーにとって乗りやすいライディング・ポジションやセッティングを煮詰めていくのも大変な作業ですね。
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―過去の8耐で印象に残っていることは?
大ちゃん(加藤大治郎選手)とペアを組んで参戦した1999年にコケた場面がテレビに写ってしまったこと(笑)。過去の8耐にいい思い出がないので、今年こそは優勝していい思いをしたいですね。
―最後に、今年の8耐にかける意気込みをお聞かせください。
競り合いには絶対に勝つ自信がある。誰にも負けないし負けたくないですね。まだ、8耐の優勝を味わったことがないので、今年こそ優勝するチェッカーを味わいたい。目標は優勝だけです。今年はホンダの6連勝がかかっているけど、それに対するプレッシャーは全くない。何連勝がかかっていようが、いつでも優勝するつもりでレースに取り組んでいるから。でも、ホンダのためにも絶対に優勝したい。6連勝目を飾るのは僕だ!
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