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■日時 ： ２月17日、18日
■開催地 ： フロリダ州マイアミ
■サーキット ： ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ
■コース全長 ： 1.5マイル(約2.4km)/オーバルコース
■天候 ： 17日＝晴れ のち 曇り 一時雨、18日＝晴れ
■気温 ： 17日＝31度、18日＝23度
開幕戦の行われるホームステッド・マイアミ・スピードウェイでのＩＲＬ合同テストが17、18日の２日間に渡り開催された。フロリダ半島南端のオーバルコースに集結したインディカーは21台。23人のドライバーが走り込んだ。
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| マイケル・アンドレッティ |
１日目には雨による走行中断があったが、それも1時間半ほどで済み、夕方になってテストは再開された。２日間で23人のドライバーは4030ラップ＝6045マイルを走破。HondaインディV-8を搭載するマシンに乗るマイケル・アンドレッティ（アンドレッティ・グリーン・レーシング）が最速タイム＝26秒0394（平均速度207.378マイル＝約333.671ｋｍ/ｈ）を２日目の午後に記録した。２日間で４回のテストセッションがあったが、アンドレッティはセッション毎にタイムを向上。仕上がりが極めて順調であることを示していた。
アンドレッティ以外の4人のHondaインディV-8勢も、２週間以内に迫った開幕戦に向けて万全の態勢を整えるべくセッティング作業に打ち込んでおり、ルーキー・ドライバーのロジャー安川は1日目に４番手につける好調なタイムを出し、２日目はレース用セッティングに集中しながらも11番手と順調にテストプログラムを消化した。
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| ロジャー安川 |
今回のテストは、開幕前に行える最後のものであると同時に、開幕戦が行われるサーキットでのテストであることから、極めて重要性が高い。テスト結果はレース・ウィークのパフォーマンスに直結すると考えてよいからだ。レースが近いため、予選用セッティングをトライするチームも多かった中、2種類のシャシー、３種類のエンジンの組み合わせ全てがトップ10に入った。１日目、２日目ともに、トップから10番手までがコンマ５秒以内に並んでおり、各チーム、マシン、そしてドライバーの実力が拮抗していることが改めて確認された。開幕戦から激しいレースが繰り広げられることは間違いない。
●マイケル・アンドレッティ（アンドレッティ・グリーン・レーシング）
これまでにやって来たテストはどれも非常に良かったけれど、今回のホームステッドでのテストも良かった。ホンダ・エンジンは先週行ったフェニックスでのテストから比べてもパワーが上がっている。今回は２日目にとてもいいスピードを出せるようになったし、ハッピーだ。もっとハンドリングを良くしたいし、良くできると思うので、レース・ウィークエンドにそれは実現するつもりだ。開幕からいいスタートを切ることができそうだ。
●トニー・カナーン（アンドレッティ・グリーン・レーシング）
２日間かけてマシンをかなり向上させることができた。我々アンドレッティ・グリーン・レーシングの３人のドライバーは、チームワークもどんどん良くなって来ている。特に予選用セッティングは非常に良いものになっている自信がある。ホンダ・エンジンもパワフルさをさらに増して来ているし、開幕戦ではトップ５を狙い、そのまま勢いを上げてチャンピオンシップを目指す。
●ダリオ・フランキッティ（アンドレッティ・グリーン・レーシング）
３人のチームワークはさらに良くなって、話し合いでお互いがマシンの特性について表現をした時にどういうことを意味しているのかが随分とわかり合えて来ている。この２日間で事前にリストアップして来たメニューのほとんどをこなすことができた。それでも、マシンはもっと良くできると思う。トニーもマイケルも私と同じ部分を向上したいと考えているところがあるので、それをレースの時には実現したい。そのためにも、レースの直前の金曜、土曜の２日間がとても重要になる。
●ケニー・ブラック（チーム・レイホール）
この２日間のテストで、我々のチームには小さなものだが問題が出ていた。それは２日目の後半になって解決されたが、以前にここでテストした時と同じタイムまで回復するところまでしか行かなかった。しかし、前のテストと同じタイムまでは少なくとも戻れた、という考え方もできるね。
●ロジャー安川（スーパー・アグリ・フェルナンデス・レーシング）
上位にホンダ・ドライバーがみんな入ってますよね。今回テストしたエンジンはまた新しいスペックなんですが、レースに向けてまた進化しています。自分たちのチームとしては、今回はこれまでやってきた中で一番いいテストになりましたね。やろうと考えていたことをひとつずつ確実にこなしていけました。ホームステッドは初めてだったので不安もありましたが、レース・セッティングは良いものに仕上げられ、ロングランでのラップタイムも非常に安定していました。チームのおかげで開幕に向けての準備はかなり整えられたと感じています。
●ジーン・ヒンガート（ＨＰＤシニア・エンジニア）
この２日間のテストで大きな進歩を遂げることができた。５台のマシンで多くのデータを収集し、これまでに出ていたいくつかの問題を解決することもできた。開幕を目前に控えた今の時点で、どの技術がレースに投入できるかを確認できた。もちろん、まだ開幕までには、信頼性のあるパッケージとするために、やらねばならないことはたくさんあるが、初めてのレースに向けてはいい感触が得られたと思う。
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