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Lucky Strike B・A・R Hondaは本日、サードドライバーである佐藤琢磨選手が、同チームのドライバーとして2004年からF1グランプリにフル参戦すると発表した。
佐藤選手は、2001年イギリスF3選手権において26戦中12戦優勝し、日本人初のシリーズチャンピオンを獲得した。さらに、世界のF3ドライバーが世界一の座を競う「2001年国際マールボロ・マスターズ」においても日本人として初めて優勝するなど輝かしい成績を飾っている。2002年には、Jordan HondaからF1グランプリにフル参戦し、最終戦日本グランプリでは５位入賞を果たした。
2003年シーズンは、B・A・R Hondaのサードドライバーとして、マシンの開発に携わっている。
●Lucky Strike B・A・R Hondaチーム代表 デビッド・リチャーズのコメント
「５年に渡るジャック・ビルヌーブのチームへの貢献には大変感謝している。しかしながら、チームと彼との契約が終了することにともない、ドライバーラインナップを見直すには適切な時期だと考えている。我々は2004年のジェンソンのチームメイトとして琢磨を歓迎する。彼はこの１年、テストで素晴らしい仕事をしてくれたし、その計り知れない実力も確認されている。琢磨は速いドライバーとして注目されているし、F1の世界で急成長を遂げた。彼が2002年にJordanでドライブしていた時は、レース経験がまだ４年しかなかったが、F1 一年目の彼は時折その片鱗を見せ、年間を通して輝いていた。特に、最終戦の日本GPでの感動的なパフォーマンスは記憶に新しい。その後一年間のB・A・R Hondaでのテストの経験を経た今、彼が元々持っている速さをレースでの速さに結びつける時が来たと確信している。」
●佐藤琢磨選手のコメント
「来年B・A・R Hondaのドライバーに決まったことは、大変光栄です。このことは、自分がこの一年間、目的を達成するためにがんばってきたことの成果だと思っています。そして今回のこの決定で、来年このチームで、再び自分自身を証明できることを楽しみにしています。
レースをしないこの一年は僕にとってとても辛かったけれど、テストでこの一年間に僕たちが成し遂げたことは、とても価値あるものだったし、チームとも強力なパートナーシップが確立できたと確信しています。今年僕はこのチームで、たくさんの人たちと良い関係を築くことができたので、来年は一緒に上手くやっていけると、とてもポジティブに感じています。そして今、３月の開幕戦オーストラリアGPが待ち遠しいです。」
●(株)本田技術研究所 F1プロジェクトリーダー 木内健雄のコメント
「Hondaの誰もが来年、琢磨選手と仕事をすることを楽しみにしています。今年彼が行ったマシン開発については、我々の誰もがその高い開発能力を評価しています。そして、そんな彼の功績は来年のレース結果に必ず反映されると信じています。またHondaは、このチームと共に戦ってきた4年間のジャックのサポートにも感謝の意を表します。今後の彼の活躍を期待します。」
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